
一口にデザイナーといっても、その職種や担当領域はさまざまです。WebデザイナーやUI/UXデザイナー、広告デザイナーなど、分野ごとに求められるスキルや経験は大きく異なります。
業務内容や働き方によって最適なデザイナーの種類が異なるため、事前に依頼内容や求める人物像を決めておくことが大切です。
本記事では、デザイナーの種類別に仕事内容やスキルの違いを解説します。働く環境別の特徴もまとめました。目的に見合った人材を見極めて、適切な採用と外注の判断をするためにも参考になさってください。
デザイナーの仕事の種類は領域で異なる
デザイナーは担当領域によって、仕事内容や知識、スキルが異なります。まずは代表的な5つの領域について解説します。
Web媒体
Web媒体には、Webサイトやアプリケーション、Web広告などがあります。デザイナーはおもにこれらの画面設計・UIデザインやビジュアル制作を担当します。
WebデザイナーやUI/UXデザイナー、3DCGデザイナーなどが該当し、見た目だけではなく、操作性や動線設計も重視されます。導線設計やユーザビリティへの配慮、SEOといったWeb特有の要素を踏まえたデザインが求められる点が特徴です。
印刷媒体
パンフレットやポスター、チラシなど紙媒体を扱う領域です。グラフィックデザイナーやDTPデザイナー、エディトリアルデザイナーなどが代表的です。
一度印刷したら修正できないため、仕上がりを見越した色味の調整やフォントのバランスなど、視覚的に情報を伝えるスキルが活かされる領域です。
プロダクト設計
家電や家具、生活雑貨など立体物の形状や機能をデザインする領域です。使いやすさや安全性、製造のしやすさなど実用面を含めてデザインします。
3Dモデリングや素材知識にくわえて、ユーザー視点と技術的な視点のバランス感覚が求められる職種です。
空間設計
空間設計は、商業施設や展示会のブース、インテリアなど空間そのものが領域です。インテリアデザイナーや空間デザイナー、ディスプレイデザイナーなどが含まれます。
人の動線を踏まえて、照明などのレイアウトを決めて組み立ていきます。図面制作だけではなく、現場での調整など実作業が多いのも特徴です。
衣服・服飾
アパレルやファッション小物、テキスタイルなどを扱う領域です。ファッションデザイナーやテキスタイルデザイナーがおもな職種です。トレンドやブランドの理解、素材を活かしたデザインを制作します。近年は3DCGソフトを使用した試作品制作などデジタル化が進んでいます。
Webデザイナーの種類と仕事内容
近年、WebサイトやWebサービスの需要が拡大したことで、Webデザインは領域ごとの専門性が高まりつつあります。ここでは需要の高いWeb領域のデザイナーの種類と仕事内容について解説します。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、Web領域におけるデザインをする人のことを言います。見た目の美しさだけでなく、ユーザビリティや使いやすさに配慮しながら制作を行います。
平均年収は465万円です。対応領域やスキル、実績によって異なります。
Webデザイナーの仕事内容は、クライアントの要望をヒアリングして、イメージを形にしていくために、構成やデザインを行います。ただ見た目良くデザインするだけでなく、更新のしやすさを意識して作り上げるのも重要な仕事です。
(参考:求人ボックス Webデザイナー)
関連記事:Webデザイナーの種類とは?依頼目的ごとのおすすめを紹介
UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーは、Webサイトやアプリなどの操作画面を使いやすいように設計する専門職です。「UI(ユーザーインターフェース)」はボタンなどの配置・見た目のデザインを指しており、「UX(ユーザーエクスペリエンス)」は操作から生まれるユーザーの体験そのものを指しています。
UI/UXデザイナーの平均年収は648万〜671万円です。
Webサイトの場合、CVや離脱率にも大きく影響するため、ユーザーのニーズや行動分析などデータにもとづいたデザインスキルが求められる職種です。
関連記事:UI/UXデザイナーとは?仕事内容や効率的な採用方法を徹底解説
広告デザイナー
広告デザイナーは、バナーやLP・SNS投稿など集客や訴求を目的としたデザインを手がけるのが仕事です。平均年収は467万円となっています。
近年は動画広告やモーショングラフィックスなど動きのある表現を採り入れたものも増えてきました。トレンドの理解や新しいツールを使いこなすスキル、マーケティングスキルなどが活かされる職種です。
