【2023年版】Webデザインのトレンド28選! 参考事例をもとに解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

【2023年版】Webデザインのトレンド28選! 参考事例をもとに解説

INDEX

時代によりデザインはトレンドが移り変わります。

Webデザインも同様であり、2023年のトレンドは複数の要素を組み合わせたデザインが増えてくると予想されています。

そこで本記事では、

・ビジュアル
・レイアウト
・配色

の3つの観点から2023年のトレンドを紹介します。

「自社のサイトを一味違う、目を引くものにしたい!」
「自社に合ったデザインを探している」
「デザインのトレンドを知って自社のサイトに取り入れたい」

とお考えの方はぜひ参考にしてください。

Webデザインにトレンドを取り入れるメリット3つ

Webデザインに最新のトレンドを取り入れることで、ユーザーに新鮮さと好印象を与えることができます。ブランドイメージを向上させ、売り上げを伸ばすなど、サイトの目的に合わせた成果を期待できる可能性もあります。

以下には、Webデザインにトレンドを取り入れる3つのメリットを紹介します。

・競合サイトと差別化できる
・デザイン例として活用される
・Webサイト訪問者の印象に残りやすい

1. 競合サイトと差別化できる

新しいデザインの要素を取り入れることで、外観や機能性が向上し、ユーザーの興味や関心を惹きつけることができます。たとえば、アニメーションやインタラクティブな要素を取り入れることで、ユーザーにとって情報が視覚的で分かりやすく、魅力的なサイトに映ります。

競合サイトと比較しても、デザイン性が高く使いやすいサイトとなれば、ユーザーはより長い時間サイトに滞在しやすくなるでしょう。その結果、多くのユーザーが訪れ、競合サイトよりも優位なポジションを築くことができます。

2. デザイン例として活用される

トレンドを取り入れることで、Webサイトが注目を浴びることにつながります。多くのユーザーにとって、時代を反映した最新のWebサイトに映り、魅力的なものとなるでしょう。

注目度の高いWebデザインは、まとめ記事などの形でデザイン例として取り上げられます。本記事のように参考例として掲載されることで、Webサイトの認知度が上がり、新たなユーザーを獲得することも期待できるでしょう。

3. Webサイト訪問者の印象に残りやすい

トレンドには、最新のデザインテクニックやレイアウトが含まれます。そのため、トレンドを取り入れることは訪問者にとって、見やすい・使いやすいWebサイトになります。直感的に使えるサイトは操作が容易であり、UX(ユーザーエクスペリエンス)の観点からも印象に残りやすくなるでしょう。

また、トレンドを取り入れたデザインは時代性を反映した魅力的なものに映ります。豊かな視覚的体験を提供するアニメーション、グラフィック、フォントによって、訪問した人は見た目の美しさにより、「このWebサイトの会社はプロフェッショナルであり信頼に値する」という印象を受け、顧客エンゲージメントも高まります。

【2023年度版】デザイントレンド16選

ここでは2023年度に注目のデザイントレンドを16個紹介します。

・動画を取り入れたモーションデザイン
・透明感を感じるグラスモーフィズム
・粘土のようなマットな質感のクレイモーフィズム
・動きのあるフォント
・強烈な印象を与えるブルータリズム
・大胆なタイポグラフィ
・インタラクティブデザイン
・シンプルなミニマリズム
・立体感のあるアイソメトリック
・グラフや図を視覚的に表現するインフォグラフィックス
・続きが気になるパララックス・アニメーション
・グローバル時代の必須、インクルーシブデザイン
・温かみを感じるハンドクラフトデザイン
・90年代風のレトロデザイン
・世界観に没入させるデザイン
・ノスタルジーを感じるY2K

1. 動画を取り入れたモーションデザイン

▲出典:株式会社いいオフィス

https://e-office.inc/

▲出典:株式会社フラットヘッド・ネクスト

https://www.flat-head.com/

▲出典:警視庁採用サイト

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/saiyo/2023/

モーションデザインとは、ファーストビューに静止画像ではなく、ショートムービーやアニメーションなど動きや音声を加えたものです。静止画よりも多くの情報を伝えることができ、訪問者にインパクトを与えることができるといったメリットがあります。

しかし、動画の多用には注意が必要です。動画は静止画よりも大きなファイルサイズを必要とするため、サイトの読み込み速度にも影響を与えるおそれがあります。動画と静止画、メリハリある使用を心がけましょう。

