ゲームデザイナー採用のコツ|グラフィックデザイナーの活用と選考ポイント | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

ゲームデザイナー採用のコツ|グラフィックデザイナーの活用と選考ポイント

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ゲーム業界では、優秀なゲームデザイナーの採用競争が激化しています。限られた人材を確保するには、職務理解と的確な採用戦略が欠かせません。

この記事では、ゲームデザイナーの役割や必要スキル、グラフィックデザイナーを即戦力として採用するメリット、採用市場の現状、効果的な選考方法を解説します。自社で活躍してもらえるゲームデザイナーを採用したい方はぜひ参考になさってください。

ゲームデザイナーの役割と必要スキルとは

ゲームデザイナーは、企画立案から世界観やルール設計、UI設計まで幅広く担う職種です。多様な業務をこなすためには、発想力や論理的思考、デザインツールの知識など複合的なスキルが求められます。ここでは仕事内容と必要スキルを整理して解説します。

ゲームデザイナーの業務範囲

ゲームデザイナーの役割は、単に「面白いゲームを考える」ことにとどまりません。まずゲームのコンセプトやルールを設計し、ストーリーや世界観を構築します。そのうえでキャラクターやUI、ステージ構成など、プレイヤー体験に直結する要素を細かく設計していくのです。

また、エンジニアやアーティストと連携し、仕様書をまとめて開発工程を管理することも重要な業務です。近年はオンラインゲームやスマートフォンゲームの普及により、ユーザー行動データの分析や課金システムの設計といったビジネス面にも関わる機会が増えています。

このようにゲームデザイナーは、企画・デザイン・運営を横断してプロジェクトを推進する中心的な存在といえます。

ゲームグラフィックデザイナーとの違い

幅広い企画や設計を担うゲームデザイナーに対して、より専門的な制作領域を担うのがゲームグラフィックデザイナーです。グラフィックデザイナーはキャラクターや背景、UIなど視覚的な要素を形にし、作品の世界観をビジュアルで表現します。

つまり、ゲームデザイナーが設計図を描き、グラフィックデザイナーがそれを具現化する関係といえます。それぞれ異なる専門スキルを活かし、連携することで初めて魅力あるゲームが完成するのです。採用担当者は、それぞれの職種の違いを理解したうえで、自社が求める人材を見極めることが重要です。

関連記事:グラフィックデザイナーとCGデザイナーの違いとは?
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ゲームデザイナーの必要スキル

ゲームデザイナーはグラフィックデザイナーなど専門職との連携も含めて、関わる業務は多岐にわたるため、求められるスキルも多いです。おもに必要とされるスキルは以下のとおりです。

  • 企画・発想力
  • 論理的思考力
  • コミュニケーションスキル
  • 資料作成
  • 開発ツール操作
  • デザインツールの基本知識

近年は、ユーザー行動を分析するデータリテラシーやUXの知見も重視されています。そのため、すべてのスキルではなくても、複合的なスキルをもつ人材ほど即戦力として市場では高く評価されます。

関連記事:ゲームにおけるUIデザインとは?仕事内容や採用のコツを解説
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ゲームジャンル別のデザイン業務の特徴

ゲームデザイナーの業務は、扱うジャンルによって求められる役割やスキルが大きく異なります。ここではボードゲーム、カードゲーム、コンピューターゲームの3つに分け、それぞれのデザイン業務の特徴と、代表的なデザイナーの事例を交えながら解説します。

ボードゲーム

ボードゲームのデザインでは、ルールのわかりやすさとビジュアルの直感性を両立させることが重要です。アイコンやコマの形状、盤面レイアウトは、プレイヤーが一目で状況を理解できるよう設計されなければなりません。

さらに、試作品を重ねてプレイテストを実施し、ルールやコンポーネントを改善し続けていくことも大切です。こうした業務では、ルール設計力とグラフィックの構成力をもつ人材が求められます。