(参考:求人ボックス 広告デザイナー)
関連記事:広告デザイナーとグラフィックデザイナーの違いと効果的な採用手法も解説
3DCGデザイナー
3DCGデザイナーは、Webサイトやアプリ、広告などに使われる立体的な3DCGモデルを制作する専門職です。平均年収は3Dモデルやモーションによる演出など、ユーザーの目を引くデザインを制作します。平均年収は483万円です。
製造業や不動産などで、ユーザーにわかりやすく伝えるために3DCGが使われることも増えてきました。没入感のあるデジタル体験を演出したいシーンで活躍します。
(参考:厚生労働省 Jobtag「CGデザイナー」)
関連記事:3Dデザイナーとは?仕事内容やスキル、需要の変化について解説
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーは、ゲーム内のUIデザインや背景、キャラクターなどゲームの世界観をデザインする職種です。平均年収は507万円になります。近年では、スマホアプリやWebブラウザゲームの増加にともない、Web領域とのクロスメディア戦略の立案も業務としてあげられます。
ゲーミフィケーションなどユーザーに飽きさせない体験設計が重視されるため、さまざまなスキルをもつデザイナーが多くいます。
(参考:求人ボックス ゲームデザイナー)
イラストレーター
広告系のイラストレーターは、Webサイトのビジュアルや広告媒体用のイラストなどを描く職種です。平均年収は400万円になります。
アイコンやコンテンツ内の図解・イメージイラストの作成などでオリジナリティをもたせたいときに活躍します。目的に合ったテイストやタッチで描くイラストレーターを見つけるのがポイントです。
(参考:求人ボックス イラストレーター)
関連記事:デザイナーとイラストレーターの違いとは?仕事内容や必要なスキルを解説
デザイナーのキャリアと役職の種類
デザイナーのキャリアは経験を積み重ねることで、担当領域や責任の範囲が広がります。採用時にどのレベルの人材が必要なのか判断しやすいように、役職ごとの役割や経験値の目安について解説します。
アシスタントディレクター
アシスタントディレクターは、デザイン制作の現場で実務や進行管理を担うポジションです。デザイナーとして実務経験を2〜3年程度積んでいる人が多くいます。
<主な役割>
- 制作進行の補助
- 素材管理
- 提案資料の作成補助
- 品質管理
実務経験を積んでディレクションスキルを身につけていき、チームの橋渡し役として動きます。
関連記事:Webデザイナーのアシスタントの仕事内容は?必要なスキルやメリット・デメリットを解説!
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作の全体進行を担う職種です。Webデザイナーとして3〜5年程度の実務経験を積み、企画やディレクション経験を経て担当します。
<主な役割>
- クライアントとの交渉
- Webサイト設計
- ワイヤーフレーム作成
- タスク管理
デザイナーとエンジニアの橋渡し役として大切な役割を持っています。制作プロセスやクライアントとの交渉、要件定義など幅広いスキルをもつ人材が多いです。
関連記事:【企業向け】WebディレクターとWebデザイナーの違いとは?役割や依頼料について解説!
アートディレクター
アートディレクターは、デザインのビジュアル面の品質管理を担います。デザインの方向性やコンセプトを決める責任者です。アートディレクターを任されるデザイナーは、デザイナーとして5年以上の経験と、チームリーダーの経験が目安です。
<主な役割>
- ビジュアル設計の統括
- チームディレクション
- トンマナ設計
- 品質管理
デザインの品質を守るため、複数のデザイナーをまとめるためのマネジメントスキルが求められます。
関連記事:アートディレクターとは?デザイナーとの違いや向いている人の特徴、仕事内容や平均年収も解説
クリエイティブディレクター
クリエイティブディレクターは、プロジェクト全体の企画・構成・演出などを総合的に統括するポジションです。アートディレクターやWebディレクターとしての実績や戦略立案の経験をもっている人材が活躍しています。
<主な役割>
- 企画提案
- プロジェクト全体設計
- ブランディング設計
- 社内外の調整
マーケティング戦略やブランディングに関与することも多く、クリエイティブ面での最高責任者として活躍します。