2. 透明感を感じるグラスモーフィズム

▲出典:株式会社ピュール

https://www.pyuru.co.jp/

▲出典:ステラシード株式会社

https://www.blanchoney.jp/

▲出典:株式会社資生堂

https://www.shiseido.co.jp/cms/beautiful_me_journey/lifedew/product/

グラスモーフィズムとは、すりガラスの表現を取り入れた、半透明の表現方法のデザイン手法です。Mac OSやiOSなどに使用されたことにより、注目を集めました。

背景にぼかしを加えることで、上に乗る要素を強調することができます。また、地味な印象を与えがちな背景に取り入れることで奥行き感が生まれ、立体的に見える効果があります。さらに、涼しげでなめらかな透明感を演出することもできます。

3. 粘土のようなマットな質感のクレイモーフィズム

▲出典:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

https://saiyo.sme.co.jp/graduate/23/

▲出典:ブラザー工業株式会社

https://sdgsstory.global.brother/j/

▲出典:49/META

https://49meta.xyz/

クレイモーフィズムとは、粘土(クレイ)のようなマットな質感と丸みのある3D要素を使ったデザイン手法です。近年のメタバースやNFTの流行もあり、3D要素を取り入れたデザインが注目を集めています。

もこもことした膨らみのあるデザインが特徴で、訪問者には親しみやすく、ポップで明るい印象を与えます。また、平面イラストと比べて、質感と存在感を感じられるため、目を引く効果もあります。さらに、近未来的な雰囲気を演出することもできます。

4. 動きのあるフォント

▲出典:株式会社necco

https://necco.inc/

▲出典:札幌PARCO Go scramble So ramble

https://parco-scs.com/

▲出典:エムスリー株式会社採用サイト

https://jobs.m3.com/fresh/

フォントのサイズだけでなく、「動きのあるフォント」にも注目が集まっています。このフォントは独特の表現力とインパクトがあり、文字が生き生きとした印象を与え、動きによって意味や感情を強調することができます。

フォントが回転したり、左右に動いたりすることで視覚的な訴求力が高まり、訪問者の目を引きやすくなります。従来の静止したフォントと比較して、動きのあるフォントは特に印象的で、注目を集めるための効果的な手段です。

5. 強烈な印象を与えるブルータリズム

▲出典:Chrissie Abbott

https://chrissieabbott.com/

▲出典:東映株式会社採用サイト

https://www.toei.co.jp/company/recruit/fresh/

▲出典:水曜日のカンパネラ

http://www.wed-camp.com/

ブルータリズムは、1950年代にみられるようになった力強く粗野な印象を与える建築様式のことです。

近年、このブルータリズムをWebデザインに当てはめて、既存のWebデザインへの反発を表現する手法がトレンドです。具体的には、無骨で荒削りな印象を与えるデザインや、構造や形状を露出したデザイン、自由で大胆なレイアウト、非対称で不適合なビジュアル、秩序を欠いたデザインなどが特徴として挙げられます。

6. 大胆なタイポグラフィ

▲出典:JACK JACK PHOTO

https://jack-jack-photo.com/

▲出典:商工クラブ

https://showkoclub.jp/

▲出典:最果タヒ

http://tahi.jp/

大きな存在感を持つタイポグラフィーをあしらったデザインもトレンドのひとつです。個性的なフォントを使用したり、大きすぎるフォントを用いることで、訪問者に強烈な印象を与えることができます。結果、ブランドの認知度向上に寄与します。

ただし、過剰なタイポグラフィーは読みづらくなる場合があるため、適切なバランスを保つことが重要です。

7. インタラクティブデザイン

▲出典:株式会社TBSホールディングス

https://innovation.tbs.co.jp/

▲出典:株式会社クボタ

https://www.kubota.co.jp/futurecube/

▲出典:SimplyChocolate

https://simplychocolatecph.com/product/grainy-sue/

インタラクティブデザインとは、ユーザーがアクションを起こすと、そのアクションが一方通行にならず、相手側のシステムがそれに反応したリアクションを示す、相互的なやり取りを実現したデザインです。たとえば、カーソルの動きに合わせて画像が動くなど、ユーザーを楽しませて行動を促すことをします。

