マーケティングに必要なクリエイティブとは?その作成方法まで解説 | フリーランス・業務委託採用|クロスデザイナー

マーケティングに必要なクリエイティブとは?その作成方法まで解説

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今の時代、Webマーケティングに取り組むことは企業にとって避けては通れない道と言えるでしょう。

Webマーケティングにはクリエイティブが必須です。しかし、クリエイティブには明確な正解がなく、どのような要素を組み込めばいいか、作成のポイントは何かを迷うことも多いでしょう。

本記事では、Webマーケティングにおけるクリエイティブの重要性や構成要素、ポイントや作成方法などを解説します。

マーケティングおけるクリエイティブとは

マーケティングにおけるクリエイティブとは、マーケティングのために作成される素材全般のことです。広告に使用されている素材である、画像、動画、キャッチコピーが具体例に挙げられます。

マーケティングで成果を上げるには、効果的なクリエイティブを制作することが求められます。制作後も検証を繰り返しながら、より効果のあるクリエイティブの制作につなげていきましょう。

マーケティングにおけるクリエイティブの事例

クリエイティブの事例を紹介します。

カンタス航空

▲出典:Instagram広告の成功事例

カンタス航空は、ブランドコンテンツのプラットフォームであるAWOLの初のブランドキャンペーンを実施し、ミレニアル世代やオーストラリアの若者をターゲットに、実際に旅をしている気分になれるストーリーズ広告を作成しました。

美しいオーストラリアの風景と飛行機の写真を組み合わせて、カンタス航空に対する認知度と好感度を高めることに成功しました。広告は質問から始めて興味を引くように作成されています。ブランド認知度は3ポイントアップし、成功を収めました。また、広告想起率も3ポイント上昇し、KPIを達成しました。

キレイモ

▲出典:Twitter(X)よりキレイモではハッシュタグ広告と組み合わせて、「#指ハートチェンジ」というキャンペーンを開催しました。参加者がダンスに挑戦して選ばれれば、WebCMの出演権利がもらえるなどの特典を用意し、参加を促しています。

パナソニック株式会社

▲出典:パナソニック株式会社:Instagram広告の成功事例パナソニック株式会社は、高級オーブントースターという成長カテゴリーに新製品を投入するにあたり、インスタ広告を活用しました。

「サクっとふんわり、黄金比トースト」というメッセージを伝え、広告想起率が 16 ポイント上昇(ブランド上昇率調査)し、以前の製品発売キャンペーンと比較して 2 倍の売上を達成しています。

 関連記事:広告クリエイティブの事例13選!成果を出すためのポイントも紹介

クリエイティブの役割

クリエイティブは、商品やサービスといった企業の理念やブランドの想いを視覚的に伝え、企業の価値を向上させる役割を担っています。ロゴやカラーといったデザイン要素だけではなく、ブランドの存在意義にも一貫性を持たせることが重要です。

クリエイティブが重要な理由

コンテンツマーケティングの需要が高まるにつれ、クリエイティブの重要度も増してきました。コンテンツマーケティングとは、ユーザーに対して価値あるコンテンツを提供し、ファン化を促進し、購買までつなげるマーケティング手法です。

日々膨大なコンテンツを目にする機会がある現代、消費者の目を引くには「体験してみたい」「興味が持てる」と感じるコンテンツを発信することが重要です。せっかく興味を持ってクリックしてもらったとしても、商品やサービスのデザインやカラーがマッチしていなければ離脱の原因になります。

クリエイティブの3つの構成要素

マーケティングの効果を最大化するために、さまざまなクリエイティブが使われます。ここでは3つの要素について解説します。

1. キャッチコピー・テキスト

クリエイティブは見た瞬間にターゲットを引きつけ、クリックしてもらうのが理想です。

そのため、キャッチコピーや文章などのテキストは、クリックした先にどのようなメリットが用意されているかを伝えるための重要な要素です。

パッと見で伝わるように、シンプルなキャッチコピーやテキストを用意しましょう。ここでターゲットの興味を惹かなければ次のアクションを起こしてもらえません。

2. 画像

広告などでキービジュアルで使われる画像は、ターゲット目線で選びましょう。画像のクオリティが低いと、印象が薄れてしまったり、何を伝えたいのか分からないままクリエイティブとしての効果をなさないおそれもあります。

