ゲームデザイナーとは?採用できるサービスまで解説 | フリーランス・業務委託採用|クロスデザイナー

ゲームデザイナーとは?採用できるサービスまで解説

INDEX

この記事では、ゲームデザイナーの仕事内容や年収などの働き方から、求められるスキルや能力まで、ゲームデザイナーを採用する企業側が理解しておきたい基礎知識について解説します。

ゲームデザイナーの採用方法やおすすめの採用サービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ゲームデザイナーとは

ゲームデザイナーとは、ボードゲーム、カードゲーム、コンピューターゲームといった特定の種類のゲームに特化して、企画・設計をする職種です。制作する際は対象のゲームの概念やルールに則って行いますが、共通するゲームデザイナーの役割は主に以下の通りです。

  1. ゲームの企画立案や仕様書の作成を行う。
  2. ゲーム内のビジュアル・画面をデザインする。
  3. プロジェクトがスムーズに進むように進行管理を行う。

ゲームデザイナーの詳しい仕事内容や、必要なスキルと能力については、後の章で解説します。

ゲームデザイナーとゲームクリエイター、ゲームプランナー、ゲームプログラマーとの違い

ここで、ゲームデザイナーとの違いがわかりにくいゲームクリエイター、ゲームプランナー、ゲームプログラマーについて説明します。

ゲームクリエイターとは、ゲーム開発において制作に携わる人の総称です。そのため、ゲームデザイナー、ゲームプランナー、ゲームプログラマーもゲームクリエイターに含まれます。

ゲームプランナーはゲームの企画を立案し、仕様書の作成やユーザー分析などを行います。ゲームデザイナーと業務の内容は変わらず、企業によって呼び方が異なるだけです。

ゲームプログラマーは、ゲームデザイナーやゲームプランナーの企画を実現するために、仕様書に基づいてプログラミングを構築します。

種類別ゲームデザイナー名鑑

続いて、ゲームの種類別に世界的に有名なゲームデザイナーを紹介します。これらのゲームデザイナーが手がけた作品の中に、誰もが1つは知っているタイトルがあるのではないでしょうか。過去に遊んだ記憶を懐かしむと共に、ゲームデザイナーの仕事への興味や理解を深めるきっかけになれば幸いです。

ボードゲーム

Sid Sackson
シド・サクソン
(1920~2002年)

アメリカ・シカゴ出身。建築エンジニアとして働くかたわらゲームを考案。1962年に幼少期から温めていた「アクワイア」を発表し、一躍有名になりました。1963年に発表した「フォーカス」は長期間人気を保ち、1981年にボードゲームの三大タイトルの1つである「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞しました。ボードゲームコレクターとしても知られ、18,000タイトル以上もコレクションしていたといわれています。

Alex Randolph
アレックス・ランドルフ
(1922~2004年)

アメリカ・アリゾナ州出身。広告業界で働きながらゲームを制作。日本に移住しプロのゲームデザイナーとなり、囲碁をヒントに考案した「ツイクスト」を1962年に発表。代表作の1つ「ザーガランド」は1982年に「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞しました。シド・サクソンと共にボードゲームデザインの父として知られています。

Wolfgang Kramer
ヴォルフガング・クラマー
(1942年~)

ドイツ・シュトゥットガルト出身。オペレーション・マネジメントやコンピューター科学者として働きながらゲームを制作し、1989年からプロのゲームデザイナーになりました。デザインした作品は200タイトル以上、総発行部数は1000万部を超えています。「アンダーカバー」「アウフアクセ」「エルグランデ」「トーレス」といった複数のタイトルで「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞しました。

ライナー・クニツィア
Reiner Knizia
(1957年~)

ドイツ・イラーティッセン出身。銀行に勤務したのちボードゲームデザイナーとして活動を開始、デザインした作品は600タイトル以上に及び、「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞した「ケルト」をはじめ、多くの作品が国際賞を受賞しています。代表作の「指輪物語」は17の言語版が展開されており、100万部以上の売り上げを誇ります。

クラウス・トイバー
Klaus Teuber
(1952~2023年)

ドイツ・ヘッセン州出身。歯科技工士として働くかたわらゲームを制作し、ヒット作を連発。「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞した「カタンの開拓者たち」のヒットによりプロのゲームデザイナーになりました。代表作の「バルバロッサ」「貴族の務め」をはじめ複数の作品で国際賞を受賞。ヴォルフガング・クラマー、ライナー・クニツィアと共にボードゲーム界の「3K」として知られています。