関連記事:クリエイティブディレクターとは?役割・仕事内容・スキルについて解説
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働く環境ごとに異なるデザイナーの経験と強み
デザイナーは働く環境で身につくスキルが異なります。書類選考で経歴を評価する際の参考になさってください。
1. 事業会社(インハウス)で得られる経験
事業会社など一般的な企業で自社Webデザインの制作を担当するデザイナーをインハウスデザイナーといいます。自社の製品やサービス、ブランディングに関わるデザインを担当します。
事業会社で経験を積んだデザイナーを採用するメリットは以下のとおりです。
すぐにデザインを依頼できる
自社Webサイトの更新の頻度が高い場合、その都度外注に任せていては時間もコストもかかります。また、これからWebサイトを作成する場合、依頼先を探すところから始めなければならず、自社のブランドに合うかどうかなど見極めに時間がかかります。
しかし、自社でデザイナーとして採用することで、必要なときにすぐに依頼できるメリットがあります。依頼先を探す手間もなく、スピード感のある制作が可能です。
ノウハウを積み重ねている
インハウスデザイナーは、ブランドに合わせたトンマナを理解したうえでデザインを制作します。トンマナとは、トーンとマナーを合わせた言葉で、デザインのコンセプトやイメージに一貫性を持たせるルールのことです。
外注の場合、細かくトンマナを説明しなければならず、チェックする時間も手間もかかりますが、自社の人材であれば、トンマナの細かい説明や具体的な指示を出さずとも、イメージに近いデザインが上がってくる可能性が高くなるでしょう。
こうしたノウハウを積み重ねているため、スピード感のあるデザイン制作が期待できます。
自社ブランドを深く理解している
ブランドをデザインで表現するには、デザイナーが企業の事業内容や想いなどを深く理解している必要があります。インハウスデザイナーであれば、普段から寄り添ってデザイン制作を行っているため、企業理念や代表メッセージを理解できるでしょう。
デザインに対するこだわりが強い企業は、インハウスデザイナーがいた方が理想的なデザインを制作できる期待が高まります。
関連記事:はじめてのデザイナー採用におすすめの方法は? 失敗しないための5つのポイントも解説
2. 制作会社で得られる経験
制作会社で経験を積んでいるデザイナーは、クライアントワークの経験が豊富です。クライアントがイメージするデザインから、コンテンツ制作、機能面まで、コミュニケーションを取りながら要望に沿って制作します。
チームで担当することが多く、企画から完成までのスケジュールまで管理してくれるため、高いクオリティのサイト制作が期待できます。制作会社での経験をもつデザイナーの特徴や強みは以下のとおりです。
特定分野に特化したデザインスキルがある
デザイン制作会社と言っても、得意分野はさまざまです。なかには医療系など特定の分野に特化したデザイン制作会社もあります。
目的に合わせたデザインをしてもらうには、自社の業界や業種でのデザイン制作の経験があるかをチェックしましょう。デザイナーの得意分野とマッチしている場合、採用後も質の高いデザインの提供と活躍が期待できます。
運用・保守など公開後のサポートも依頼できる
Webサイトは公開したら終わりではありません。公開後にはサイトの訪問者のアクセス解析をしたり、実際望んでいる効果が出ているか数値分析をする必要があります。また、SEO対策やコンテンツ更新といった運用、障害の原因究明や復旧といった定期的な保守も必要です。
制作会社での経験をもつデザイナーのなかには、公開後の運用・保守の知識をもっている人もいます。Webサイトの構造などを理解しているためスムーズです。制作スキルだけではなく、保守・運用もまかせられるか確認しておきましょう。
関連記事:デザイナーをジョブ型で活用するには?進め方のポイントを解説
3.広告代理店で得られる経験
広告代理店での経験をもつデザイナーは、クライアントワークだけではなく、プロモーションや広告戦略の立案、広告制作など、さまざまなメディアの制作経験が期待できます。
マーケティング部門などと連携して業務を進めるため、高いコミュニケーション能力とさまざまなプロジェクトに対応できるアイデアの引き出しの豊富さ、高いスキルが期待できます。ほかには以下のようなスキルが期待できます。
マーケティング戦略の立案を依頼できる
