ビジュアルデザインとは?その役割や活用シーンについて解説 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

ビジュアルデザインとは?その役割や活用シーンについて解説

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この記事では、ビジュアルデザインの依頼を検討している企業の方へ向けて、ビジュアルデザインの概要から役割、要素までわかりやすく解説します。

ビジュアルデザインに関わる職種と仕事内容についても説明しますので、自社のプロジェクトに合ったデザイナーを探す際の参考にしてください。

ビジュアルデザインとは

まずは、デザインのなかでビジュアルデザインとは何を指すかを理解しましょう。
デザインの種類は大きく以下の4つ分野に分けられ、ビジュアルデザインはそのうちの1つです。

  1. ビジュアルデザイン
  2. プロダクトデザイン
  3. スペースデザイン
  4. ファッションデザイン

ビジュアルデザインとは、写真・映像、イラスト、文字などを用いて情報を伝える表現方法の総称です。視覚伝達デザインやビジュアルコミュニケーションデザインとも呼ばれています。

そのほかの3つの分野についても簡単に説明します。

プロダクトデザインとは、家電、業務用製品、自動車、文房具、食器などさまざまな製品のデザインを指します。見た目の美しさだけでなく使いやすさを考慮して、素材を選定し機能や形状のデザインを行います。

スペースデザインとは、インテリアや建築をトータルでコンサルタントする仕事です。小売店、飲食店、商業施設、ホテル、空港などを対象として、空間や環境づくりのために調査・企画・計画・設計を行います。

ファッションデザインとは、洋服や靴、バッグなどの服飾品をデザインすることです。企業やオートクチュールのデザイナーとして活躍するほか、ブランディングやマーケティングを担当することもあります。

次章からは、ビジュアルデザインについてさらに詳しく解説していきます。

ビジュアルデザインとグラフィックデザインの違い

続いて、ビジュアルデザインとの違いがわかりにくいグラフィックデザインについて説明します。

ビジュアルデザインが写真や映像、イラストや文字などを使って情報を伝えるデザインである一方、グラフィックデザインは、平面上のデザインで、写真やイラスト、文字、図などを用いて情報を伝える表現方法を指します。

つまり、ビジュアルデザインはグラフィックデザインより領域が広く、映像や音声なども含まれます。

グラフィックデザインについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:グラフィックデザインとは?仕事内容や役割を含めて解説

ビジュアルデザインの役割

ビジュアルデザインの表現方法は幅広く、活用シーンは多岐にわたりますが、その役割は主に以下の3つに分けられます。

  1. 情報伝達
  2. ブランドアイデンティティ
  3. ユーザーエクスペリエンス

それぞれ詳しく説明します。

1.情報伝達

ビジュアルデザインは、情報伝達において重要な役割を果たします。魅力的なデザインは、ユーザーの関心を惹きつけ、認知度とエンゲージメントを高めます。

2.ブランドアイデンティティ

ビジュアルデザインは、ブランドのアイデンティティを明確にし、認知度を高める手段の1つです。優れたデザインは、ブランドの特徴や魅力を効果的に伝える役割を果たします。

3.ユーザーエクスペリエンス

ビジュアルデザインは、ユーザーが製品・サービスを使用する際の視覚的な体験を向上させます。見やすさや読みやすさ、わかりやすさなどを考慮したデザインは、ユーザーエクスペリエンスを最適化します。

ビジュアルデザインの要素

ビジュアルデザインを構成する主な要素は以下の5つです。

  1. タイポグラフィ
  2. 配色
  3. 写真・映像
  4. イラスト
  5. レイアウト

それぞれ詳しく説明します。

1.タイポグラフィ

タイポグラフィは、文字を読みやすく見せるデザインの手法と、文字で1つのデザインを作る手法の2つの意味合いを持っています。 

前者は、フォントの種類やサイズ、行間、見出しの配置、余白などを調整して、文章を読みやすくすることです。後者は、ロゴや道路標識のように文字そのものをデザインの一部として活用することを指します。