たとえばダイエット用品なら、ターゲット世代による使用イメージが効果的です。ターゲットのニーズに合う画像を選ぶことで、インパクトを与えられたり、具体的なイメージを持ってもらうことができるでしょう。

3. 動画

動画は音声やテロップ(テキスト)と組み合わせることで、静止画よりも多くの情報を伝えられることがメリットです。視覚と聴覚の両方で印象付けることができます。

YouTubeやX(Twitter)やInstagramといったSNSでも動画の投稿が可能で、マーケティングにおいて欠かせない要素となっています。

クリエイティブの作成方法4ステップ

以下の4ステップに沿って進めることで、効率よく作成することができます。

  1. ターゲットを決める
  2. ターゲットのニーズを調査する
  3. 広告サイズや仕様を確認する
  4. ニーズを元にクリエイティブを作成する

1. ターゲットを決める

まず最初にターゲットを決めましょう。誰に届けたいのか、どのようなアクションを起こしてもらいたいのかを具体的に考えていきます。

性別や年齢層、趣味趣向、家族構成、年収、仕事、ライフスタイル、休日の過ごし方、価値観などの心理的特性や行動特性も含めて作成することで、具体的な人物像が見えてきます。

2. ターゲットのニーズを調査する

ターゲットが決まれば、何に悩んでいるか悩みや課題といったニーズが見えてきます。「ターゲットが嬉しいと思うか」「欲しいと思うか」を判断基準にすることで、ニーズに対して大きなズレがなくなり、一貫性を持って制作できる期待がもたれます。

3. 広告サイズや仕様を確認する

ターゲットにより最適な媒体も異なります。たとえば、30〜40代の女性がメインであればInstagram、若い世代を狙いたいのであればTikTokなど、特性によって媒体を選びましょう。

また、媒体によって、サイズや仕様が異なります。

各媒体の特徴やサイズは以下の記事を参考にしてください。

関連記事:
YouTube広告の7種類の特徴と設定方法を徹底解説!【2023年最新】
TikTok広告の成功事例15個と効果を最大化するクリエイティブのポイントを解説
インスタ広告で効果があるデザインのコツ8つを参考事例をもとに解説
Twitter(X)動画広告とは?フォーマットや集客効果を高めるコツを解説

4. ニーズを元にクリエイティブを作成する

画像を見ただけで悩みが解決する方法が分かるなど、ニーズが満たされることが分かるようにクリエイティブを作成していきます。

たとえばスキンケア商品なら、なめらかな肌の写真やターゲット世代のモデルの写真を使用します。また、飲食店なら料理や店内の写真など、その場の雰囲気が連想でき「美味しそう」「居心地良さそう」と思わせるクリエイティブの制作を心がけることが重要です。

クリエイティブ作成の6つのポイント

クリエイティブを制作するうえで重要なポイントを6つ紹介します。

  1. イメージを統一させる
  2. ターゲットに合わせたテイストにする
  3. 社会的な評価を含める
  4. 媒体に適したクリエイティブを作成する
  5. 検証結果を元に定期的に改善する
  6. リンク先の内容と一貫性を持たせる

1. イメージを統一させる

クリエイティブは商品やブランドのイメージと統一させましょう。商品やサービスには「使いやすい」「親しみを感じられる」「スタイリッシュ」「便利」「高級感」などのイメージがあるはずです。これらのイメージが伝わるクリエイティブを作らないと、「実際のイメージと違う」となり、マイナスの印象を与えるおそれがあります。

また、クリエイティブごとに異なるイメージを打ち出すと、ブランドのイメージが統一されなくなってしまいます。商品やサービスのイメージとマッチしたクリエイティブを制作することはとても重要なポイントです。

2. ターゲットに合わせたテイストにする

ターゲット目線で画像やテキストを選びましょう。そのためにもまずは、誰を狙ってクリエイティブを配信するのか、ターゲット層を明確にしておきましょう。

たとえば、女性向けのスキンケア商品ならターゲットはイコール購入者になりますが、子ども向け商品の場合は、実際使うユーザーと購入層は異なります。ターゲットによって求めているものは異なるため、ターゲットに合わせたテイストにすることは重要です。

3. 社会的な評価を含める

社会的評価は安心感と信頼感を醸成でき、購買を促進する効果があります。「顧客満足度○○%」や「人気ランキング1位」などを記載して、安心して購入できる環境を整えましょう。