カードゲーム

リチャード・ガーフィールド
Richard Garfield
(1963年~)

アメリカ・フィラデルフィア出身。世界初のRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に触発されてゲーム熱が高まり、ペンシルバニア大学院生時代に「マジック:ザ・ギャザリング」のデザインを開始。数学教授からゲームデザイナーになりました。代表作の「マジック:ザ・ギャザリング」は世界初のトレーディングカードゲームとして知られ、「もっともよく遊ばれているトレーディングカードゲーム」としてギネス世界記録に認定されています。

田尻智
(1965年~)

東京都出身。中学時代からゲームを考案し、東京工業専門学校時代にゲームコンテストで受賞、ゲーム雑誌を創刊。卒業後はライターとして活動するかたわらゲーム制作を行っていました。ゲーム開発会社を設立した1989年に発売された「ゲームボーイ」の通信機能に着目して生まれたのが、後の「ポケットモンスター」です。ゲーム版のバトルを再現したトレーディングカードゲーム「ポケモンカードゲーム」は今もなお人気が高く、トレーディングカードゲーム市場の成長をけん引しています。

コンピューターゲーム

マルクス・ペルソン
Markus Persson
(1979年~)

スウェーデン・ストックホルム出身。ビデオゲームプログラマーとして働くかたわら、多くのフリーウェアや同人ゲームを制作。その1つがゲーム史上最も売れたタイトル「Minecraft」です。2023年には販売本数が3億本を突破しています。

イェンス・バーゲンステン
Jens Peder Bergensten
(1979年~)

スウェーデン・エレブル出身。ビデオゲームプログラマー兼デザイナーで、「Minecraft」ではぺルソンから引き継ぎリードデザイナーを務めています。2013年、マルクス・ペルソンと共に2013年のタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。

サム・ハウザー
Sam Houser
(1971年~)

イギリス・ロンドン出身。弟でゲームデザイナーのダン・ハウザーと共に「グランド・セフト・オートシリーズ」を制作したゲームクリエイターとして知られています。「グランド・セフト・オートV」は「Minecraft」に次いで世界で2番目に高い売り上げを誇ります。

アレクセイ・パジトノフ
Alexey Pajitnov
(1955年~)

ロシア・モスクワ出身。ソビエト社会主義共和国連邦科学アカデミーのコンピューター部門でコンピュータープログラマーとして働いていたときに、ドミトリー・パバロフスキーとバジム・ジェラシモフの助けを借りて「テトリス」を開発しました。後にアメリカに渡って多くのゲーム開発に携わり、マイクロソフトに所属していた時期もあります。

宮本茂
(1952年~)

京都府出身。金沢美術工芸大学を卒業後、任天堂に入社。「マリオシリーズ」「ゼルダの伝説シリーズ」「ドンキーコングシリーズ」などの生みの親として知られ、2019年には文化功労者に選ばれました。「マリオ」はギネスの「ゲーム史上最も有名なゲームキャラクター」で1位を獲得しています。

ゲームデザイナーの仕事内容

ここからは、ゲームデザイナーの仕事について掘り下げていきます。

一般的にゲーム制作は、複数の専門的な技術や能力を持つクリエイターがチームを組み、作業を分担しつつ協力して取り組みます。

コンピューターゲームのソフトであれば、企画担当がゲームの構成やシナリオを作ります。企画担当は、予算やスケジュールの管理、プロジェクトに関わるメンバー調整、モニターによる評価・フィードバックに基づいて改善を行う役割を担う場合もあります。

グラフィック担当はキャラクターやアイテム、背景などをデザインし、プログラミング担当が、キャラクターや背景のアニメーション化やビジュアルエフェクトの作成を行います。BGMや効果音などゲーム内の音楽は、サウンド担当が制作します。

このように役割を分担するなかで、ゲームデザイナーは主に企画やグラフィックを担当します。

関連記事:ゲームにおけるUIデザインとは?仕事内容や採用のコツを解説

ゲームデザイナーになるには

ゲームデザイナーになるために必要な学歴や資格はありませんが、メディアサイエンス、エンターテインメントテクノロジー、美術、音楽系の大学・専門学校などを経て、ゲーム開発会社に就職するケースが一般的です。