バーチャルの世界にユーザーを引き込み、商品やサービスの魅力を伝えることで、ファン獲得はもちろん、コンセプトブランディング・世界観に共感してもらえるといったメリットがあります。

8. シンプルなミニマリズム

▲出典:PETARI(株式会社 G.M.P.)

https://petari.jp/

▲出典:Sennep

https://www.sennep.com/

▲出典:Apple, Inc

https://www.apple.com/jp/

ミニマリズムなデザインは、余分な要素を取り除き、シンプルであることを重視したデザインスタイルです。一番伝えたい情報にユーザーの目線を誘導することができます。

ユーザーが簡単に必要な情報に素早くアクセスすることができるだけでなく、Webサイトの読み込み速度が速いため、実用面でも優れています。シンプルな印象を与えることで、洗練された、魅力的で分かりやすいデザインを作り出します。

9. 立体感のあるアイソメトリック

▲出典:株式会社unouplus

https://unouplus.com/

▲出典:株式会社メルペイ

https://www.merpay.com/

▲出典:一般社団法人日本電線工業会

https://www.discoverydensen.jp/special/densenday.html

アイソメトリックとは、等角投影図法と呼ばれ、横幅、奥行き、高さの軸が120°になるように描く図法のことです。メルカリのロゴでもおなじみです。

建造物や家具などの立体物を斜め上から見たようなイメージとなり、3D的な見た目を持ちながらも平面的な描写が可能なデザイン手法です。

Webサイトではイラストなどのグラフィック要素に取り入れられることが多く、その独特の表現方法によって、魅力的で親しみやすいデザインを実現することができます。ユーザーに強い印象を残すことができ、商品やサービスを魅力的に見せることができます。

10. グラフや図を視覚的に表現するインフォグラフィックス

▲出典:株式会社スタイラジー採用サイト

https://recruit.stylagy.co.jp/culture/data

▲出典:ヤフー株式会社採用サイト

https://about.yahoo.co.jp/hr/about/infographics/

▲出典:大陽日酸株式会社

https://www.tn-sanso.co.jp/jp/recruit/about/number.html

インフォグラフィックスとは、情報をビジュアル化することで分かりやすく伝える手法です。テキストや数字、グラフ、イラストを組み合わせて情報を視覚的に表現します。たとえば統計データをグラフやチャートにすることもインフォグラフィックスにあたります。

テキストだけでは分かりにくい複雑な情報も直感的に伝え、読了率を高められるというメリットがあります。

11. 続きが気になるパララックス・アニメーション

▲出典:積水ハウス株式会社

https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/event/day/research/index.html

▲出典:Apple, Inc

https://www.apple.com/jp/imac-24/

▲出典:甑島観光サイト

http://koshiki-stay.jp/

パララックスとは「視差効果」という意味です。ユーザーのスクロールの動作によって要素が動いたり、アニメーションさせたりすることで、Webサイトにおける視覚の差異や奥行き・立体感を表現します。たとえばスクロールすると背景がゆっくり動くこともパララックスの一種です。

パララックスを使用することで、最後までスクロールしたくなる「ストーリー性」をもたらす効果もあります。一昔前に大流行しましたが、動きに意味を持たせてユーザーを飽きさせない工夫として、また、技術が向上したことにより再び注目を集めています。

12. グローバル時代の必須、インクルーシブデザイン

▲出典:シチズン時計株式会社

https://citizen.jp/touchtimewatch/index.html

▲出典:合同会社ネコリコ

https://www.necolico.co.jp/business/dokkyo/

インクルーシブデザインとは、従来、デザインプレスから除外されてきた多様な人々(高齢者、障がい者、外国人など)を、デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法です。

超高齢社会の様々な施設、プロダクト、サービス、Webなどをデザインするための大変有効な手法として近年注目を集めています。これまで除外されてきた人を巻き込んで、当事者ならではの気づきからデザインしていく手法ですが、その方々だけでなく、誰もが使いやすいデザインを実現できます。

総務省が発表した令和3年度の世帯におけるスマートフォンの保有割合は86.8%であり、Webサイトやサービスの利用者には、高齢者や障がい者、外国人などさまざまなユーザーが含まれていることが想定されます。そのため、インクルーシブデザインの需要はこれからさらに増加していくでしょう。