代表的なボードデザイナーを紹介します。

デザイナー代表ゲーム

Sid Sackson
シド・サクソン
(1920~2002年)

「アクワイア」「フォーカス」などで知られ、モダンボードゲームの礎を築いた人物。18,000タイトル以上を収集したコレクターとしても有名。

Alex Randolph
アレックス・ランドルフ
(1922~2004年)

「ツイクスト」「ザーガランド」などを手がけ、日本でも活動。ボードゲームデザインの父と呼ばれる。

Wolfgang Kramer
ヴォルフガング・クラマー
(1942年~)

ドイツ出身。200以上の作品を手がけ「エルグランデ」「トーレス」などでドイツ年間ゲーム大賞を受賞。

ライナー・クニツィア
Reiner Knizia
(1957年~)

元銀行員。数学的アプローチで600以上の作品を生み出し、「ケルト」「指輪物語」など国際的な名作を多数制作。

クラウス・トイバー
Klaus Teuber
(1952~2023年)

「カタンの開拓者たち」を生み出し、世界的なブームを起こしたデザイナー。ほかにも「バルバロッサ」などで国際賞を受賞。

カードゲーム

カードゲーム、とくにトレーディングカードゲームでは、ゲームシステムのバランス設計が中心業務です。

カード1枚ごとの能力値や組み合わせ効果を調整し、ゲーム全体で公平性と戦略性が両立するようデザインします。さらに、カードのアートやフレーバーテキストはブランド体験を左右する要素となり、グラフィック面での統一感や世界観の構築力も必要です。代表的なカードゲームデザイナーをご紹介します。

デザイナー代表ゲーム

リチャード・ガーフィールド
Richard Garfield
(1963年~)

「マジック:ザ・ギャザリング」を開発した数学者出身のデザイナー。世界初のトレーディングカードゲームを生み出した。

田尻智
(1965年~)

「ポケットモンスター」シリーズの生みの親で、ポケモンカードゲームを通じてTCG市場を世界的に広げた人物。

コンピューターゲーム

コンピューターゲームのデザイン業務は多層的で、ゲームシステムやレベル設計、UIデザイン、演出設計など幅広い役割を担います。

さらに、ユーザーテストを通じてプレイヤー体験を改善する力や、エンジニアやCGデザイナーとの協働スキルも重要です。企画力と技術理解、そしてUX設計力を総合的に発揮できる人材が求められます。代表的なゲームデザイナーは以下のとおりです。

デザイナー代表ゲーム

マルクス・ペルソン
Markus Persson
(1979年~)

「Minecraft」の開発者。販売本数3億本を突破した記録的作品を生み出した。

イェンス・バーゲンステン
Jens Peder Bergensten
(1979年~)

「Minecraft」のリードデザイナーを務め、ゲームの進化を担った人物。

サム・ハウザー
Sam Houser
(1971年~)

「グランド・セフト・オート」シリーズを制作し、世界的ヒットを記録。

アレクセイ・パジトノフ
Alexey Pajitnov
(1955年~)

「テトリス」の開発者。シンプルかつ奥深いルール設計で世界的に人気を博した。

宮本茂
(1952年~)

「マリオ」「ゼルダの伝説」などを手がけ、任天堂の代表作を多数生み出した日本を代表するゲームクリエイター。

ゲームデザイナーに依頼できる主な業務内容

ゲームデザイナーに任せられる業務は幅広く、担当領域ごとに求められるスキルや適性が異なります。ここでは代表的な業務と、それを遂行するうえでのスキル、採用・依頼時に確認すべき評価方法を整理します。

