
多くの企業が「ブランディングの重要性は理解しているがどのように進め、誰に依頼したらよいのかわからない」と悩んでいます。ロゴやカラーなどビジュアル要素だけではなく、企業の「らしさ」を明確に伝えるには、設計段階から一貫した戦略を立てなければいけません。
本記事では、ブランディングデザインの基本から構成要素、設計方法、依頼先の選び方までわかりやすく解説します。実績のあるブランディングデザイン会社やフリーランスの活用法も紹介しますので、自社に最適なパートナーを選ぶための参考になさってください。
ブランディングとは
ブランディングとは、企業や製品、サービスの特徴や価値を明確にし、一貫したメッセージやイメージを顧客や市場に伝える活動全体を指します。誰に何をどう伝えるのかという設計が必要です。まずはブランディングの重要性とデザインの関係について解説します。
なぜブランディングが重要なのか
ブランディングは、世界観を作ることとも言われますが、それは側面にすぎません。競合との差別化を図り、顧客の信頼や共感を得て、長期的なロイヤリティを高めていくために欠かせない戦略です。
企業の理念や価値観に共感したユーザーが選ぶ時代へと変化しています。効果的なブランディングは、認知度の向上やマーケティング効果の最大化など、大きな恩恵をもたらします。とくにBtoB市場では、ブランドの信頼性が取引先の意思決定において重要な要素です。そのため、継続的なファンやリピーターを生み出すためにブランディングが重視されています。
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デザインとブランド価値の関係
ブランディングは言葉だけではなく、視覚的な印象で伝えることが多く、デザインはその役割のひとつです。ロゴや配色、フォントなどの要素を統一されていることで、世界観を伝えることができます。
消費者に「らしさ」を伝える視覚設計
企業らしさを視覚的に伝えるには、見た目の美しさだけではなく、意味のあるデザインが欠かせません。誰にどのような印象を与えたいのかを考えながら、配色やレイアウトを決めていきます。
こうした緻密な設計により完成されたデザインからは、ブランドの独自性や世界観を伝えることが可能です。消費者に「らしさ」が伝わり、印象に残すことができるでしょう。これがブランド構築を成功させる基盤となります。
関連記事:ブランディングとは?マーケティングとの違い、具体的な種類や手法を解説
ブランディングデザインの構成要素
ブランディングデザインを形成する4つの主要な構成要素について解説します。それぞれの役割を理解しましょう。
企業ロゴ
ロゴはブランドの顔となるデザイン要素です。企業やサービスを認識してもらう役割があり、理念や価値観を表現します。ロゴをWebサイトやパンフレットなどさまざまな媒体で使用することで、ブランドのイメージを定着させ、競合他社との差別化につなげるための重要なポイントとなります。
関連記事:企業ブランディングにおけるロゴの役割とは?役割や欠かせない要素を解説
ブランドカラー
ブランドカラーは、視覚的な印象を与えるだけではなく、感情にも訴える効果があります。色から連想されるイメージにはさまざまなものがあり、たとえば赤は活力、青は信頼といったものです。
こうした色の効果を理解したうえで、企業のイメージにあわせた色を選ぶことで、ブランドの定着を促進し、認知度の向上につなげることができます。
フォント
フォントは、ブランドの世界観を伝えるための要素です。同じビジュアルデザインでも、フォントの種類が違うことで、大きく印象が変わります。
たとえば「ゴシック体」は力強い印象をもつ人が多いのではないでしょうか。対して「明朝体」は繊細な印象を与えたい場合に効果的です。フォントの種類だけではなく、太さや余白の広さなども意識してデザインすることで、メッセージの訴求力も変わってきます。
ブランドパッケージ
ブランドパッケージは、プロダクトの体験価値を伝えるための要素です。ロゴやネーミング、色などブランドの基本要素が含まれており、多くの消費者の目に触れるものです。「パケ買い」という言葉があるように、パッケージに魅力を感じて購入するユーザーも少なくありません。
