デザイナーの種類と職種一覧|役割・必要スキル・採用のポイントを解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

デザイナーの種類と職種一覧|役割・必要スキル・採用のポイントを解説

INDEX

デザイナーといっても、担当する領域や専門分野は大きく異なります。Web、UI/UX、グラフィック、3DCG、空間、ファッションなど、職種ごとに求められる役割やスキルはまったく別物です。そのため、採用や外注を検討する際には「どのデザイナーに、どのような業務を任せたいのか」を明確にしておく必要があります。

本記事では、主要なデザイナー職種を網羅しながら、それぞれの役割・必要スキル・活躍しやすい領域をわかりやすく整理しました。働く環境による強みの違いや、未経験者の見極め方、採用と外注の判断基準も解説します。

自社に合うデザイナーを正しく選び、プロジェクトの成果を最大化するための判断材料として、ぜひ参考になさってください。

デザイナーの種類|職種一覧

デザイナーは領域ごとに担う役割が異なり、必要となる専門性も変わります。まずは、どの領域にどの職種が含まれるのかを一覧で整理し、全体像をつかみましょう。

領域該当する職種
Web媒体

・Webデザイナー
・UI/UXデザイナー
・3DCGデザイナー
・ゲームデザイナー
・モーションデザイナー

印刷・ビジュアル

・グラフィックデザイナー
・DTPデザイナー
・エディトリアルデザイナー
・広告デザイナー
・イラストレーター

プロダクト

・プロダクトデザイナー
・インダストリアルデザイナー

空間

・空間デザイナー
・インテリアデザイナー

服飾

・ファッションデザイナー
・テキスタイルデザイナー

このように領域が分かれているのは、扱う媒体や目的によって求められる知識やプロセスが異なるためです。領域が同じでも、WebデザイナーとUI/UXデザイナーでは担う役割や成果の基準は大きく異なります。

自社が求める人材像を固めるためにも、こうした違いを最初に把握しておくことが大切です。

関連記事:デザイナーの採用が難しい理由は? 採用を成功させる6ステップを紹介

これから採用するならどんなデザイナーがよい?

デジタル施策の比重が高まるなか、企業が求めるデザイナー像にも変化が出てきています。WebやUI/UXの領域はとくに需要が高く、採用競争も激しい状況です。

ここでは、近年ニーズが高まっている職種や、その背景を整理します。自社の課題に合う人材を検討する際の参考にしてください。

Webデザイナーの需要の増加

企業のデジタル化が進むなかでWebサイト制作の需要が高まりつつあります。競合サイトも増えたことで、Webデザインのスキルをもつ人材の確保が企業の競争力に影響しているのです。

さらにCMS運用やレスポンシブ対応など、Webサイトに求められる要件も複雑になってきました。これらに対応するために、即戦力をもつWebデザイナーの確保が急務となっています。

関連記事:Webデザイナーは多すぎる?企業が優秀な人材を見極めるためのポイント

Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い

Webデザイナーのニーズが高まりつつありますが、実はデザイン経験が豊富なデザイナーにはグラフィックデザイナーもいます。

Webと紙の媒体の違いがあり、それぞれの媒体を意識したデザイン制作のスキルが求められるため、職種に応じた依頼をしなければならないのではないか?と考える人もいるのではないでしょうか。

しかし、扱うデザインツールに大きな差はなく、グラフィックデザイナーでもバナーやロゴ作成に対応している人も少なくありません。従来からあるデザイン領域のため、紙とWebの両方に対応しているケースもあるのです。肩書きはデザイナーの得意領域で名乗っているケースもあるため、グラフィックデザイナーとWebデザイナーに大きな違いは見られないこともあります。

関連記事:グラフィックデザイナーとWebデザイナーの違いとは?
関連記事:【比較解説】グラフィックデザインとWebデザインの違い10個

スキルの見極めが大切

自社に合ったデザイナーを採用するには、肩書きだけではなく、スキルを見極めることが大切です。デザイナーのスキルチェックにはポートフォリオや実技課題が役立ちます。

制作物のビジュアルだけではなく、ターゲットや課題の理解などがきちんと解説されているかを確認しましょう。使用ツールの記載やトレンドデザインなども採用されているかで、事業への貢献度を測ることができます。