企画立案・仕様設計

ゲームのルールや仕組みを考え、仕様書にまとめる工程です。論理的思考力や市場分析力、アイデアを形にする発想力が求められます。

採用時は過去に作成した仕様書や企画書を提出してもらいましょう。「誰が読んでも理解できる明快さ」や「ゲーム体験に直結した設計かどうか」をチェックしてみてください。

ゲームシステムやバランス調整

キャラクター能力やアイテム効果、難易度を調整し、公平性と戦略性を両立させる業務です。データ分析力やプレイ体験への洞察が欠かせません。

評価するには、過去に携わったタイトルの調整事例やプレイログを確認し、「どのような課題をどう改善したか」を具体的に聞くことでスキルを見極められます。

グラフィック・UIデザイン

キャラクターや背景、UIといった視覚表現を設計し、ユーザーの操作性と没入感を高める業務です。

デッサン力やデザインツールの習熟度、情報を整理する力が必要です。ポートフォリオでは、単に完成度を見るだけでなく「UIの操作性」や「デザインの一貫性」をチェックすることで、即戦力性を判断できます。

関連記事:UIデザイナーの仕事内容は?採用で確認すべきスキルと知識

シナリオ・世界観の設計

ストーリーやキャラクター設定、文化背景などを構築し、ゲーム体験に深みを与える業務です。文章表現力と物語構築の発想力が求められます。

ゲームデザイナーにシナリオ制作も依頼するなら、過去のシナリオや企画書のサンプルを確認し「キャラクター設定の一貫性」や「ストーリーとゲームプレイの連動性」を評価基準にすると、適性を見極めやすくなります。

テストプレイと改善提案

完成前のゲームをプレイし、問題点を発見して改善案を提示する業務です。プレイヤー視点で課題を抽出する力と、改善提案をチームに伝えるコミュニケーション力が求められます。

依頼や面接時には、過去にどのような不具合やバランス問題を指摘し、どう改善につなげたかを具体的に聞くことで、実践力を確認できます。

関連記事:即戦力人材を採用するコツ|優秀な人材の見極め方や効率的な採用方法を解説

ゲームデザイナーにグラフィックデザイナーを採用するメリット

ゲーム業界の人材不足を背景に、グラフィックデザイナーをゲームデザイナーとして採用する動きが注目されています。デザイン基礎を熟知した人材は、教育コストを抑えつつ即戦力化できる可能性が高く、採用担当者にとって有効な選択肢となります。

教育コスト削減と即戦力化

グラフィックデザイナーは、すでにデザインソフトの操作や色彩・レイアウトの基礎知識を習得しているため、ゲームデザイナーとしての育成にかかる教育コストを大幅に削減できます。

とくにUIデザインやキャラクターデザインの経験をもつ人材であれば、ゲーム開発に必要なビジュアル表現をすぐに実務へ転用できるため、早期にプロジェクトへ貢献できる可能性が高いでしょう。

さらに、複数のジャンルで培ったデザイン経験は、新しいアイデアや独自の視点をもたらし、作品の差別化にもつながります。採用担当者にとっては、ゼロから教育するリスクを避けつつ、即戦力人材を確保できる点が大きな魅力です。

関連記事:即戦力のデザイナーを採用するには?探し方とおすすめサービス5選

採用・育成のスピードアップ

ゲームデザイナーの採用においては、即戦力となる人材をいかに早くプロジェクトに投入できるかが重要です。グラフィックデザイナーを採用する場合、すでにデザイン工程に精通しているため、基本的な教育期間を短縮できる点が大きな強みです。

とくにUIやモーション、3Dモデリングなどの実務経験があれば、チームに参加してすぐに成果物を生み出すことができるでしょう。また、ゲームデザインの制作工程を理解している人材なら、ディレクターやエンジニアとのコミュニケーションも円滑で、業務全体の効率化にも寄与します。

その結果、採用から育成までのリードタイムを短縮し、競争の激しいゲーム市場でスピード感のある開発体制を構築できるのです。

関連記事:デザイナーの中途採用を成功させるコツ6つと優秀な人材の探し方を解説

社内文化・業務フローの理解度

グラフィックデザイナーは、すでに企業内での制作フローやクリエイティブ組織特有の文化に馴染んでいることが多く、ゲームデザイナーとしての役割にスムーズに適応できる傾向があります。