13. 温かみを感じるハンドクラフトデザイン

▲出典:株式会社デイトナ・インターナショナル

https://www.daytona-park.com/freakmag/

▲出典:アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)

https://outdoorproducts.tokyo/features/pack-for-my-style/

▲出典:三菱地所株式会社

https://marunouchi-palette.com/article/626/

スクラップブックのような要素を組み合わせたハンドクラフト風のデザインも注目されています。手書きのフォントやイラスト、手でちぎったようなマスキングテープなどで手作り感や安心感を演出できます。Webサイトに人間味や親しみやすさを与えることができるでしょう。

動画や3D形状など技巧を凝らしたデザインの上に、あえて手作り感を感じさせるパーツを組み合わせることで、新鮮なイメージも作り出すことができます。

14. 90年代風のレトロデザイン

▲出典:ほろよい サントリーホールディングス株式会社

https://www.suntory.co.jp/rtd/horoyoi/

▲出典:粥粥好日

https://kayukayukoujitsu.jp/

▲出典:信州大学農学部

https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/pakapaan/

90年代風のレトロなイラストや淡いパステルカラーを使用したデザインも、ここ数年人気のデザイン手法です。

シンプルなグラフィックやペン字風の手書き文字などを使用しており、懐かしい雰囲気も与えることができるのが特徴です。80〜90年代は日本が好景気の頃であり、明るい色合いを使うことで当時感じられていた将来性や希望を彷彿とさせます。

15. 世界観に没入させるデザイン

▲出典:福岡県立美術館

https://virtualmuseum.fukuoka-kenbi.jp/

▲出典:Balming Tiger

https://balmingtiger.com/

▲出典:PLAY! Honda e|Honda公式サイト

https://www.honda.co.jp/play-hondae/

クリックやスクロールなどのアクションによって世界観を体験できる、見た者を没入させるデザインです。かなりの作り込みが必要なため制作のハードルは高いですが、ブランドの魅力をより感覚的に伝えることができます。

サイトの訪問者にとって、時間を忘れて世界観に没入するなど、強烈なインパクトを残せるでしょう。

16. ノスタルジーを感じるY2K

▲出典:Pinterest – y2k design

https://www.pinterest.jp/search/pins/?q=Y2K%20design&rs=typed

Y2Kとは、1990年代後半から2000年代初頭にかけてのデザインスタイルのことです。2020年代に再び注目を浴びるようになり、アートやファッションの分野でも見かけるようになりました。

Y2Kデザインの特徴は、カラフルでポップな色使い、サイバーパンクと呼ばれるメタリックな装飾やグリッターの効果、デジタル的なテクスチャー、未来的なフォント、グラデーションを使用していることです。過去を知らない人には新しく、知っている人には懐かしい、ノスタルジックな雰囲気も演出します。

【2023年度版】トレンドレイアウト5選

次に2023年度に注目のトレンドレイアウトを5個紹介します。

・PCでもスマホ風なデザイン
・スクロールで移り変わるコンテンツ
・マウスカーソルのアクション
・画像のレイヤー重ね
・画面を分割するスプリットレイアウト

1. PCでもスマホ風なデザイン

▲出典:LINE株式会社

https://lg10th-special.game.line.me/ja/

▲出典:BOTANIST

https://sustainable.botanistofficial.com/campaign/mountainday/

▲出典:M-1グランプリ公式サイト

https://www.m-1gp.com/

スマホファーストのデザインでありつつ、パソコンサイズにも対応したデザインになります。メインは画面中央のスマートフォン対応の縦長レイアウトですが、スクロールによって背景が動く、動画を入れるなどの工夫をすることでパソコンで見ても違和感のないサイトに仕上がっています。

スマホとパソコン、それぞれにデザイン制作をしなくて良い分、労力は減らせますが、デザインの細部にこだわないと単調なサイトに見えてしまいます。レイアウトや色味など、こだわりを持ってデザインをしていく必要があります。

2. スクロールで移り変わるコンテンツ

▲出典:Engineered Floors, LLC

https://www.engineeredfloors.com/

▲出典:株式会社クライマークス

https://www.climarks.com/

▲出典:株式会社寺田ニット

https://terada-knit.co.jp/

マウススクロールに合わせて商品やサービスを紹介していく技法です。ユーザーは自分のペースでコンテンツを見ることができ、本のページをめくるような感覚を味わえます。視覚的な美しさや画面の変化を通じて、ユーザーの興味を引きつけることができます。