関連記事:ポートフォリオの意味や役割、評価ポイントをわかりやすく解説
関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためポイント6つを解説

デザイナーの職種別のスキルと役割

デザイナーは職種によって担う役割や必要なスキルが大きく異なります。ここでは主要な職種を領域別に整理し、それぞれの特徴や確認すべきポイントをまとめました。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイト・LP・バナーなどオンライン媒体のビジュアル制作を担当します。情報を整理し、見やすさと使いやすさを両立させながらサイト全体の体験を整える役割を担います。

<年収相場>
451万円

<必須スキル>

  • デザインツールの操作ができる
  • レイアウトと配色の基本を理解している
  • Web制作の流れを把握している

<ポテンシャルスキル>

  • 課題を汲み取り要点をまとめられる
  • 情報を整理して画面構成の落とし込める
  • 制作意図を相手に伝えられる

ポートフォリオでは、課題の捉え方や改善プロセスが説明されているかを確認します。構成力や理由付けが整理されていれば、経験が浅くても実務に適応しやすいタイプと判断できます。

(参考:求人ボックス「Webデザイナー」)

関連記事:Webデザイナーの種類とは?依頼目的ごとのおすすめを紹介

UI/UXデザイナー

UI/UXデザイナーは、アプリやWebサービスの操作画面設計と体験設計を担当します。見た目だけでなく、ユーザーがストレスなく目的を達成できる動線や構造を整える専門職です。

<年収相場>
645万円

<必須スキル>

  • ワイヤーフレームを作成できる
  • UIの基本ルールを理解している
  • 行動データや課題を整理できる

<ポテンシャルスキル>

  • 課題から改善案を考えられる
  • 仮説を立てて検証に進める
  • 意図をわかりやすく説明できる

「課題>仮説>改善」の流れを言語化できるかがポイントです。成果物の見た目だけで判断せず、プロセスの再現性を確認しましょう。サービス改善の経験がある人材は投入直後から動きやすいため、実績内容にも注目します。

(参考:求人ボックス「UIデザイナー」「UXデザイナー」)

関連記事:UI/UXデザイナーとは?仕事内容や効率的な採用方法を徹底解説

3DCGデザイナー

3DCGデザイナーは、立体モデルやアニメーションの制作を担当します。広告・Web・ゲーム・製造業など幅広い領域で活用されるため、用途に合わせた表現と調整が求められます。

<年収相場>
483.9万円

<必須スキル>

  • 3Dツールを扱える
  • モデリングの基本を理解している
  • 質感や光の表現を調整できる

<ポテンシャルスキル>

  • 立体の特徴を正確に捉えられる
  • 表現を用途に合わせて調整できる
  • 自走して制作を進められる

作品のクオリティだけでなく「用途に合わせてどこを調整したか」を説明できるかを確認します。制作工程の理解が深い人は、他職種との連携がスムーズです。

(参考:厚生労働省 Jobtag「CGデザイナー」)

関連記事:3Dデザイナーとは?仕事内容やスキル、需要の変化について解説

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、UIやキャラクター、背景などゲーム内の世界観を構築する役割を担います。ユーザーを飽きさせない体験設計や動線作りが求められます。

<年収相場>
479万円

<必須スキル>

  • UI表示の基礎を理解している
  • 画面演出を考えられる
  • モーションの流れを把握している

<ポテンシャルスキル>

  • 複数の案を考えられる
  • 状況に合わせて表現を変えられる
  • 表示の意図を言葉で伝えられる

完成品の見た目だけでなく、ゲームの理解度や企画意図を説明できるかが重要です。多職種との連携も多いため、制作背景を共有できる人ほど扱いやすいです。

(参考:求人ボックス「ゲームデザイナー」)

関連記事:ゲームデザイナーとは?採用できるサービスまで解説

モーションデザイナー

モーションデザイナーは、動画広告やアニメーション演出を担当します。SNS広告の需要増により、短尺で印象を残す表現が求められる領域です。

<年収相場>
496万円

<必須スキル>

  • 『After Effects』を操作できる
  • 動きの基本を理解している
  • 絵コンテの内容を再現できる

<ポテンシャルスキル>

  • 表現を目的に合わせて調整できる
  • 動きのタイミングを掴める
  • 指示の意図を正しく解釈できる

アニメーションの意図を説明できる人は再現性が高く、短納期の案件でも安定して進行できます。演出の幅や調整の柔軟性にも注目するとミスマッチを防げます。

(参考:求人ボックス「モーションデザイナー」)

