インスタ広告で効果があるデザインのコツ8つを参考事例をもとに解説 | フリーランス・業務委託採用|クロスデザイナー

インスタ広告で効果があるデザインのコツ8つを参考事例をもとに解説

INDEX

Instagramの国内月間アクティブユーザーは3,300万人を超え、世界規模で見ると10億人を突破しています。

これだけのユーザーがいるSNSに広告を出すメリットは大きいでしょう。しかし、インスタ広告には種類があり、「ビジュアル」が重要だと言われています。どの広告を使用するのかも重要ですが、ただきれいなだけではなく、戦略的にデザインしていく必要があります。

本記事では、インスタ広告の種類や特徴、実際の成功事例を交えながら、効果が出るデザインのコツについて紹介していきます。

インスタ広告の5つの種類

インスタ広告の5種類について、特徴やニーズ、どのような企業におすすめかを解説します。

  1. フィード
  2. ストーリーズ
  3. 発見タブ
  4. リール
  5. ショップ機能

1. フィード

ファイルサイズ30MB以下
ファイル形式JPGかPNG
アスペクト比正方形(1:1)、横型(1.91:1)、縦型(4:5)
推奨解像度1080×1080px以上

フィードとは、Instagramを開いたときの画面に表示される広告のことです。1枚の画像を使った広告や、左にスワイプして複数の画像で構成されるカルーセル広告、動画広告などさまざまな広告を作成できます。

フィードは商品やブランドの情報収集や発見のために使用する人が多いことがアンケート結果よりわかっており、ブランドや新商品の認知度アップなどの情報拡散に適しています。

自身のタイムラインをスクロールしている最中にフィード広告が自然と目に入ることから、押し付け感がなく、ユーザーにとって受け入れやすい広告になっています。ただし、目を惹くクリエイティブの作成は必須です。

2. ストーリーズ

ファイルサイズ
30MB以下
ファイル形式JPGかPNG
動画の長さ推奨15秒以内(最大60秒)
アスペクト比9:16
解像度1080×1080px以上

ストーリーズは、Instagram画面上部に丸型アイコンで表示される広告です。フィードとは違い、フルスクリーン表示かつ24時間で消えるという特徴があります。

ストーリーを見ている間に広告が表示されるため、商品やブランドへの関心が高まることが期待されます。ユーザーとのエンゲージメントを高める効果がある広告と言えます。

ストーリーズを効果的に活用するには、ブランドや商品のストーリーや特徴を短時間で伝えましょう。動画は60秒まで広告に出せますが、最初の15秒が肝心です。隙間時間で利用しているユーザーが大半のため、興味のないものはタップで次のストーリーズに移動されるため、すぐに訴求内容が伝わるものが好まれます。冒頭にブランドや商品や訴求ポイントを入れておくことがおすすめです。

3. 発見タブ

ファイルサイズ30MB以下
ファイル形式JPGかPNG
アスペクト比
1:1、もしくは9:16
解像度1080×1080px以上

発見タブは、アプリ内の虫眼鏡のアイコンをタップすると表示される画面のことです。ユーザーの興味・関心や閲覧履歴に合ったコンテンツが表示されます。

発見タブ広告は、発見タブの中に表示される広告です。フォローしていない新しいコンテンツが表示されるため、新しいものを探しているユーザーに自然とアピールすることができます。これにより自社のInstagramアカウントへの流入や、商品やサービスの認知度向上が期待できます。

ただし、目を惹くビジュアルのクリエイティブ作成は必須であり、端的で分かりやすいメッセージも求められます。

4. リール

ファイルサイズ4GB以下
ファイル形式MP4またはMOV
動画の長さ0秒〜15分
アスペクト比9:16
解像度500 x 888px以上

リール広告は、Instagramのリール内に配信される縦型の動画広告です。画面の占有率が高いため、ユーザーの印象に残りやすいのが特徴です。

15分までの動画を配信することができますが、長すぎるとスキップされるおそれがあるため、15秒以内が推奨です。

テキスト、BGM、スタンプなどの機能を使ってインパクトのある動画を作成することで、ユーザーに迅速にメッセージを伝えることができます。幅広くリーチを獲得したい場合や、ユーザーとのエンゲージメントを高めたいときにおすすめです。

5. ショップ機能

Instagramのショップ機能とは、投稿に「商品タグ」を設置することで、Instagramを見た人が直接ブランドのECサイトに移動して商品を購入できる機能です。Googleなどの検索エンジンを使わず、「この商品いいな」「気になる」と感じたユーザーの熱量が高いままショップに誘導することができます。

ショップ機能の広告とは、この「商品タグ」のついた投稿を広告として配信することです。

広告として配信することで、フォロワー以外のユーザーにも広く投稿を見てもらえるため、認知度アップや商品に興味を持ってもらえたり、購入してもらえる可能性を広げることができます。