2.配色

配色は、見た目の美しさだけでなく、情報伝達のわかりやすさを決定づける重要な要素です。 色は感情や意味を伝える力も持つため、適切な色を選択することでブランドやプロダクトのコンセプトを表現できます。

3.写真・映像

写真や映像は、文字だけでは伝わりにくい要素を補完してメッセージをわかりやすく伝える役割と、視覚的な要素を強調してブランドイメージを向上する役割があります。適切な写真や映像を選択して配置することで、デザインの効果を高めます。

4.イラスト

イラストは、テキストだけでは伝えにくい情報を補完する役割と、デザイン全体を引き立てて視覚的な興味を引く役割を果たします。手描きやデジタルで作成された図やグラフィックを使用することにより、ユニークで個性的な要素を追加し、デザインのバランスやクオリティを高めます。

5.レイアウト

レイアウトは、視線の動きをコントロールする役割を果たします。適切な余白、グリッドを考慮して視覚的な要素を効果的に配置し、情報を整理し階層を明確にしてわかりやすく提示します

また、ロゴの配置やフォントの選択など、ブランドの特徴を反映させることで、デザインに一貫性を持たせてアイデンティティを視覚的に表現します。

ビジュアルデザインの種類

具体的にビジュアルデザインの種類は主に以下の3つに分けられます。

  • デジタルメディア
  • 広告・出版
  • パッケージ

この3つの種類によってデザイナーの職種や専門性が異なるため、デザインを依頼する企業側は認識しておくことが重要です。

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ビジュアルデザインに関わる職種と仕事内容

ビジュアルデザインに関わる職種は以下のとおりさまざまです。

  • グラフィックデザイナー
  • エディトリアルデザイナー
  • アートディレクター
  • 広告デザイナー
  • Webデザイナー
  • アプリデザイナー
  • UIデザイナー
  • ゲームデザイナー
  • DTPデザイナー
  • パッケージデザイナー

ここからは、それぞれの職種の仕事内容やビジュアルデザインの活用シーンなどを説明します。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーの仕事内容は、平面の上に表示される文字、画像、イラスト、色彩を使ってメッセージを伝えるデザインを行うことです。ビジュアルデザインの活用シーンは、DTP、デジタルメディア、ブランディングと多岐に渡ります。

仕事は単独で行うケースと、イラストレーターやカメラマン、コピーライターといったスタッフとチームで制作するケースがあります。後者の場合は、スタッフやスケジュールを調整したり、アイデアをまとめたりする役割を担うこともあります。

グラフィックデザイナーへの依頼を検討している方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

関連記事:在宅で働くグラフィックデザイナーと契約する際の注意点と業務委託のポイント

エディトリアルデザイナー

エディトリアルデザイナーの主な仕事内容は、雑誌や書籍、カタログ、マニュアルといった紙媒体のデザインです。テキストや写真、イラスト、画像などを組み合わせて誌面のレイアウトから、印刷用の入稿データの制作までを行います。

関連記事:パンフレットのデザイン制作はどこに依頼できる?依頼時のポイントも解説

アートディレクター

アートディレクターは、デザインを完成させるまでの総監督として、クライアントとのやり取りや制作スタッフのまとめ役としての役割を担います。

主な仕事内容は、クライアントの要望を理解したうえで、クリエイティブなアイデアを提案してコンセプトを明確にすることです。また、ビジュアルの方向性を示して、制作スタッフへの指示出しや進行管理も行います。

関連記事:アートディレクターとは?デザイナーとの違いや向いている人の特徴、仕事内容や平均年収も解説

広告デザイナー

広告デザイナーの役割は、商品の特性やブランドイメージを理解し、クライアントの意向を反映させて、ユーザーを惹きつける広告を制作することです。マーケティング戦略を考慮して広告の方向性を決定し、ユーザーにアピールするためのビジュアルデザインを制作します。