特に、ブランドの魅力やこだわり、商品の機能紹介など、こだわりのメッセージを伝えたい場合に効果的です。ユーザーが自分のペースでコンテンツを閲覧できるため、ブランドのメッセージをより深く理解してもらうことができます。

3. マウスカーソルのアクション

▲出典:株式会社AtomsWorld

https://atomsworld.co.jp/

▲出典:立命館先進研究アカデミーRARA | 立命館大学

https://rara.ritsumei.ac.jp/

▲出典:株式会社HUG

https://h-u-g.co.jp/

マウスカーソルがWebページの要素に重なると、それらの要素に合わせて見た目や機能が変化する技法です。

たとえば、マウスカーソルを合わせると、画像が拡大表示になったり、別の画像への切り替えが行われます。そのため、ユーザーは直感的に、どの要素が操作対象であるかを理解しやすくなります。

しかし、過剰なアクションは、ユーザーにストレスを与えることもあります。たとえば、画面が自動的に切り替わったり、ポップアップウィンドウが表示されたりすると、ユーザーは意図しない操作をしてしまうおそれがあります。そのため、マウスカーソルによるアクションを利用する場合は、ユーザーの体験に配慮し、適切な使い方をすることが重要です。

4. 画像のレイヤー重ね

▲出典:株式会社カイユウ

https://kai-you.co.jp/

▲出典:Creaimo <クリーモ>|壺芋ブリュレ&蜜芋ブリュレ

https://creaimo.jp/

▲出典:Julie Cristobal

https://juliecristobal.com/

複数のレイヤーを重ねるレイアウトは、シンプルでありながら、洗練された雰囲気を演出できます。また、この手法は画面のスペースを有効活用できるため、機能的にも優れています。

スクロールやクリックによって画像が重なった状態から離れるなど、独特の動きを楽しむこともできます。ユーザーにとっては自らのアクションで変化するページを楽しむことができ、印象的なサイトとなるでしょう。

5. 画面を分割するスプリットレイアウト

▲出典:ani TERRACE

https://www.ani-terrace.com/

▲出典:神戸女学院 音楽部音楽学科

https://m.kobe-c.ac.jp/newmajor/

▲出典:KARIOMONS COFFEE

https://kariomons.com/

スプリットレイアウトとは、画面を大きく2分割するレイアウトです。シンプルながらも情報を効果的に伝えることができるため、Webデザインの人気手法の一つです。左側を固定のデザインにして右側だけスクロールできるようにするなどの工夫をすることで、幅広いデザイン表現が可能となります。

スプリットレイアウト自体は以前からある手法ですが、最近ではシングルカラムのレイアウトが増えたこともあり、再び注目を浴びています。また、スマホなどのモバイル端末の普及により、画面が狭くなってしまうことが多くなったため、スプリットレイアウトはより需要が高まっていくと予想されます。

【2023年度版】イラストトレンド3選

2023年度に注目のイラストトレンドを3個紹介します。

・立体的な3Dイラスト
・漫画風の2Dイラスト
・抽象的なイラスト

1. 立体的な3Dイラスト

▲出典:Redis Agency

https://www.redis.agency/

▲出典:(株)ケリングジャパン グッチディビジョン

https://florafantasy.gucci.com/

▲出典:redlight.dev

https://redlight.dev/

頭の中にあるイメージを具体的なデザインとして表現するのに役立つのが3Dイラストです。

平面のイラストと異なり、立体感のある表現をすることができます。より臨場感や質感を感じさせることができ、、2Dイラストでは表現できなかった視点や角度を表現することが可能になります。

2. 漫画風の2Dイラスト

▲出典:NewActon

https://newacton.com.au/

▲出典:株式会社 Lakke

https://www.lakke.co.jp/iroha/

▲出典:モグカツ

https://restaurant.mogukatsu.com/

2Dイラストには多くのメリットがあります。まず、カラフルでポップなイラストは文字よりも早くユーザーを惹きつけることができ、イメージを乗せてメッセージを伝えることができること。次にデザインをシンプルに保ち、余計な情報を削ぎ落とし、読みやすさを向上することも挙げられます。