たとえば、アートディレクターやプランナーとのやり取り、制作進行管理ツールの活用、レビューやフィードバックの受け方といった実務経験は、新しい職種に転じても強みとなります。また、同じクリエイティブ職種として共通言語をもつため、開発チームともスムーズに連携できます。

業務が進めやすいことから、採用後の定着率が高まりやすく、教育やマネジメントの負担を軽減できる点も魅力といえるでしょう。

関連記事:アートディレクターとは?デザイナーとの違いや向いている人の特徴、仕事内容や平均年収も解説

ゲームデザイナーの採用を成功させるコツ

ゲームデザイナー採用は、スキルの多様性や適性の判断が難しい職種です。採用を成功させるには、求めるスキルを明確にしつつ、将来的な成長や適応力も考慮することが重要です。ここでは、選考時に重視すべきポイントを解説します。

採用時に重視すべきスキルセット

ゲームデザイナーを採用するときは、候補者がもつスキルを単体で評価するのではなく、案件やチームの状況をふまえて優先順位をつけて確認することが大切です。

すでに自社のチームで企画力のある人材がそろっているなら、UI/UXや3Dなどデザインスキルを強みにもつ人材の採用が必要です。重視すべきなのは「自社に不足している役割を補えるか」という観点です。現状を洗い出し、求めるスキルセットを見極めることでゲームデザイナーの採用を成功させることが可能です。

自社に必要な人材に求めるスキルや経歴をまとめたものをジョブディスクリプションと呼びます。以下の資料では、ジョブディスクリプションの作成方法について解説していますので、採用活動にお役立てください。ダウンロードは無料です。


【お役立ち資料】
ジョブディスクリプション作成ガイド

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ポテンシャル採用を検討する

ゲーム業界は技術やトレンドの変化が激しく、現在のスキルだけでは長期的に活躍できるとは限りません。そのため、採用時には実績だけではなく、新しい知識や技術を吸収しようとする姿勢を重視することがポイントです。

たとえば、未経験のツールやワークフローに対して前向きに取り組めるか、過去に自発的な学習やスキルチェンジの経験があるかは大きな判断材料になります。ポテンシャルを評価することで、即戦力が不足する状況でも将来有望な人材を確保でき、組織の持続的な成長につながります。

関連記事:採用戦略の意味と重要性、メリットや優秀な人材の効率的な獲得方法を解説

ゲームデザイナーの働き方と採用市場の現状

ゲーム業界全体では人材不足が深刻化しています。ここでは、代表的な働き方の種類や市場での需要動向を整理し、採用を成功させるために理解しておきたい現状を解説します。

ゲーム業界のおもな働き方

ゲームデザイナーの働き方は、大きく分けて「正社員」「契約社員」「派遣・業務委託」「フリーランス」の4つがあります。

正社員は長期的なキャリア形成や大型プロジェクトに関わりやすい一方で、近年は契約社員や派遣など柔軟な雇用形態で経験を積むケースも増えています。

また、専門スキルを持つ人材はフリーランスとして案件ごとに参画する例も多く、特に3DやUI/UXなど需要の高い領域では高単価案件が豊富です。リモートワークや副業解禁の流れも追い風となり、従来の「大手ゲーム会社に就職する」以外の選択肢が拡大しています。

採用担当者はこうした多様な働き方を理解し、自社のニーズに合った形態で人材を確保することが求められます。

関連記事:【企業向け】フリーランスデザイナーの活用法|優秀な人材が求める環境

採用競争が激化している理由

近年、スマートフォンゲームやオンラインゲーム市場の拡大により、ゲームデザイナーの需要は急速に高まっています。とくにUI/UXや3D、アニメーションといった専門性の高い分野では人材が不足しており、限られた候補者を複数の企業が取り合う状況が起きているのです。