見た目の美しさだけではなく、使いやすさやストーリー性なども含めてデザインすることで、ブランドらしさを伝えることができます。
関連記事:ブランディングデザインの考え方と構成要素|事例から学ぶ制作の進め方
ブランディングデザインの設計方法
ブランディングデザインを成功へ導くには、戦略が大切です。ここでは基本的な設計方法について解説します。
現状分析・市場調査
まずは、自社の市場でのポジションを明確にすることから始めましょう。競合他社とのブランド戦略やデザインの傾向を調査し、差別化できる要素を検討します。社内だけで分析が難しいときは、アンケート調査を実施して客観的な意見を取り入れることが大切です。
関連記事:デザインリサーチとは?ユーザーの潜在的ニーズを探る革新的な手法や目的、活用事例などを紹介
顧客理解を深める
ブランディングデザインを成功させるには、ブランドを届ける相手を深く理解することが大切です。ユーザーを深く理解するには、ペルソナの設定が欠かせません。
年齢や性別だけではなく、価値観や趣味趣向など詳細な属性を設定することで、訴求力の強いデザインの制作が可能です。
ブランドのコンセプトを決める
コンセプトによってデザインの方向性が決まります。ブランドコンセプトとは、自社がどのような価値を提供できるのかを短い言葉で表現したものです。
見た目が優れたデザインを制作しても、その魅力が言語化できていなければユーザーからの共感を得るのはむずかしくなります。ブランドの価値をしっかりアピールすることで、ファンの獲得とリピートづくりに役立ちます。
誰に何をどのように伝えるのかを整理して、明確にしておくことが大切です。
コンセプトをもとに設計する
ブランドコンセプトが明確になったら、それをビジュアルや言葉でどのように表現するのかを決めていきます。
ビジュアルデザインだけではなく、Webサイトやパッケージデザイン、広告媒体のトンマナも含めて統一された世界観が伝わるように整えていきます。ユーザーがどの媒体に触れても一貫した体験を提供できるように、UIを体現することが大切です。
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ビジュアルデザインを制作する
コンセプトをもとに設計したUI/UXをもとに、ロゴや配色、フォントなどビジュアル要素を具体的に決めて制作していきます。ブランドのらしさや価値が正しく伝わるかどうかを意識して制作することが大切です。複数案を比較しながら、最適な表現を決めていきます。
関連記事:UIUXとは?両者の違いやデザインとの関連をわかりやすく解説
効果検証・改善
デザインを制作してリリースしたら、ユーザーの反応やブランドの認知の変化など、収集データを分析します。必要に応じて改善に取り組むことで、事業成長につなげることが可能です。
必要なデータを取得し、改善案を出すにはそれなりの専門知識が必要になります。自社で対応が難しい場合は、プロへ依頼するのがおすすめです。
ブランディングデザインはプロに頼む
ブランディングデザインを社内だけで完結させるのが難しいときは、専門的なノウハウをもつ制作会社やフリーランスへ外注するのがおすすめです。それぞれの特徴について解説します。
デザイン制作会社
デザイン制作会社は、戦略設計からデザイン制作、運用サポートまでの一貫対応でブランディングデザインをサポートします。扱える媒体も多いため、多角的な視点での提案ができるのが強みです。
「どのように進めたらよいのかわからない」など、ブランド構築の方向性が固まっていないときや、大規模展開を想定している企業におすすめの外注先です。
関連記事:東京でデザイン制作を依頼できる会社は?依頼時のポイントまで紹介
フリーランス
ブランディングデザインは、フリーランスデザイナーにも依頼できます。1人で活動しているため、柔軟な対応が強みです。業界・業種でのブランディング戦略の経験と実績が豊富な人材なら、制作会社に引けを取らない品質の提案が期待できます。
フリーランスによって対応範囲が異なるため、事前にヒアリングで確認しておくことが大切です。