さらに2Dイラストはアニメーションにも適しています。ローディング画面や、マウスオーバー時のアニメーションなど、デザインの演出に使われることが多く、サイトの印象を強めることができます。

2Dイラストは手書きからデジタルまで対応できるため、どこかで見たことがある素材集頼りではなく、自分で素材を用意してオリジナリティを表現することができます。Webデザインにおいて活用の幅は大きいでしょう。

3. 抽象的なイラスト

▲出典:Algo

https://algo.tv/

▲出典:ADDReC DESIGN FIRM

https://addrec.co.jp/

抽象的なイラストも近年多用されている手法です。円や三角形などのシンプルな形状が多く使われ、そのシンプルさが飽きが来ない魅力を生み出しています。グラデーションやビビッドカラーと組み合わせることで、独特の雰囲気を演出することも可能です。

また、幾何学的なパターンも取り入れることでデザイン性が高まります。シェイプを組み合わせて作り出されるデザインは今やトレンドとなっていますが、はるか昔の近代美術から存在しており、とてもモダンな印象を与えます。

【2023年度版】配色トレンド3選

2023年度に注目の配色トレンドを3個紹介します。

・グラデーションカラー
・ネオンカラー
・モノクロ

1. グラデーションカラー

▲出典:monopo

https://monopo.london/

▲出典:正覚寺

https://nakameguro-shogakuji.or.jp/

グラデーションは昔から存在する手法ですが、2023年はさらに人気が上昇しそうな勢いがあります。複数の色を組み合わせることで、アニメーションを使用しなくても陰影を表現し、奥行きや深みを演出することができます。また、オリジナリティのある世界観を出すことも可能です。

ただし、グラデーションは多くのWebサイトに使用されているため、過剰に使用すると過去の時代感を演出してしまう場合もあります。適度なグラデーションの使用を心がけましょう。

2. ネオンカラー

▲出典:渋谷夜市

https://shibuyayoichi.com/

▲出典:岐阜大学 社会システム経営学環

https://www.ssm.gifu-u.ac.jp/

ネオンカラーはユーザーを惹きつける効果があります。その鮮やかな色調は、ユーザーに強いインパクトを与え、遊び心や個性を表現するのに最適です。また、特定のコンテンツを目立たせるためにも役立ちます。さらに、暗い背景で非常に目立つため、ダークモードとの相性も抜群です。

ただし、すべての人に適したデザインとは言えません。私たちの脳は日常的にストレスを受けているため、画面いっぱいに複数のネオンカラーを使用するようなデザインは主張が激しくなり逆効果になることもあります。要所で取り入れることを心がけましょう。

3. モノクロ

▲出典:HOLDER株式会社

https://thespot.jp/

▲出典:Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022

https://senseisland.com/

3Dデザインなどカラフルなサイトが多い中で、モノクロ調のデザインは強いインパクトを与えられます。シンプルでありながらスタイリッシュ、洗練された印象を与え、どんな時代でも魅力的なデザインとして人気があります。

イラストや写真も線画や白黒にすることで、統一感のあるデザインとなります。色数を極端に絞り、必要な場所に色を加えることで訴求力を高めることも期待できます。

トレンドを意識したWebデザインがしたいならクロスデザイナーがおすすめ!

Webデザインのトレンドについてお伝えしてきました。

インパクトを感じるレイアウトや、3D技術などと組み合わせ、スクロールすることで体験できるようなコンテンツが多くなっています。新たな技術を導入することなく、すぐにでも使えそうなトレンドもありますので、ぜひ取り入れてみてください。

Webサイトのトレンドを反映してユーザーに訴求できるデザインにすることで、会社のブランディングにもつながるでしょう。

またWebサイトを制作する際は、目的やターゲットを考えて、自社に合ったトレンドを検討してみましょう。

なお、トレンドを意識したWebサイトを制作したいのなら、フリーランスデザイナーが揃っているクロスデザイナーがおすすめです。

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サービス資料でわかること
  • クロスデザイナーの特徴
  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
  • 各サービスプラン概要
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西原 小晴
記事を書いた人
西原 小晴

セールスライター/コンテンツディレクター。合同会社ウォンバット。京都府立大学農学部卒。印刷会社・マーケティング会社・デザイン会社にて知見を深め、累計8億以上の売上をサポートする。化学・製造DX・Webデザイン・ライティング・マーケティング分野が専門。