入社後はアシスタントとして現場で経験を積み、ノウハウを習得します。その後スキルや実績に応じてゲームデザイナーとして独り立ちし、活躍の幅を広げていきます。

ゲームデザイナーとしての実績を積んでからのキャリアパスは、主に以下の3パターンがあります。

  1. 企業でゲームディレクター、ゲームプロデューサーへとキャリアアップする。
  2. 専門性を追求してフリーランスとして働く。
  3. 副業案件を獲得してダブルワークをする。

いずれのパターンでも、ゲーム業界の盛り上がりと技術の進化から、ゲームデザイナーのニーズはより一層高まり、活躍の幅は拡大していくことが予想されます。

ゲームデザイナーの働き方

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、ゲームデザイナーを含むゲームクリエイターの就業場所は都市部、就業者は若年層が多いことが明らかになっています。勤務形態はテレワークを含むハイブリッド勤務のほか、フレックス制での勤務が多く、柔軟な働き方が可能な職種であることが分かります。

就業形態は社員に次いでフリーランスで活躍する人が多くなっています。

経済産業省 経済解析室の分析・見解によると、2022年国内のゲーム市場規模は2兆円を超え、10年で2倍に拡大しています。このような市場動向において、ゲームデザイナーの需要はますます高まっており、人材獲得競争はより一層激化することが想定されます。

そのため、社員の採用が難しい場合はフリーランスの活用を視野に入れるべきでしょう。

参考:厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag:ゲームクリエーター」
   経済産業省 大臣官房 調査統計グループ 経済解析室「ゲーム産業は依然高水準!」

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関連記事:ゲームデザインを依頼するには?依頼先の種類とその探し方

ゲームデザイナーの年収

コンピュータエンターテインメント協会の調査結果によると、2023年のゲームデザイナーの平均年収は488.3万円となっており、国税庁の「令和 4年分民間給与実態統計調査」の平均給与458万円を上回っています。また、2022年の384.5万円より約100万円高くなっており、多くの企業がゲームデザイナーの給与を引き上げて、待遇改善などの取り組みを行っている結果であると予想されます。

参考:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会の「ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2023」
   国税庁「令和 4年分民間給与実態統計調査」

なお、ヒット作を担当したゲームデザイナーに対しては、報奨金などの制度を設けている企業が多く、個人の実績や成果によって年収の幅が広くなっています。そのため、ゲームデザイナーを社員で雇用する場合、人材獲得競争の激化により採用コストがかかるうえ、優秀な人材を定着させるには人件費が多くかかる可能性が高いでしょう。

その点、業務委託であれば、必要なときに専門性を持った人材に仕事を任せることができるので、人件費を抑えられます。また、ゲームデザイナーのように採用が難しい職種や業務を優秀な人材に外注することで、社内人材をコア業務に集中させることができ、業務の効率化にもつながります。

以下の資料では、デザインのリソースを確保する二つの手法として、外注と採用について比較しながらご紹介しています。無料でダウンロードできますので、外注と採用でお悩みの方はぜひご覧ください。


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ゲームデザイナーに必要なスキルと能力

ここで、ゲームデザイナーを採用する企業側が理解しておきたい重要なスキルと能力について解説します。

  1. 発想力
  2. CGデザインスキル
  3. コミュニケーションスキル
  4. プレゼンテーション能力

1.発想力

ゲームデザイナーには、新しいアイデアを生み出し、コンセプトを設計する発想力が必要です。ゲームの世界観やストーリー、キャラクター、ゲームプレイの要素など、独創的で魅力的な企画を立案する能力が求められます。

2.CGデザインスキル

ゲーム内のビジュアル・画面をデザインするには、美術的な視点や能力と技術的なスキルの両方を必要とします。キャラクターや背景、アイテムなどをデザインするためには、物体の形状を正確に認識し、対象物の全体像を多角的に捉えて描けるデッサン力が求められます。また、ゲームデザインで使われる専用のソフトウェアを使うスキルや、プログラミングに関する知識も重要です。

3.コミュニケーションスキル

ゲーム制作は多くのメンバーとチームを組んで行うため、コミュニケーション能力は必須です。特にゲームデザイナーは企画立案といった上流工程から関わるため、クライアントの意図をくみ取る能力も求められます。

4.プレゼンテーション能力

プレゼンテーション能力の高いゲームデザイナーであれば、クライアントとユーザーのニーズを理解し、ビジュアルでアイデアを明確に打ち出すとともに、デザインの裏付けとなる調査結果やソースを含めて論理的に提案することが可能です。それによりクライアントやチームの信頼を獲得でき、ひいてはプロジェクトを成功に導くことが期待できます。