関連記事:ゲームデザインとは?外注する先の依頼先も紹介

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、広告・紙媒体・ポスターなどのビジュアル制作を担当します。情報を整理し、読み手に伝わる形へ仕上げる役割です。

<年収相場>
477万円

<必須スキル>

  • レイアウトの基本を理解している
  • 配色や文字組みを扱える
  • Photoshop/Illustratorが使える

<ポテンシャルスキル>

  • 表現の意図を説明できる
  • 目的に合う表現を考えられる
  • 複数案を比較して整理できる

見た目だけでは判断しにくいため「なぜその表現にしたのか」を説明できるかが重要です。Web媒体にも対応できる人材は業務の幅が広く、兼任しやすい傾向があります。

(参考:求人ボックス「グラフィックデザイナー」)

関連記事:グラフィックデザインの種類とは?企業が活用するメリットも解説

DTPデザイナー

DTPデザイナーは、チラシやパンフレットなどの印刷物を制作します。印刷仕様に合わせた正確なデータ調整が求められる職種です。

<年収相場>
418万円

<必須スキル>

  • デザインソフトを扱える
  • 文字組みの基礎を理解している
  • 印刷工程を理解している

<ポテンシャルスキル>

  • 細かい部分に気づける
  • 情報を簡潔にまとめられる
  • 要件に合わせて調整できる

印刷後は修正が効かないため、入稿ルールを理解しているかを重視します。制作会社経験者は即戦力になりやすいです。

(参考:求人ボックス「DTPデザイナー」)

エディトリアルデザイナー

エディトリアルデザイナーは、書籍や広報誌など文章量の多い媒体のレイアウトを担当します。読みやすさと構成のわかりやすさが求められる職種です。

<年収相場>
483万円

<必須スキル>

  • 文字組みの基礎スキル
  • ページ構成の提案
  • デザインソフトを扱える

<ポテンシャルスキル>

  • 文章の要点をつかめる
  • 情報の優先度をつけられる
  • 意図をていねいに説明できる

誌面は読みやすさが成果につながります。ポートフォリオチェックでは構成の意図を確認し、その説明からスキルレベルを判断できます。

(参考:Indeed

関連記事:ビジュアルデザインとは?その役割や活用シーンについて解説

https://www.xdesigner.jp/contents/visual-design

広告デザイナー

広告デザイナーは、バナーやLP・SNS投稿など集客や訴求を目的としたデザインを手がけるのが仕事です。

<年収相場>
467万円

<必須スキル>

  • 訴求内容を整理できる
  • 要素の配置を判断できる
  • バナーやLPデザインを制作できる

<ポテンシャルスキル>

  • 成果から改善案を考えられる
  • データを見て判断できる
  • 目的に合わせて表現できる

近年は動画広告やモーショングラフィックスなど動きのある表現を採り入れたものも増えてきました。成果に直結する職種のため、改善提案ができる人材が理想です。数字を見て判断できる人は長期的に伸びやすい傾向があります。

(参考:求人ボックス「広告デザイナー」)

関連記事:広告デザイナーとグラフィックデザイナーの違いと効果的な採用手法も解説

イラストレーター

広告系のイラストレーターは、Webサイトのビジュアルや広告媒体用のイラストなどを描く職種です。

<年収相場>
424万円

<必須スキル>

  • 案件ごとにタッチを変えられる
  • デザインソフトを扱える

<ポテンシャルスキル>

  • 指示を正確に理解できる
  • テイストを変えた複数案を作成できる
  • 制作意図をわかりやすく説明できる

アイコンやコンテンツ内の図解・イメージイラストの作成などでオリジナリティをもたせたいときに活躍します。タッチの相性と再現性がもっとも大切です。複数のテイストに対応できる人材は業務の幅が広く、制作面の負担も軽減できます。

(参考:求人ボックス「イラストレーター」)