また、海外展開を前提とした多言語対応やクロスプラットフォーム開発など、新しい開発環境への対応力も重視されるようになりました。こうした業界構造の変化が、人材獲得競争を激化させています。

即戦力を採用するには戦略が大切

限られた即戦力人材を確保するには、採用活動を場当たり的に行うのではなく、計画的な戦略が欠かせません。まず、自社に不足しているスキルや役割を明確化し、その要件を候補者に的確に伝えることが重要です。

また、選考プロセスを迅速に進めることもポイントで、内定までに時間がかかりすぎると他社に流れてしまう可能性があります。さらに、専門知識を持つエージェントやスカウトサービスを活用することで、より適性の高い人材に効率よくアプローチできます。

即戦力人材を確実に採用するには、「求める人材像の定義」「スピード感ある選考」「外部リソースの活用」という3つの柱を意識することが成功の鍵となるでしょう。

競合他社よりも早く求める人材を確保するには、採用計画を戦略的に立てることです。とはいえこれまで計画を立てていなかった場合、どうしたら良いのか悩む人もいるでしょう。以下の資料では採用計画を立てるための方法をステップ形式で解説しています。無料でダウンロードが可能です。

【お役立ち資料】採用計画作成マニュアル


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ゲームデザイナー採用の選考ポイント

ゲームデザイナーは専門性が高いため、適切な評価基準を設けなければミスマッチにつながります。ここでは、ポートフォリオや面接、学習意欲の確認といった選考時に重視すべきポイントを整理し、効果的な見極め方を解説します。

ポートフォリオで確認すべき項目

ゲームデザイナーの採用では、履歴書以上にポートフォリオの確認が大切です。注目すべきは作品の完成度だけではなく、どのような役割を担い、どんな課題を解決したのかというプロセスになります。

とくにUIデザインや3Dモデリング、アニメーションなどは実務に直結するため、具体的な制作事例を通して確認することが大切です。また、ジャンルごとに表現の幅をもっているか、世界観やユーザー体験をどのようにデザインしているかも評価ポイントとなります。

見栄えが良いだけではなく、企画意図やチーム内での貢献度を説明できるかどうかを重視することで、実際の業務に活かせるスキルを見極めやすくなります。

関連記事:ポートフォリオの意味や役割、評価ポイントをわかりやすく解説
関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に評価するためポイント6つを解説

面接で適正をチェックする

面接では、技術スキルの有無だけでなく、ゲームデザイナーとしての適正を多面的に確認することが大切です。まず企画力や論理的思考力で、アイデアをどのように形にし、根拠を持って説明できるかを見極めましょう。

ゲーム開発はチームで進めるため、他職種との連携やコミュニケーションスキルも重視すべきスキルです。また「どのように問題解決を行ったか」「意見の違いをどう調整したか」など、過去の経験をもとにしたエピソードを聞き出すことで、協働スキルを把握できます。

さらに、熱意やゲームに対する理解度を確認する質問を加えることで、採用後の定着度を見通す手がかりとなります。

関連記事:【企業向け】デザイナー面接質問例|成功させるコツを解説

学習意欲を確認するコツ

ゲーム業界は技術やトレンドの変化が速く、採用後も継続的にスキルを磨ける人材が求められます。そのため面接では、候補者が新しいツールやワークフローにどのように対応してきたかを質問するのが有効です。

  • 最近習得した技術や知識はありますか
  • スキルをどのように実務に活かしましたか

このような質問から、学習習慣や実践力を見極めることができます。また、ポートフォリオに最新の制作物が含まれているかどうかもチェックしましょう。

つねに成長を意識して、未知の分野にも前向きに挑戦できる人物なら、採用後の活躍や定着につながりやすいです。これらをふまえて、学習意欲を確認してみてください。

関連記事:デザイナー採用基準のポイント7つ! 採用基準の設定方法も解説

ゲームデザイナーの採用はエージェントを活用しよう

専門性の高いゲームデザイナー採用では、自社だけで適正を見極めるのが難しい場合があります。そこで有効なのが、業界知識を持つエージェントの活用です。ここでは、エージェントを利用することで得られる主なメリットを紹介します。