広告代理店は、デザイン制作だけでなく、マーケティング戦略の立案や、総合的なプロモーション展開の企画を依頼することができます。ターゲット層によって適した広告を選定してくれるなど、総合的なプロモーション展開などでスキルを発揮してくれるでしょう。
広告の運用・管理や分析ができる
広告の運用・管理や分析まで任せられるケースも少なくありません。培ったノウハウをもとに、データ分析や改善案も期待できます。
また、広告業界はトレンドの移り変わりが早いため、トレンドの情報や、成果が出る施策の提案が期待できます。
デザインから広告まで依頼できる
総合的な戦略展開を一貫して任せることができるため、手間や労力の軽減につながります。広告クリエイティブには、サイトデザインと一貫性が保たれたクオリティも期待できます。
さらに、ディレクション業務の経験がある場合、依頼内容に合わせて最適なクリエイターチームをつくり、掲載する広告媒体が多岐に渡る場合でも、品質が保たれたクリエイティブも期待することが可能です。
関連記事:デザイナー採用に必要なジョブディスクリプションとは?作成のポイントも紹介
4. 公的機関で得られる経験
自治体など公的機関で広報物やWeb制作の経験をもつデザイナーは民間企業とはとくなる特性をもつことがあります。強みや特徴は以下のとおりです。
多様な協働プロジェクトの経験がある
公務員デザイナーは、他部署や外部団体と連携をして地域課題の解決や市民サービスの向上を目指すプロジェクトに関わる機会が多くあります。市民参加型のワークショップや地域イベントの広報物のデザイン制作、行政プロジェクトなどさまざまな立場の人々と協働して進める経験を積んでいるため、調整力や合意形成などのスキルに長けている傾向があります。
わかりやすく情報を伝える力がある
行政から発信する制作物では、専門的で複雑な内容が含まれることも多くあります。それらをいかに住民に伝わりやすく表現できるかが重視されます。そのため公務員デザイナーには「誰にでもわかりやすく伝える」ことを前提とした情報設計や視覚表現に優れており、読み手に配慮したデザイン制作が期待できます。
課題解決力の実績も豊富
公的機関では予算や制約があるなかで、地域課題をデザインの力で解決することが求められます。こうした制約のなかで制作を進めていく実行力と改善力を備えているケースも少なくありません。
携わったプロジェクトについて気になるときは、面接でくわしく聞いてみてもよいでしょう。
関連記事:【企業向け】デザイナー面接質問例|成功させるコツを解説
5. フリーランスで得られる経験
デザイナーはフリーランスとして活躍する人が多い職種です。制作会社などで経験を積んで独立するケースが多くあります。
成果物のクオリティや納期など具体的な条件を明確に設定することで、円滑なプロジェクト進行を図ることができます。フリーランスデザイナーの強みや特徴は以下のとおりです。
多様なプロジェクトを経験している
企業や組織に属しておらず、単独でさまざまなプロジェクトに参画しています。そのため、幅広い業界や業種のデザイン制作の経験があり、独創的なアイデアも期待できます。
社内のデザインチームで煮詰まってしまい新しいアイデアが欲しいときなどに、力になってもらえるでしょう。
関連記事:【企業向け】フリーランスデザイナーの活用法|優秀な人材が求める環境
コミュニケーションスキルが高い
フリーランスデザイナーは、コミュニケーションが取りやすいのが特徴です。制作会社の場合、チームで活動しているため、誰にどのように声をかければ良いのか迷うことがあります。しかし、業務委託やフリーランスなら声がけは一人のため、依頼内容や質問に対して、素早く回答してもらうことができるでしょう。スピーディーに依頼を進めてもらうことができます。
関連記事:即戦力人材を採用するコツ|優秀な人材の見極め方や効率的な採用方法を解説
案件ごとに柔軟な契約を結べる
制作会社にサイト作成を依頼するより、業務委託やフリーランスのデザイナーに依頼したほうが費用を抑えられる傾向にあります。
これは1人で窓口から制作まで対応しているためです。スキルが高く実績のある著名なデザイナーの場合、相場より高くなるケースもあります。案件によってはそこまでハイスキルが必要ではないこともあるはずです。依頼するときは、依頼内容にあわせた制作スキルをもつデザイナーを選定することが大切です。
依頼内容とデザイナーのスキルレベルを把握しておくと、案件ごとに柔軟な契約を結ぶことができ、コスト削減にも役立ちます。
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これから採用するならどんなデザイナーがよい?