関連記事:デザイナーとイラストレーターの違いとは?仕事内容や必要なスキルを解説

プロダクトデザイナー

プロダクトデザイナーは、生活用品・家電・雑貨など立体物のデザインを担当します。見た目だけでなく、操作性や製造のしやすさを踏まえた形状を考える職種です。

<年収相場>
724万円

<必須スキル>

  • UI/UXデザインのスキル
  • デジタルツールを扱える
  • 素材や加工の理解がある

<ポテンシャルスキル>

  • 製造工程をイメージできる
  • 課題や改善点を見つけられる
  • アイデアを具体的なかたちにできる

そのプロダクトの製造プロセスの理解が求められます。製造側との連携が必要となるため、工程の理解が深い人は強みになるでしょう。

(参考:求人ボックス「プロダクトデザイナー」)

関連記事:【企業向け】プロダクトデザイナーとは?その仕事内容や探し方を解説

インダストリアルデザイナー

インダストリアルデザイナーは、工業製品の形状・構造・機能を設計する職種です。技術面とデザイン面の両方を理解し、実現性を踏まえてデザインをします。

<年収相場>
483.9万円

<必須スキル>

  • 3DCADを扱える
  • 構造の理解がある
  • 工業製品の知識がある

<ポテンシャルスキル>

  • 問題点を見つけられる
  • 素材・構造など工学の知識
  • コミュニケーションスキル

工場での製造条件を踏まえたデザインができる人は即戦力です。実務経験の有無が成果につながりやすいため、過去の担当領域を確認することが大切です。

(参考:厚生労働省Jobtag「インダストリアルデザイナー」)

空間デザイナー

空間デザイナーは、店舗・展示会ブース・公共施設などの空間構成を担当します。動線・照明・配置といった要素を組み合わせ、現場での調整まで行うケースもあります。

<年収相場>
474万円

<必須スキル>

  • 図面を読める
  • 空間の配置を考えられる
  • 現場とのやりとりができる

<ポテンシャルスキル>

  • 柔軟な対応ができる
  • 現場の状況を理解できる

空間デザイナーは現場作業が多いため、コミュニケーション力と状況の判断力が重視されます。実務経験によってスキル差が大きいため、事前にこれまでの現場経験を確認しておきましょう。

(参考:求人ボックス「空間デザイナー」)

インテリアデザイナー

インテリアデザイナーは、住宅・店舗・オフィスなどの内装をデザインします。素材・色・家具などを組み合わせ、空間全体の印象を整える職種です。

<年収相場>
458万円

<必須スキル>

  • 配色を扱える
  • 適切なレイアウトを考えられる
  • 素材・材質の特徴を理解している

<ポテンシャルスキル>

  • 要望や情報を整理できる
  • アイデアを形にして提案できる
  • 提案内容を説明できる

テイストと依頼内容の相性を重視します。提案の根拠がしっかりしている人はクライアントワークでも安定します。

(参考:求人ボックス「インテリアデザイナー」)

ファッションデザイナー

ファッションデザイナーは、洋服・小物・アクセサリーのデザインを担当します。トレンドを踏まえながらブランドの方向性に合わせた企画を行う職種です。

<年収相場>
420万円

<必須スキル>

  • デザイン画を描ける
  • 生地の特性を理解している
  • パターンの基礎がある

<ポテンシャルスキル>

  • アイデアをまとめられる
  • 表現を調整できる
  • 指示を理解して進められる

デザインの方向性がブランドイメージと合うかがもっとも重視してほしいポイントです。ポートフォリオをチェックして、自社ブランドのイメージに合う人は活躍しやすい傾向があります。

(参考:求人ボックス「ファッションデザイナー」)

テキスタイルデザイナー

テキスタイルデザイナーは、生地の柄やパターンをデザインします。アパレルや雑貨ブランドで幅広く求められる職種です。

<年収相場>
442万円

<必須スキル>

  • 柄の構成を考えられる
  • 色の組み合わせを扱える
  • 素材の特徴を理解している

<ポテンシャルスキル>

  • 新しい柄を考えられる
  • 目的に合う案を作れる
  • 説明しながら方向性を調整できる

柄の方向性とブランドの相性が重要です。幅広いパターンを作れる人は活用範囲が広く、安定した成果が期待できます。

(参考:求人ボックス「テキスタイルデザイナー」)