ゲームデザイナーのスキルを証明する資格

すでに説明した通り、ゲームデザイナーになるために必要な資格はありません。しかし、採用側がスキルを見極める際に役立つ資格があります。ゲームデザイナーのスキルの証明となる資格を以下の表にまとめたので、人材を選定する際に参考にしてください。

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、デザイン・2DCGの基礎から、映像制作・3DCG制作の基本的な手法や流れまで、 CGで表現するために必要なさまざまな知識を測る検定です。レベルはベーシックとエキスパートの2つがあり、ベーシックでは基礎知識の理解を測り、エキスパートでは専門知識の理解と知識を応用する能力を測ります。難易度の高いエキスパートは、2023年度後期の検定結果から合格率がわずか21.2%であったことが明らかになっており、高いスキルを持つ証明になるでしょう。

参考:CGクリエイター検定

色彩検定

色彩検定は、色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。1990年に開始された文部科学省後援の公的資格で、レベルは1級、2級、3級、UC級の4種類があり、受験者は累計で170万人を超えています。人間の脳の光の感じ方の仕組みから、色の種類と属性や色彩心理、色彩調和、色彩効果などの特定の分野に偏りのない色彩に関する知識が公式テストの内容に準拠して出題されるため、色に関する幅広い知識や技能を証明する資格となっています。

参考:色彩検定

Illustrator®クリエイター能力認定試験

株式会社サーティファイが主催しており、資格レベルはスタンダードとエキスパートの2つの難易度に分かれています。

Illustrator®を使ってグラフィックコンテンツを制作するにあたって、限られた時間内に制作する操作スキルと、指示内容を的確に表現する問題解決力があることを証明します。

参考:Illustrator®クリエイター能力認定試験

Photoshop®クリエイター能力認定試験

株式会社サーティファイが主催しており、資格レベルはスタンダードとエキスパートの2つの難易度に分かれています。画像編集に関する知識と、Photoshop®を使ってコンテンツを制作する能力があることを証明します。

参考:Photoshop®クリエイター能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験

プログラミング初学者を対象とした3級から、エンジニアやプログラマー向けの1級まで、実践的なスキルを測定する認定試験です。C言語に関する基礎知識や概念の理解を証明することができます。

参考:C言語プログラミング能力認定試験

情報処理技術者試験

ITを活用した戦略立案、システムの企画、要件定義、設計、開発、運用に関する知識や技能を評価する試験で、IT業界の登竜門とも言われています。ゲーム開発に関する体系的な知識の証明になります。

参考:情報処理技術者試験

画像処理エンジニア検定バーチャルスタジオや画像映像系など画像処理分野のソフトウェアやシステム、製品などの開発・設計に必要な知識を評価する検定試験です。レベルはベーシックとエキスパートの2つがあり、エキスパートでは知識を応用する能力も求められます。

参考:画像処理エンジニア検定

オラクルマスター

日本オラクル社が定めるデータベース認定試験で、Oracle Database の管理スキルを証明する資格として 28万人以上が取得しています。就職や転職で有利に働く資格としても知られ、資格保有者に対する需要の高さが特徴です。難易度はBronze、Silver、Gold、Platinumの4段階に分かれており、一部の上位資格は下位レベルの資格に認定されている必要があります。

参考:オラクルマスター

マルチメディア検定

デジタルコンテンツや情報技術の基本的な知識と、日常生活や社会へのマルチメディアの応用について、幅広い知識を測る検定試験です。マルチメディアやICTの知識を証明できます。

参考:マルチメディア検定

Microsoft Office Specialist(MOS)

Microsoftが主催する、Excel・Word・PowerPointなどのMicrosoft Office製品の知識・操作スキルを客観的に評価・証明する資格試験です。資料作成やデータ分析など実務に直結するスキルを身につけられる資格として、企業の社員教育にも採用されています。

参考:Microsoft Office Specialist(MOS)

CIW JavaScript Specialist

国際資格であるCIW(Certified Internet Web Professional)の1種で、難易度が高く、試験は英語で実施されます。そのためJavaScriptについての高い専門知識と英語力を有することの証明になります。

参考:CIW JavaScript Specialist

Unity認定資格

Unity Technologiesが開発したプラットフォームのUnityに関するスキルの習熟度を証明する資格です。レベルは、ユーザー、アソシエイト、プロフェッショナルの3つに分かれています。Unityのスキルと指導の両面で優れた能力を持つリーダーを認定する公認インストラクター・プログラムもあります。