効果があるデザインに仕上げる9つのコツ

Instagramでは、ただデザインを作って広告を回しても成果は出ません。ここで効果があるデザインに仕上げるコツを9つに分けて詳しく解説します。

  1. ターゲットを明確にする 
  2. 解像度の高い画像を使用する
  3. 上下14%に重要な要素は置かない
  4. キャプションの文章は短く簡潔に書く
  5. 購入後のイメージが湧くようにする
  6. 最初の3秒で印象付ける
  7. CTA導線を分かりやすくする
  8. 世界観を統一する
  9. 絵文字やハッシュタグを使う

1. ターゲットを明確にする 

デザインを始める前に、誰に広告を届けたいのか、ターゲットとなるペルソナを明確にしましょう。

ペルソナは、プロダクトやサービスのターゲットとなる人物像を具体的に描き出すフレームワークです。年齢や職業や家族構成だけでなく、趣味やライフスタイル、休日の過ごし方や価値観などの心理的特性や行動特性も含めて作成します。

「ペルソナが嬉しいと思うか」「欲しいと思うか」を判断基準にすることで、ニーズに対して大きなズレがなくなり、ターゲットに刺さるクリエイティブが作成できるでしょう。

2. 解像度の高い画像を使用する

「インスタ映え」という言葉が示すように、Instagramはビジュアルが重視されるSNSです。解像度が低い画像は広告の印象が悪くなるため、解像度の高い画像を使用し、サイズはなるべく1936 x 1936で作成しましょう。ただし、ファイルサイズは30MBと制限があるため、高画質の画像は制限内にサイズを調整しましょう。

3. 上下14%に重要な要素は置かない

画像や動画の上下14%は、アカウント名やアイコン、コメント、CTAボタンなどのユーザーインターフェース要素によって覆われてしまいます。ユーザーが重要な情報を見逃してしまうため、これらの表示と被らないようにクリエイティブの上下14%にはロゴなどの重要な要素を置かないようにしましょう。

4. キャプションの文章は短く簡潔に書く

キャプションは広告のメッセージを伝えるために重要な役割を担っています。最大2,200文字ですが、投稿の最初に表示されるのは冒頭の30文字程度であり、長すぎると「もっと見る」をタップしなければ全文が表示されません。

ユーザーは素早くスクロールして投稿を見ているため、大量の文字情報をしっかり読むことは基本しません。必要な情報は簡潔にまとめ、重要な内容はキャプションの冒頭で伝えるようにしましょう。

5. 購入後のイメージが湧くようにする

広告のデザインは、製品やサービスの良さが伝わるようにするだけでなく、購入後のイメージが湧くようにすることも大切です。生活がどう変わったのか、ベネフィットを伝えるようにデザインするように心がけましょう。

たとえば、食品の場合は商品の写真だけでなく、美味しそうに食べている姿が購入後のイメージを湧かせます。アパレルブランドの場合は、商品を着用したモデルの写真を掲載することで、ユーザーはその商品を手に入れた姿をイメージすることができます。

こうしたイメージの提供によって、購入意欲を増幅させることが期待できるでしょう。

6. 最初の3秒で印象付ける

Instagramのユーザーはフィードを高速でスクロールする傾向があり、広告がユーザーの目を惹くかどうかは冒頭の印象にかかっています。

特に動画広告の場合、最初の3秒で興味を引くことができなければ、その広告はスキップされる可能性が高まります。最も印象的な画像やメッセージを冒頭に持ってきて、離脱前に商品やサービスの魅力を伝えるように工夫しましょう。

7. CTA導線を分かりやすくする

広告には、ユーザーにどのような行動をして欲しいのかを示す必要があります。そのため、CTA(Call To Action)ボタンの設置をしましょう。「今すぐ購入する」「詳細を見る」「無料登録する」などのアクションがあります。

通常の広告はクリックすればサイトに遷移しますが、Instagramのバナー広告は遷移しません。それぞれの広告で「詳しくはこちら」「もっと見る」をタップしてもらう必要があります。アクションボタンは目立つように工夫し、簡単に次のステップに移れるようにしましょう。

8. 世界観を統一する

デザイン制作の際は、自社ブランドの世界観を意識しましょう。ブランドのイメージに統一感がないと、広告で興味を持ったユーザーがサイトに訪問しても、違和感を感じ離脱が発生するおそれがあります。

ブランドの世界観を表現するために、メインカラーやロゴなどをクリエイティブごとで統一し、一目でブランドのイメージが伝わるようにしましょう。

9. 絵文字やハッシュタグを使う

インスタ広告は、テキストに絵文字やハッシュタグを使うことができます(1投稿最大30個まで)。ハッシュタグを使用することで、潜在顧客に自社の商品やサービスを伝えることも期待できます。自社と相性の良いハッシュタグを発見するためにも、色々なハッシュタグをつけてテストしてみることもおすすめです。