即戦力人材とのマッチングが可能

ゲームデザイナーは担当領域が多岐にわたり、即戦力として必要なスキルを見極めるのは容易ではありません。業界に特化したエージェントを利用することで、豊富なデータベースと経験をもとに、自社の要件に合った候補者をスピーディーに紹介してもらえます。

たとえばレベルデザインやゲームバランス調整、シナリオ設計など、社内で評価が難しい専門分野でも、エージェントが的確に適性を判断してくれます。こうした専門知識を活かした支援により、採用のミスマッチを防ぎつつ、短期間で現場で活躍できる人材と出会える点が大きなメリットです。

関連記事:クリエイティブ人材の採用におすすめのエージェント12選を紹介

要件に合った人材を最短即日で提案

エージェントは企業の採用要件をヒアリング後、要件に合った候補者を最短即日で提案してくれます。これはスキルや経験別に登録人材をデータベースで管理しているため、スピーディーに求める人材を探すことができるためです。

ゲーム業界は開発スケジュールが厳しく、人材不足がプロジェクト全体の遅延につながるリスクも少なくありません。こうした状況下で、条件に合致する人材を短期間で確保できるのは大きなメリットといえます。

さらに、業務開始までの調整や契約手続きもサポートしてくれるため、採用担当者の負担を軽減しながらスムーズに即戦力を迎え入れることができます。

業務範囲にあわせた依頼が可能

ゲームデザイナーといっても、コンセプト設計からレベルデザイン、UI制作、シナリオ構築まで業務範囲は多岐にわたります。必要なポジションや業務内容はプロジェクトごとに異なることから、採用には柔軟性が求められます。

エージェントなら「長期的にチームへ参加してほしい」「繁忙期だけスポットで支援してほしい」など、要望に応じた形で人材を紹介してもらうことが可能です。これにより、自社のリソースや開発段階にあわせて最適な人材を確保でき、効率的なチーム編成につなげることができます。

関連記事:デザイン依頼にすぐ使えるテンプレートと例文集

ゲームデザイナーを採用するならゲーム業界に強いエージェントがおすすめ!

ゲームデザイナーは専門性が高く、スキルの見極めやマッチングが難しい職種です。そこで頼りになるのが、ゲーム業界に精通したエージェントサービスです。

ここでは、即戦力人材の紹介や採用課題の解決に強みを持つ7つのサービスを紹介します。

1. クロスデザイナー

クロスデザイナーは、デザイナーに特化した国内最大級のエージェントサービスです。ゲームデザイン、UI/UXデザイン、アプリデザイン、グラフィックデザイン、アートディレクションなど、経験豊富な専門家が多数登録しており、多様化するデザイナー職を熟知したエージェントが、案件に最適なスキルを要するデザイナーを見極めて提案してくれます。

【主な特徴】

  • 7,000人以上のデザイナーが登録
  • 最短即日中に即戦力デザイナーを紹介し、最短3日でアサイン可能
  • 稼働日数やスキル条件を採用コンサルタントがヒアリングして紹介

以下の資料では、クロスデザイナーに登録するデザイナーの一部をご覧いただけます。利用前にどのようなデザイナーがいるのかチェックできます。無料でダウンロードが可能です。


【お役立ち資料】
法人・クライアント向けデザイナーリスト

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2. G-JOB

G-JOBは、ゲーム業界の企業に向けて、人材採用・人材リソースの確保を支援しています。登録している人材は、経験豊富な即戦力からゲーム業界への転職を希望する若手層まで幅広い点が特徴です。業界経験の長いキャリアコンサルタントが面談を行い、事前にゲーム開発の業務経験や求職者の希望をヒアリングしてから登録しているため、スムーズなマッチングが可能です。