デザイナーの種類のなかでも近年は、Web領域の需要が高まりつつあります。なぜ注目を浴びているのか、スキルの見極め方について解説します。
Webデザイナーの需要の増加
企業のデジタル化が進むなかでWebサイト制作の需要が高まりつつあります。競合サイトも増えたことで、Webデザインのスキルをもつ人材の確保が企業の競争力に影響しているのです。
さらにCMS運用やレスポンシブ対応など、Webサイトに求められる要件も複雑になってきました。これらに対応するために、即戦力をもつWebデザイナーの確保が急務となっています。
関連記事:Webデザイナーは多すぎる?企業が優秀な人材を見極めるためのポイント
Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い
Webデザイナーのニーズが高まりつつありますが、実はデザイン経験が豊富なデザイナーにはグラフィックデザイナーもいます。
Webと紙の媒体の違いがあり、それぞれの媒体を意識したデザイン制作のスキルが求められるため、職種に応じた依頼をしなければならないのではないか?と考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、扱うデザインツールに大きな差はなく、グラフィックデザイナーでもバナーやロゴ作成に対応している人も少なくありません。従来からあるデザイン領域のため、紙とWebの両方に対応しているケースもあるのです。肩書きはデザイナーの得意領域で名乗っているケースもあるため、グラフィックデザイナーとWebデザイナーに大きな違いは見られないこともあります。
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スキルの見極めが大切
自社に合ったデザイナーを採用するには、肩書きだけではなく、スキルを見極めることが大切です。デザイナーのスキルチェックにはポートフォリオや実技課題が役立ちます。
制作物のビジュアルだけではなく、ターゲットや課題の理解などがきちんと解説されているかを確認しましょう。使用ツールの記載やトレンドデザインなども採用されているかで、事業への貢献度を測ることができます。
関連記事:ポートフォリオの意味や役割、評価ポイントをわかりやすく解説
関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためポイント6つを解説
デザイナー採用を成功させるためのポイント
自社の目的に合ったデザイナーを採用するために、選考時に押さえてほしいポイントを紹介します。
経験と専門性
応募者がデザインで「誰の、何を、どのように改善したか」を具体的に説明できるかを確認しましょう。担当フェーズや成果指標を数値で示せる人は、課題への理解と専門性の深さが期待できます。自社の事業領域と経験がどれほど重なるかが採用の決め手になります。
求める経験をもつデザイナーを採用するには、採用ペルソナの作成が欠かせません。以下の無料でダウンロードいただける資料で採用ペルソナの作成方法についてくわしく解説しています。ぜひお役立てください。

主体性・自走力
要件があいまいな状況でも自分で仮説を立てて制作したり、検証まで主体的に回せたりする人材は活躍が期待できます。ポートフォリオや面接で「課題発見から改善サイクルまでをどの程度主導したか」を尋ねると、自走力の有無を見極めることが可能です。
コミュニケーションスキル
デザイナーはマーケティングやエンジニアなどと連携して取り組むこともあります。部署間の橋渡し役となる可能性がある場合、フィードバックループの経験や、エンジニアと連携した実績があるかを確認しましょう。うまくコミュニケーションが取れていることがわかると、自社でもプロジェクトに貢献してくれる期待ができます。
フリーランスデザイナーとのコミュニケーションをとるときは偽装請負にならないためにいくつか注意点があります。以下の資料でコミュニケーションの取り方やマネジメントのポイントをまとめています。無料でダウンロード可能です。

スキル・対応範囲
デザイナーの採用を成功させるには、UI/UXデザインやモーション、ウェブアクセシビリティなど対応可能な領域を明確にしておくことが大切です。業務遂行に必要なスキルが明確になることで、求める理想の人材を採用できます。
採用したい人材の能力を明確にしておいたものを「ジョブディスクリプション」と呼びます。以下でジョブディスクリプション作成に役立つテンプレートを配布中です。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

スピード感と柔軟性
デザインの現場では、仕様変更や追加要望が発生するケースも少なくありません。要望に迅速に対応できるかどうかをチェックしましょう。短納期プロジェクトの経験や複数タスクを並行処理した経験などをヒアリングできると評価しやすくなります。
関連記事:グラフィックデザインのヒアリングシートとは?整理しておくべき23項目も解説
経験豊富なフリーランスデザイナーに仕事を依頼したいのならクロスデザイナーがおすすめ!
デザイナーの種類についてお伝えしてきました。デザイナーの種類は領域や働く環境などで異なります。採用するときは、採用要件を明確にしたうえで、応募書類や面接で要件を満たしているのかを確認することが大切です。
デザイナー採用を考えているけれど、最初は効率よくスポットで外注に頼みたいのなら、フリーランスデザイナーが揃っている『クロスデザイナー』がおすすめです。
クロスデザイナーは、国内最大規模のデザイナー登録者から、厳正したデザイナーを最適なタイミングでご提案するフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。現在、7,000人以上のデザイナーが在籍しています。
登録しているデザイナーとの合意があれば正社員採用も可能です。また、スカウトや人材紹介機能もあるため、採用難易度の高い、即戦力デザイナーの採用機会を最大限サポートしています。
エージェントに相談いただければ、最短3営業日でのアサインも可能です。また、週2〜3日の柔軟な依頼も可能なので、自社の作業量に応じて効率的に外注することができます。
以下では、クロスデザイナーのサービス資料を無料でダウンロードできます。ぜひ貴社の採用活動にお役立てください。
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- 支援実績・お客様の声
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