また、絵文字を使うことでユーザーにとって身近に感じ、コミュニケーションが活発になります。

インスタ広告の活用例3選

成功した具体的な企業事例を3つ紹介します。

1. Tropicana | 老舗ジュースブランド

▲出典:Tropicana:Instagram広告の成功事例

老舗ジュースブランドであるTropicana はオンラインではなく小売店でのみ販売されています。リール動画を使って、ブランドの認知向上とキャンペーンの売上アップを計りました。

2022年1月10 日から3月16日までキャンペーンを実施した結果、広告費用収益率は2.4 倍(ニールセン カタリナ ソリューションの店舗内販売調査)、店内売上が1.1%増加。

また、広告を「見た」「見たような気がする」と回答した人の割合(広告想起率)は4.1ポイント上昇し、ブランドの認知向上の目標を達成しました。

2. パナソニック株式会社 | 日本の大手家電メーカー

▲出典:パナソニック株式会社:Instagram広告の成功事例

パナソニック株式会社は、高級オーブントースターという成長カテゴリーに新製品を投入するにあたり、インスタ広告を活用しました。

「サクっとふんわり、黄金比トースト」というメッセージを伝え、広告想起率が 16 ポイント上昇(ブランド上昇率調査)し、以前の製品発売キャンペーンと比較して 2 倍の売上を達成しています。

3. カンタス航空 | オーストラリアの大手航空会社

▲出典:Instagram広告の成功事例

カンタス航空は、ブランドコンテンツのプラットフォームであるAWOLの初のブランドキャンペーンを実施し、ミレニアル世代やオーストラリアの若者をターゲットに、実際に旅をしている気分になれるストーリーズ広告を作成しました。

美しいオーストラリアの風景と飛行機の写真を組み合わせて、カンタス航空に対する認知度と好感度を高めることに成功しました。広告は質問から始めて興味を引くように作成されています。ブランド認知度は3ポイントアップし、成功を収めました。また、広告想起率も3ポイント上昇し、KPIを達成しました。

インスタ広告の事例が見れるサイト6選

インスタ広告のアイデアで参考になるサイトを6つ紹介します。

1. BANNER LIBRARY

▲出典:BANNER LIBRARY

良質なデザインを参考にしたいのなら、BANNER LIBRARYがおすすめです。

広告の種類、業種、デザインのテイスト、サイズ、色などさまざまな項目で検索することができ、参考にしたい広告デザインを探すことができます。

「今のシーズンにおすすめのタグ」など、季節感のハッシュタグでの分類やランキングもあるため、トレンドを把握したい場合にもおすすめです。

2. Banner.com

▲出典:Banner.com

Bannner.comは、バナー制作者の手本となる、クオリティの高いバナーを集めたギャラリーサイトです。

カテゴリーの豊富なのが魅力で、デザインしたいサイズに沿ったバナーやレイアウトの種類を調べられる他、「顔切り抜き」「テキストのみ」「キャラクター」「車」「パソコン・タブレット」などバリエーション豊かに絞り込み検索ができます。素材別に検索したい場合におすすめです。

3. Pinterest

▲出典:Pinterest

Pinterestは画像収集に強いSNSツールです。世界中の画像が検索でき、簡単に類似画像を探し出せます。「バナーデザイン」や「インスタ広告」「広告デザイン」などのキーワードで検索すると、数多くの実例を見ることができます。

関連ピン機能があり、気になったピンをクリックすることで、関連したピンを表示することもできます。ブランドにこだわらずに興味のあるカテゴリーを広く検索し、アイディアの幅を広げることに活用できます。

4. バナー広場

▲出典:バナー広場バナー広場は、14,000点以上のバナーが掲載されているギャラリーサイトです。サイズ、カラー、業種、デザインだけでなく、広告のタイプや要素別でも検索ができるなど絞り込み検索機能が充実しています。お気に入り機能もあり、あとでデザインを見直したい時に便利です。

5. retrobanner

▲出典:retrobannerretrobannerは、13,000点を超えるバナーが掲載されているギャラリーサイトです。平日4〜5点新しいバナーが追加されており、常に最新のバナーを確認することができます。

バナーを選択すると、16色のカラーコードを閲覧できるのが特徴です。主要カラーやテイスト、業種も記載されているため、制作上すぐに参考にできるのが大きなメリットです。

6. インスタ広告集めました。

▲出典:インスタ広告集めました。名前の通り、インスタ広告をまとめているInstagramアカウントです。転職サイトやエステ、化粧品、化粧品、食品、飲料、住宅関連、旅行など幅広いジャンルの商品やサービスのバナーが2,000件以上紹介されています。たくさんのデザインを流し見したいときにおすすめです。

成果の出るインスタ広告の作成・運用なら実績豊富なクロスデザイナーがおすすめ!

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西原 小晴
記事を書いた人
西原 小晴

セールスライター/コンテンツディレクター。合同会社ウォンバット。京都府立大学農学部卒。印刷会社・マーケティング会社・デザイン会社にて知見を深め、累計8億以上の売上をサポートする。化学・製造DX・Webデザイン・ライティング・マーケティング分野が専門。