働く環境ごとに異なるデザイナーの経験と強み

デザイナーは働く環境で身につくスキルが異なります。書類選考で経歴を評価する際の参考になさってください。

1. 事業会社(インハウス)で働くデザイナー

インハウスデザイナーは、自社サービスや製品のデザイン業務を継続的に担当します。担当領域が深まり、ブランド理解が進む点が特徴です。

<事業会社で働く強み>

  • 自社ブランドの理解が深い
  • 長期改善で成果を積みやすい
  • 社内調整がスムーズ

ブランド運営や自社サイトの更新が多い企業に向いています。事業背景を理解しながら継続的に改善できるスキルを備えているため、育成前提の採用とも相性が良いタイプです。

2. 制作会社で働くデザイナー

制作会社のデザイナーは、さまざまなクライアントの案件を担当し、幅広い業界で経験を積みます。スピードとクオリティのバランスが求められる環境です。

<制作会社で働く強み>

  • 多様な業界・媒体の経験が豊富
  • スピーディに制作を進められる
  • クライアント対応に慣れている

複数案件を並行して進めているため、実務スピードが総じて高い傾向があります。業界特化の制作会社出身者は、自社の業種と経験が一致している場合、即戦力として期待できるでしょう。

3. 広告代理店で働くデザイナー

広告代理店のデザイナーは、広告施策全体を理解したうえでクリエイティブを制作します。マーケティング部門と連携するケースも多い環境です。

<広告代理店で働く強み>

  • 訴求の組み立てが得意
  • 成果を意識した制作ができる
  • 多職種と連携しやすい

広告の改善サイクルをまわした経験があるため、成果指標にくわしい人材が多い傾向があります。集客施策を強化したい場合に適しています。

4. 公的機関で働くデザイナー

公的機関のデザイナーは、行政文書や広報物をわかりやすく伝えるための表現を担当します。部署や外部団体と協働しながら進めるケースが多いのが特徴です。

<公的機関で働く強み>

  • 複雑な情報をわかりやすく整理できる
  • 多方面との調整をていねいに進められる
  • 制約下で改善案を考えられる

正確性とていねいさが求められる領域で強みを発揮します。住民向け説明資料のようなわかりやすさを重視した制作物が多いため、情報設計がていねいな人材を求める企業におすすめです。

5. フリーランスデザイナー

フリーランスのデザイナーは、案件ごとにさまざまなプロジェクトに参画します。得意領域を中心に幅広い表現・媒体に触れているケースが多い職種です。

<フリーランスデザイナーの強み>

  • 対応できる媒体が広い
  • 少人数でスムーズに進行できる
  • 柔軟な提案がしやすい

担当者が一人のため進行がシンプルです。短期案件やスポット対応に強く、社内リソースが不足している状況で活躍しやすい傾向があります。業務範囲を事前に明確にしておくことでトラブルを防げます。

フリーランスへの依頼は原則、業務委託契約です。雇用契約と違う点が多いため、企業側でも理解しておく必要があります。以下の資料で業務委託契約について詳しい内容をまとめました。無料でダウンロードいただけますので、ぜひお役立てください。


【お役立ち資料】
はじめての業務委託採用

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未経験デザイナーの将来性を見極めるコツ

デザイナーは領域をまたいで成長するケースが多く「経験年数」だけでは判断しきれない場面が増えています。ここでは、経験が浅い人材でも将来的に戦力になり得るかを判断するためのポイントをまとめます。

これまでの経験からポテンシャルを探る

未経験でも、これまでの業務で培った要素を活かせるケースは少なくありません。たとえば、前職で企画書を作成していた人なら、情報を整理して構成する力がデザイン業務にも応用できます。また、接客経験がある人はユーザー視点で物事を捉えやすい傾向があります。

大切なのは経験の多さよりも、「その経験をどう活かせるか」を説明できるかどうかです。業務の振り返りや課題への向き合い方が整理されている人は、デザイン領域に転身しても伸びやすいタイプと言えます。

ポートフォリオで実務スキルを確認する

未経験者ほど、ポートフォリオは判断材料として重視すべきです。完成物の見た目だけではなく「どの課題に対して、どのような意図で作ったのか」が言語化されているかを確認しましょう。