関連記事:【企業向け】フリーランスデザイナーの活用法|優秀な人材が求める環境
ブランディングデザイン会社15選
ブランディングデザインに強い会社を以下で紹介します。
適切なパートナーを見つけ、競争力のあるブランドを構築しましょう。
- 株式会社GIG
- 株式会社セブンデックス
- 株式会社RED
- 株式会社MIMIGURI
- アイムアンドカンパニー株式会社
- 株式会社エイトブランディングデザイン
- BREST株式会社
- 株式会社DONGURI
- バニスター株式会社
- 株式会社パラドックス
- 株式会社インターブランドジャパン
- Hi! Design
- 株式会社シフトブレイン
- good design company
- POROROCA
1. 株式会社GIG
▲出典:株式会社GIG株式会社GIGは、Web制作やWebマーケティング、コンテンツ制作などをおこなうデジタルコンサルティング企業です。オウンドメディアのコンテンツ制作を通じたブランディングなど、Webサイト制作、ロゴデザイン、マーケティング支援、システム開発など、ブランディングに必要な多岐にわたるサービスを提供しています。特に、デジタル領域でのブランディングに強みがあり、最新のトレンドを反映した提案が得意です。
スピード感のある対応も魅力の一つで、スタートアップ企業への支援実績が豊富で、限られたリソースや予算を最大限に活用したブランディング支援が可能です。
2. 株式会社セブンデックス
▲出典:株式会社セブンデックス株式会社セブンデックスは、顧客体験からコミュニケーションまで一気通貫でデザインし、企業価値の向上と事業成長を支援しています。
ビジネスを成長させるための基盤の定義、「長く愛されるものを作る」ことからビジネス視点までを含めた最適なブランドデザイン、最適なポジショニングを定め価値提供を定義・実行など、ブランドを支え育てるための長期的な支援が可能です。
3. 株式会社RED
▲出典:株式会社RED株式会社REDは、企業のコミュニケーションツールをブランディングの視点から制作することに特化した会社です。ブランディングを得意とする少数精鋭のメンバーが、ブランディング、広告、プロモーションなど、幅広いコミュニケーション領域でサービスを提供しています。
企業や商品の魅力を最大限に引き出すコンセプトを最大化することを重視しており、ブレのない表現と独自性の高いアイデアを実現し、企業や商品の魅力を効果的に伝えます。企業の多様なニーズに対応し、総合的なブランディング支援が可能です。
4. 株式会社MIMIGURI
▲出典:株式会社MIMIGURI株式会社MIMIGURIは、人と組織の可能性を最大限に活かす新しい多角化経営モデル「Creative Cultivation Model(CCM)」を基盤とした経営コンサルティングファームです。
文部科学省認定の研究機関でもあるため、研究に基づいたブランディング戦略が強みです。事業を成長させることをブランディングとし、企業の組織変革や経営人材育成を支援する中で、経営ビジョンの実現をファシリテートしています。
5. アイムアンドカンパニー株式会社
▲出典:アイムアンドカンパニー株式会社アイムアンドカンパニー株式会社は、企業ブランディングや広報媒体の制作を得意とする会社です。会社案内やパンフレット、カタログの制作において、企業価値やブランドイメージの向上を支援しており、多数の実績をHP上で公開しています。
ブランドコンセプト、ブランドロゴやキービジュアル、コンセプトワードやスローガンといったクリエイティブの策定から、ブランドイメージの象徴となるクリエイティブを隅々まで反映したメディア制作で一貫して提供しています。幅広いターゲットや目的に対応し、社会・市場に発信するブランディング構築をサポートしています。
6. 株式会社エイトブランディングデザイン
▲出典:株式会社エイトブランディングデザイン株式会社エイトブランディングデザインは、ブランディングを専門とするデザイン会社です。独自のブランド開発手法である「フォーカスRPCD®」を活用しており、ブランドの本質を深く掘り下げ構築していくことを得意としています。