ただし、過剰や虚偽表現など、景品表示法に違反していないかは確認が必要です。

4. 媒体に適したクリエイティブを作成する

媒体ごとでそれぞれ特色があり、ターゲットも異なります。ターゲットを決定したら、媒体の特徴を意識してクリエイティブを制作しましょう。

同じ30代女性向けでも、InstagramとYouTubeでは最適な見せ方が変わってきます。また、クリエイティブのサイズだけでなく、動画やテキストなど掲載できるフォーマットも異なります。事前に確認して、媒体に適したクリエイティブを作成しましょう。

5. 検証結果を元に定期的に改善する

より効果の高いクリエイティブを作成するには、検証することが必要不可欠です。キャッチコピーや画像、動画、レイアウトなどの各要素を変えて、それぞれのクリエイティブの数値をチェックし、効果を検証しましょう。

クリエイティブ検証をすることで、どのクリエイティブの効果が高かったかだけでなく、「なぜ効果が高いのか」など要素まで踏み込んで分析できるようになります。再現性のあるノウハウとして蓄積することができ、次回に活かすこともできるでしょう。

6. リンク先の内容と一貫性を持たせる

クリエイティブをクリックした先には、商品やサービスのLP(ランディングページ)があります。このLPはクリエイティブと一貫性のあるものにしましょう。

テイストやカラーが異なるページに飛ぶと、ユーザーは「間違ったページにきた」と不安感を感じてしまい、そのまま離脱するおそれがあります。リンク先のLPに合わせたクリエイティブを作成し、違和感を感じさせないようにしましょう。

関連記事:
ランディングページ(LP)の作り方は? 成果を出すポイントも解説
成果を生むLPデザインのコツ6つと参考事例を解説

クリエイティブの作り方

広告クリエイティブを制作する方法は次の3つがあります。

  • 自社で制作する
  • デザイン会社に依頼する
  • フリーランスデザイナーに依頼する

1. 自社で制作する

社内にデザイナーが在籍しており、制作のためのリソースを割くことができる場合は社内で制作することが可能です。更新頻度の高いサイトを運営している企業であれば、内製化した方がすぐに制作に取り掛かることができます。また、社内で完結するため、制作意図や内容を伝えやすく、コミュニケーションが取りやすいメリットがあります。

ただし、制作期間中はリソースがクリエイティブ制作に割かれるため、自社のコア業務に集中できないデメリットもあります。

2. デザイン会社に依頼する

その名の通り、デザインを制作する会社です。クリエイティブ制作のプロ集団のため、高いクオリティの成果物が期待できます。

ただし、制作費は比較的高く、制作期間が長くなることがデメリットとして挙げられます。費用は会社によってさまざまなので、見積もりは必ず取りましょう。

3. フリーランスデザイナーに依頼する

フリーランスデザイナーとは企業に雇用されず、独立して活動するデザイナーです。費用はデザイン会社に依頼するよりも比較的安く、制作期間もスピーディというメリットがあります。

元々制作会社で働いていた人が独立して活動することも多く、報酬は実力次第となるため、ポートフォリオを準備しているケースがほとんどです。クオリティやスキルにばらつきがあるため、依頼する際は必ずスキルや制作実績をチェックしましょう。

経験豊富なフリーランスデザイナーにクリエイティブ作成を依頼したいならクロスデザイナーがおすすめ!

マーケティングにおけるクリエイティブの重要性についてお伝えしてきました。マーケティングにはクリエイティブの存在は欠かせません。本記事を参考にして、効果的なクリエイティブを作成し、自社のビジネスに活かしてください。

効果的なクリエイティブを作りたいけど社内のリソースでは厳しい、知見がないなどでお悩みなら、フリーランスデザイナーに依頼することをおすすめします。制作会社よりも比較的安く依頼でき、制作担当者と直接コミュニケーションが取れるため、スムーズかつスピーディな制作が可能です。

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西原 小晴
記事を書いた人
西原 小晴

セールスライター/コンテンツディレクター。合同会社ウォンバット。京都府立大学農学部卒。印刷会社・マーケティング会社・デザイン会社にて知見を深め、累計8億以上の売上をサポートする。化学・製造DX・Webデザイン・ライティング・マーケティング分野が専門。