関連記事:広告クリエイティブの事例13選!成果を出すためのポイントも紹介

Webデザイナー

Webデザイナーの役割は、Webサイトの構築からデザインまでの領域を担います。主な仕事内容は、クライアントの要望をヒアリングして、イメージを形にしていくために、構成やデザインを行うことです。WebサイトのUI/UXにビジュアルデザインが活用され、視覚的な魅力だけでなくユーザビリティを意識して制作を行います。

関連記事:Webデザイナーの種類とは?依頼目的ごとのおすすめを紹介

アプリデザイナー

アプリデザイナーの役割は、アプリのUI/UXをデザインすることです。UI/UXデザインが良くないと、ユーザーはスムーズに操作できずストレスを感じて離脱する可能性が高まります。そのため、ユーザーがアプリを直感的に理解・操作できるよう、見やすさ・使いやすさを重視した画面をデザインします。

関連記事:【企業向け】アプリのデザイナーを探すには?おすすめ採用サービスを解説

UIデザイナー

UIデザイナーは、ユーザーが製品・サービスに触れる際の見やすさ・わかりやすさ・使いやすさを意識して、UI要素をデザインしUIを設計する役割を担います。UI要素とはWebサービスやアプリを構成するオブジェクトを指します。

関連記事:UIデザイナーとは? 仕事内容やスキルについても解説

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、ボードゲーム、カードゲーム、コンピューターゲームといった特定の種類のゲームに特化して、企画・設計をする役割を担います。主な仕事内容は、ゲームの企画立案や仕様書の作成を行い、ゲーム内のビジュアルや画面をデザインすることです。プロジェクトがスムーズに進むように進行管理を行うこともあります。

関連記事:ゲームデザイナーとは?採用できるサービスまで解説

DTPデザイナー

DTPデザイナーの役割は、DTP制作に必要なソフトを使って印刷物をデザインすることです。印刷物としての視認性・可読性を担保するためデータの線幅や、文字のサイズ、文字間・行間のスペースといったDTPのルールに則ってビジュアルデザインを制作します。

関連記事:失敗しないDTP外注のポイント!依頼方法や費用の相場、外注先について詳しく解説

パッケージデザイナー

パッケージデザイナーの役割は、商品の特性やパッケージに使われる素材の特性を理解し、ユーザーが手に取りたくなるようなパッケージをデザインすることです。パッケージに使用する素材を選定する際は、商品との相性や耐久性、コストパフォーマンスなどさまざまな要素を考慮します。

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ビジュアルデザインを依頼するデザイナーを採用する方法

労働人口の減少、売り手市場の加速、労働力流動化といったさまざま要因により、企業のニーズに合った人材を確保することが困難になっています。

技術革新が早くUI/UXの重要性が高まる中で、優れたビジュアルデザインを実現するデザイナーを採用するのはより一層難しいでしょう。

そのため、優秀なデザイナーとの接点を持つためには、採用手法のトレンドやデザイナーの就業形態などの特徴を理解しておくことが重要です。

実際に採用につながっているサービスとは

マイナビ「中途採用状況調査2024年版(2023年実績)」で、中途採用で利用し採用につながった上位5つのサービス・手法を見ると、以下のようになっています。

ここで注目すべきサービス・手法は「人材紹介会社」です。利用している企業の割合は47.2%で3位ですが、1位の転職サイトに次いで採用につながった割合が多く29.8%となっており、高い成果を上げています。

<中途採用で利用した・採用につながったサービス・手法TOP6>

利用したサービス・手法採用に繋がったサービス・手法
転職サイト53.3%転職サイト32%
企業ホームページ49.7%人材紹介会社29.8%
人材紹介会社47.2%求人検索エンジン24.9%
求人検索エンジン45.5%職業安定所22.5%
職業安定所44.6%ダイレクトリクルーティング22%