【主な特徴】

  • 業界経験の長いキャリアコンサルタントが1人1人面談してから登録
  • 自社内でゲームの開発・運営を行っており企業担当者も知識が豊富

3. Hiraku agent

Hiraku agentは、ゲーム業界に特化したクリエイターの紹介と転職支援サービスを行っています。プログラマーや3D、コンシューマー、プランナー、イラストレーターなど多くのクリエイターが登録しており、企業の幅広いニーズに対応することが可能です。

【主な特徴】

  • 市場感などゲーム業界を熟知したエージェントが支援
  • 採用課題の洗い出しから解決までサポート

4. ファミキャリ!

ファミキャリ!は、国内最大級ゲーム情報総合サイトのファミ通ドットコムの協力を得て、クリエイターエージェンシーのパイオニアであるクリーク・アンド・リバー社が運営している、ゲーム業界に特化した転職支援サービスです。エージェントはゲーム業界の動向を知り尽くしたプロが多く、業界におけるサポート実績は2万人を超えています。

【主な特徴】

  • 業界サポート実績2万人以上
  • エージェントはゲーム業界の動向を知り尽くしたプロが多い

5. シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェントは、ゲーム業界、映像業界、アミューズメント業界などのクリエイターを専門とする人材派遣・紹介サービスです。ゲーム開発会社でゲームエンジンなどの開発・販売も行っている企業が運営しているため、開発現場のニーズを的確に理解した上での提案が受けられます。

【主な特徴】

  • ゲーム開発会社でゲームエンジンなどの開発・販売も行っている企業が運営
  • 開発現場やクリエイターへの理解度が高く業界からの信頼が高い

6. RecGame

RecGame(リクガメ)は、ゲームクリエイターの採用にフォーカスしたゲーム業界専門の転職サービスです。代表インタビューなどの企業風土をイメージしやすいコンテンツや、開発タイトルなど他の媒体にはない情報を掲載しています。

【主な特徴】

  • 代表インタビューなど企業風土をイメージしやすいコンテンツ展開
  • 開発タイトルなど他の媒体にはない情報を掲載

7. IMAGICA GEEQ

IMAGICA GEEQは、1995年の創業以来、ゲーム業界に特化した総合人材サービスを展開しています。業界に精通したコンサルタント集団として、長年にわたり構築してきた強いネットワークを活用し、企業のニーズに合った人材をマッチングしてくれます。

【主な特徴】

  • 長い歴史のある業界に精通したコンサルタント集団
  • 長年にわたり構築してきた強いネットワーク

エージェントごとに強みや得意分野は異なるため、自社の採用課題や必要なスキルに応じて使い分けることが重要です。複数サービスを併用するのも効果的です。

以下の資料ではフリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』の導入事例集です。他社がどのようにエージェントを活用しているのか知りたい方は参考になさってください。無料でダウンロードいただけます。


【お役立ち資料】
フリーランス・副業人材デザイナー採用事例

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フリーランスのゲームデザイナーをお探しならクロスデザイナーがおすすめ

本記事では、ゲームデザイナーの仕事内容や働き方、スキルセットまで、ゲームデザイナーを採用する企業側が理解しておきたい基礎知識についてくわしく解説しました。

ゲームデザイナーの主な採用方法には、エージェント、転職サイト、SNSの3つがありますが、ゲームデザイナーのように専門性が高くスキルの見極めが難しい職種を採用するときは、採用ノウハウをもつエージェントの利用をおすすめします。

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サービス資料でわかること
  • クロスデザイナーの特徴
  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
  • 各サービスプラン概要
  • 支援実績・お客様の声
曄道 うるは
記事を書いた人
曄道 うるは

Webディレクター&SEOライター。出版業界、広告代理店、IT業界を経てパラレルワーカーに。執筆した記事は500を超える。得意ジャンルはIT、ヘルスケア、金融。座右の銘は「好きを仕事に」。

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