制作過程がていねいに説明されていれば、実務で必要となる再現性をもっている可能性が高くなります。

たとえシンプルな課題でも、課題の捉え方や工夫の跡が見える人は実務に馴染みやすいでしょう。逆に、見た目は整っていても説明が不十分な場合は、実務の流れを理解するまでに時間がかかる可能性があります。

教育コストの必要度を確認する

未経験者を採用する際は、スキルの伸びしろとあわせて「どれくらいのフォローが必要か」を見積もることも大切です。デザイン業務は調べながら進める場面が多いため、自分で情報を集めて試行錯誤できるタイプは立ち上がりが早い傾向にあります。

一方で、細かい指示が必要なタイプだと教育コストが膨らむことも。実務未経験でも指示の意図を理解して、フィードバックを次の改善に活かせる人は成長が期待できます。

組織側の受け入れ体制と照らし合わせながら、無理のない採用判断を行うことが大切です。

事前に求めるスキルなど理想の人材像を描いておくと選考の際にスムーズです。以下の資料で採用時のミスマッチ防止に役立つペルソナ作成ガイドを無料で配布しています。ぜひご覧ください。


【お役立ち資料】
採用ペルソナ作成ガイド

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デザイン業務はフリーランスに依頼しよう

デザイン業務は必要なスキルや制作量に応じて外部のプロへ依頼することで効率よく質の高い成果物を得ることが可能です。ここでは、企業がフリーランスデザイナーを活用するメリットについて解説します。

プロジェクトにあわせた柔軟な依頼が可能

フリーランスは、固定費をかけずに必要なときだけ依頼できる点が大きな魅力です。サイトリニューアルや広告キャンペーンなど、社内のリソースだけでは対応しにくい場合でも柔軟に稼働してもらえます。

通年でデザイン業務がない部署でも、リソース調整がしやすいのです。予算にあわせた依頼もできます。

業務委託には請負契約と準委任契約があり、契約形態を理解することで活用の幅が広がります。以下の資料でくわしく解説しています。ダウンロードは無料です。


【お役立ち資料】
業務委託の契約形態 比較表

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専門スキルをもつプロへ依頼できる

UI/UXやモーション、3DCG、広告など、デザイン領域は細分化されています。フリーランスには特定領域に特化している人が多く、求めるスキルセットをもつデザイナーにピンポイントで依頼できるのが強みです。

ツールや手法のアップデートにも敏感なため、専門性の高い案件では特に頼りになります。

専門領域に特化した人材を採用するには、人材に求める能力や役割、経歴などを明確に記載することが大切です。以下では募集・採用の際に役立つジョブディスクリプションの作成方法を解説しています。

テンプレートを無料でダウンロードできますのでぜひお役立てください。


【お役立ち資料】
ジョブディスクリプション作成ガイド

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コミュニケーションが取りやすい

フリーランスは窓口が一人のため、連絡やすり合わせがスムーズです。制作会社のように複数名を介さずに話が進むため、修正のやりとりや提案の反映が早く、プロジェクト全体のスピードを損ないません。

短納期の依頼や、こまめなやり取りが必要な案件と相性が良い働き方です。よりスムーズなやり取りを求めるなら、企業側でも体制づくりが必要です。

以下の資料ではフリーランスを活用する際に役立つマネジメント方法について解説しています。無料でダウンロードが可能です。


【お役立ち資料】
外部人材とのコミュニケーションとマネジメント

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経験豊富なフリーランスデザイナーに仕事を依頼したいのならクロスデザイナーがおすすめ!

デザイナーの種類についてお伝えしてきました。デザイナーの種類は領域や働く環境などで異なります。採用するときは、採用要件を明確にしたうえで、応募書類や面接で要件を満たしているのかを確認することが大切です。

デザイナー採用を考えているけれど、最初は効率よくスポットで外注に頼みたいのなら、フリーランスデザイナーが揃っている『クロスデザイナー』がおすすめです。

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  • クロスデザイナーの特徴
  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
  • 各サービスプラン概要
  • 支援実績・お客様の声
西原 小晴
記事を書いた人
西原 小晴

セールスライター/コンテンツディレクター。合同会社ウォンバット。京都府立大学農学部卒。印刷会社・マーケティング会社・デザイン会社にて知見を深め、累計8億以上の売上をサポートする。化学・製造DX・Webデザイン・ライティング・マーケティング分野が専門。

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