出典:株式会社マイナビ「中途採用状況調査2024年版(2023年実績)」

デザイナーの就業形態はフリーランスが多い

厚生労働省の調査によると、Webデザイナーやグラフィックデザイナーといったビジュアルデザインに関連するデザイン職の就業形態は、フリーランスが多くなっています。

【Webデザイナーの一般的な就業形態】

【グラフィックデザイナーの一般的な就業形態】

出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))より引用

プロジェクトに応じてフリーランスのデザイナーを活用すれば、人件費を抑えつつ専門家のリソースを柔軟に借りられるため、企業側にさまざまなメリットがあります。一方、社員として雇用すると繁閑差や雇用ミスマッチが発生した場合でも一方的に解雇することは難しく、スキルやノウハウがない場合は対応できません。

そのため、採用する企業側は契約形態の選択肢として、雇用契約だけではなく業務委託契約も検討し、それぞれの契約形態に合わせて労働条件や契約書などの準備をしておくと良いでしょう。

下記の資料では、業務委託・正社員・派遣など複数の雇用形態を比較し、それぞれの特徴を解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひ貴社の採用業務にお役立てください。


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はじめての業務委託採用

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ビジュアルデザインをフリーランスに依頼(外注)するメリット3つ

以下では、ビジュアルデザインをフリーランスに外注するメリットを3つ挙げて、それぞれ解説します。

1.必要なときだけ依頼でき、コストを抑えられる

フリーランスへのビジュアルデザイン依頼は、案件単位で発注できるため、固定費を大幅に削減できます。

社内にデザイナーを常時抱える必要がなく、必要な時期やプロジェクトに合わせて柔軟に依頼できる点が大きな魅力です。特に新商品やキャンペーンなど一時的な需要にも対応しやすく、業務量や予算に応じて最適な外注方法を選択できます。

フリーランスに外注することで、無駄な人件費を抑えつつ、より効率的な経営が可能です。

2.高度な専門知識と最新トレンドを持つプロに依頼できる

フリーランスのデザイナーは、豊富な経験や専門性を持ち、最新のデザイントレンドや表現手法にも精通しています。自社内では得られない視点やアイデアを提供してくれるため、競争力のある高品質なデザインを実現できるでしょう。

案件ごとに最適なスキルを持つデザイナーを選定できるため、Webデザインやパッケージデザインなど、目的に合った専門家の力を活用できるのも大きなメリットです。

3.社内リソースを節約し、本業に集中できる

デザイン業務を外部に委託することで、社内のPCやソフトウェアの準備、関係部署との調整などの負担が軽減されます。自社の従業員がコア業務に集中できるようになり、全体の業務効率が向上するでしょう。

特に中小企業やスタートアップでは、限られたリソースを有効活用できるため、事業成長のスピードアップにもつながります。必要な時だけ外部のプロに任せることで、無駄なく高品質な成果物を得られる点が大きな強みです。

自社業務をはじめて外注する際は不安を感じる方も多いはず。そこで下記の資料では、外注の流れとポイントをステップ別に解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。


【お役立ち資料】
はじめての外注マニュアル

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ビジュアルデザインをフリーランスに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ

本記事では、ビジュアルデザインの依頼を検討している企業の方へ向けて、ビジュアルデザインの概要から役割、要素までわかりやすく解説しました。ビジュアルデザインに関わる職種と仕事内容についても説明しているので、自社のプロジェクトに合ったデザイナーを探す際に参考にしてください。

ビジュアルデザインに関わるデザイン職の就業形態はフリーランスが多く、プロジェクトに応じて即戦力として活躍できるフリーランスを活用することは、企業側にさまざまなメリットがあります。その際、クラウドソーシングやSNS、ブログなどを通してフリーランスへ依頼することも可能ですが、いずれの方法もスキルと実績のある優秀な人材を見つけるには、結果的に時間とコストがかかる可能性があります。

そのため、フリーランスへの依頼を検討している場合は、デザイナー専門のエージェントサービスを利用するのがおすすめです。

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曄道 うるは
記事を書いた人
曄道 うるは

Webディレクター&SEOライター。出版業界、広告代理店、IT業界を経てパラレルワーカーに。執筆した記事は500を超える。得意ジャンルはIT、ヘルスケア、金融。座右の銘は「好きを仕事に」。

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