参考:Unity認定試験

App Development with Swift

Appleが提供するSwift、Xcode、App開発ツールの基礎知識を証明する資格です。難易度は高くないものの、試験は英語版のみの実施のため、英語力の証明にもなります。

参考:App Development with Swift

統計検定

日本統計学会によって開発された、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決するために、国際通用性のある統計活用能力を有することの証明になります。

参考:統計検定

ゲームデザイナーのスキルを見極めるには

ゲームデザイナーは仕事の領域が幅広く、求められるスキルも多岐に渡るため、採用時に応募者のスキルを見極めて優秀な人材を獲得できるかが、プロジェクト成功の鍵になります。

そのため、選考過程では履歴書・職務経歴書だけでなくポートフォリオ・デモリールの提出を求めましょう。面接ではポートフォリオ・デモリールをもとに、過去の実績について制作背景や工夫した点などを深堀りすることで、ゲーム制作への考え方や取り組み方を知ることができます。

また、自社のニーズに合った人材像を明確にしておき、オリジナリティやデッサン力など、重視する評価ポイントや面接での質問事項をあらかじめ設定しておくことも重要です。

ポートフォリオとデモリールの違い

ここで、ポートフォリオとデモリールの違いについて説明します。

ポートフォリオとデモリールは、クリエイターが就職や営業の際に使われるツールです。

デモリールとは、映像作品を1本にまとめた作品を指します。これまでに自分が手掛けたプロジェクトをダイジェスト版の映像でアピールするためのものです。ゲーム業界のクリエイターなどが、立体的な形状や動き、視覚効果などを動画で見せ、自身の技術力や表現力を伝えるために役立ちます。

一方、ポートフォリオとは、静止画でこれまでにデザインした作品をまとめたものです。クリエイターとしてのポリシーやビジョンも含めて、自身のスキルや実績をわかりやすく示すために役立ちます。

関連記事:ポートフォリオの採用基準とは?効率的に採用するための6つの評価ポイント

ゲームデザイナーの主な採用方法

ゲームデザイナーの主な採用方法は以下の3つです。

  1. エージェント
  2. 転職サイト
  3. SNS

それぞれ詳しく説明します。

1.エージェント

エージェントサービスは、企業ごとに担当者が付いてニーズに合った適切な人材を紹介するというものです。

メリットは、エージェントの審査を経た専門的スキルを持つ人材の中から、自社のニーズに合った優秀な人材を紹介してもらえるため、自社で探す手間が省けるだけでなく、ミスマッチを抑制でき、採用工数の削減につながることが挙げられます。また、人材紹介事業者を利用すると応募者の確保や面接日程調整をしてもらえるので、採用担当者の負荷を低減できます。ただし、他の採用手法と比べて費用が高くなる傾向にあり、予算や採用人数を事前に決めてから活用することをおすすめします。

2.転職サイト

転職サイトは、求人広告を掲載して応募者を集める手法です。

転職活動中の求職者の多くが登録するため、リーチできる求職者数が多い点がメリットです。デメリットは、掲載企業数も求人広告数も多いため、企業の規模や知名度、雇用条件で比較され、想定より応募者が集まらない可能性がある点です。また、掲載できる条件が限られるため、選考過程や採用後にミスマッチが発生し採用効率を下げるリスクもあります。

3.SNS

SNSの場合は、直接スキルの高い人材にアプローチできるだけではなく、投稿がシェアされれば自社の認知向上も期待できる点がメリットです。

デメリットは、定期的な情報発信が必要で、短期的に成果を出すのが難しい点が挙げられます。また採用担当者には、SNSの特性を活かして社風や社員の雰囲気を伝え、成果につなげられるようなスキルの高さが求められます。

関連記事:ゲームデザインを依頼するには?依頼先の種類とその探し方

ゲームデザイナーを採用するならゲーム業界に強いエージェントがおすすめ!

ゲームデザイナーのように専門性が高くスキルの見極めが難しい職種を採用する際は、ゲーム業界に強いエージェントの利用をおすすめします。ここからは、ゲームデザイナーをはじめ優秀なゲームクリエイターとの接点をつくる際におすすめの7つのエージェントを厳選してご紹介します。

クロスデザイナー

クロスデザイナーは、デザイナーに特化した国内最大級のエージェントサービスです。ゲームデザイン、UI/UXデザイン、アプリデザイン、グラフィックデザイン、アートディレクションなど、経験豊富な専門家が多数登録しており、多様化するデザイナー職を熟知したエージェントが、案件に最適なスキルを要するデザイナーを見極めて提案してくれます。

【主な特徴】

  • 7,000人以上のデザイナーが登録
  • 最短即日中に即戦力デザイナーを紹介し、最短3日でアサイン可能
  • 稼働日数やスキル条件を採用コンサルタントがヒアリングして紹介

G-JOB

G-JOBは、ゲーム業界の企業に向けて、人材採用・人材リソースの確保を支援しています。登録している人材は、経験豊富な即戦力からゲーム業界への転職を希望する若手層まで幅広い点が特徴です。業界経験の長いキャリアコンサルタントが面談を行い、事前にゲーム開発の業務経験や求職者の希望をヒアリングしてから登録しているため、スムーズなマッチングが可能です。

【主な特徴】

  • 業界経験の長いキャリアコンサルタントが1人1人面談してから登録
  • 自社内でゲームの開発・運営を行っており企業担当者も知識が豊富

Hiraku agent

Hiraku agentは、ゲーム業界に特化したクリエイターの紹介と転職支援サービスを行っています。プログラマーや3D、コンシューマー、プランナー、イラストレーターなど多くのクリエイターが登録しており、企業の幅広いニーズに対応することが可能です。

【主な特徴】

  • 市場感などゲーム業界を熟知したエージェントが支援
  • 採用課題の洗い出しから解決までサポート

ファミキャリ!

ファミキャリ!は、国内最大級ゲーム情報総合サイトのファミ通ドットコムの協力を得て、クリエイターエージェンシーのパイオニアであるクリーク・アンド・リバー社が運営している、ゲーム業界に特化した転職支援サービスです。エージェントはゲーム業界の動向を知り尽くしたプロが多く、業界におけるサポート実績は2万人を超えています。

【主な特徴】

  • 業界サポート実績2万人以上
  • エージェントはゲーム業界の動向を知り尽くしたプロが多い

シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェントは、ゲーム業界、映像業界、アミューズメント業界などのクリエイターを専門とする人材派遣・紹介サービスです。ゲーム開発会社でゲームエンジンなどの開発・販売も行っている企業が運営しているため、開発現場のニーズを的確に理解した上での提案が受けられます。

【主な特徴】

  • ゲーム開発会社でゲームエンジンなどの開発・販売も行っている企業が運営
  • 開発現場やクリエイターへの理解度が高く業界からの信頼が高い

RecGame

RecGame(リクガメ)は、ゲームクリエイターの採用にフォーカスしたゲーム業界専門の転職サービスです。代表インタビューなどの企業風土をイメージしやすいコンテンツや、開発タイトルなど他の媒体にはない情報を掲載しています。

【主な特徴】

  • 代表インタビューなど企業風土をイメージしやすいコンテンツ展開
  • 開発タイトルなど他の媒体にはない情報を掲載

IMAGICA GEEQ

IMAGICA GEEQは、1995年の創業以来、ゲーム業界に特化した総合人材サービスを展開しています。業界に精通したコンサルタント集団として、長年にわたり構築してきた強いネットワークを活用し、企業のニーズに合った人材をマッチングしてくれます。

【主な特徴】

  • 長い歴史のある業界に精通したコンサルタント集団
  • 長年にわたり構築してきた強いネットワーク

フリーランスのゲームデザイナーをお探しならクロスデザイナーがおすすめ

本記事では、ゲームデザイナーの仕事内容や年収などの働き方から、求められるスキルや能力まで、ゲームデザイナーを採用する企業側が理解しておきたい基礎知識について詳細に解説しました。

ゲームデザイナーの主な採用方法には、エージェント、転職サイト、SNSの3つがありますが、ゲームデザイナーのように専門性が高くスキルの見極めが難しい職種を採用する際は、ゲーム業界に強いエージェントの利用をおすすめします。

特にデザインの知識やスキル、費用相場について熟知した、実績と信頼のあるデザイナー専門のエージェントサービスに依頼すれば、業界に詳しく安心して任せられるでしょう。

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サービス資料でわかること
  • クロスデザイナーの特徴
  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
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曄道 うるは
記事を書いた人
曄道 うるは

Webディレクター&SEOライター。出版業界、広告代理店、IT業界を経てパラレルワーカーに。執筆した記事は500を超える。得意ジャンルはIT、ヘルスケア、金融。座右の銘は「好きを仕事に」。