クラフトビール「COEDO」や抹茶カフェ「nana’s green tea」、スキンケアブランド「ユースキン」など、多岐にわたるジャンルで100以上のブランド支援の実績を持っています。
7. BREST株式会社
▲出典:BREST株式会社BREST株式会社は、企業のブランディングパートナーとして、ブランド構築・クリエイティブによって「企業の求心力を創出する」ことをミッションとしています。上場企業から医療機関、大学関係まで幅広い業種でのブランディング実績があり、柔軟な対応力が強みです。
企業全体の基盤を固める「企業ブランディング」と、特定の事業領域を深める「事業ブランディング」を組み合わせることで、他社にはない独自の独自の「らしさ」や「強み」を見つけ出し、視覚的に表現しています。また、ロゴから商品パッケージのデザインまで一貫したデザイン制作に対応しており、ブランド価値を高める取り組みを行っています。
8. 株式会社DONGURI
▲出典:株式会社DONGURI株式会社DONGURIは、「あなたの場所をもっと楽しく。」をモットーに掲げ、事業デザイン、組織デザイン、組織開発、ブランディングまで幅広く対応するブランディング・デザインコンサルティングファームです。
同社には多様な専門家やコンサルタントが集結しており、プロジェクトごとに最適なチームを編成し、事業や組織の課題発見から解決まで、多方面から支援しています。東証一部上場企業、スタートアップ、大使館まで幅広い実績があります。
「企業ブランディング」や「商品ブランディング」といったアウターブランディングにおけるPR体制だけでなく、内部浸透戦略を構築するインナーブランディングにも対応可能です。
9. バニスター株式会社
▲出典:バニスター株式会社バニスター株式会社は、ブランド戦略の専門会社です。人の心理や欲求を多角的に分析し、マーケティングチームとクリエイティブチームが協働して、人とブランドを本質的に結びつけるアプローチを採用した幅広いブランディングサービスを提供しています。
P&G株式会社、大塚製薬、星野リゾートなど多くの大手企業との取引実績があり、ブランドストーリーを生み出すため、包括的なブランド体験をデザインし、生活者の感情に響くブランドづくりを目指しています。また、ブランディング専門の人材を社内育成するためのセミナーを開催するなど、幅広くブランディングに関する活動をサポートしています。
10. 株式会社パラドックス
▲出典:株式会社パラドックス株式会社パラドックスは、人や組織の「志(こころざし)」の実現に貢献するブランディングパートナーです。ビジネスブランディングを主とし、「コーポレートブランディング」「カスタマーブランディング」「インナーブランディング」「採用ブランディング」を通じて、すべての企業が国境を超えて志を語れるように、グローバル化にも取り組んでいます。
ビジネスブランディングにおいては企業理念の策定からロゴ・ビジュアルの設計など、幅広いサービスをワンストップで提供しています。 また、企業だけでなく、個人のブランディングにも関わっており、その人の「らしさ」や「強み」を見出すなど、幅広いサポートを行っています。
11. 株式会社インターブランドジャパン
▲出典:株式会社インターブランドジャパン株式会社インターブランドジャパンは、世界最大級のブランディング専門会社であるインターブランドの日本法人です。ブランド価値評価や戦略立案、デザイン開発など、総合的なブランディングサービスを提供しています。観光、金融、スポーツなど幅広いジャンルで実績があります。
顧客のインサイトの奥に潜む真理を探求し、その想いをいち早く捉え、ブランドデザインを独自の視点から制作することが強みです。また、世界標準として認められた「Brand Valuation™(ブランド価値評価)」をはじめとする先端的な分析⼿法を⽤い、ブランドの目的や提供価値、ポジショニングを明確化しています。
「Red Dot Design Award」「日本パッケージデザイン大賞」を受賞するなど、多数のプロジェクトで高い評価を得ています。
12. Hi! Design
▲出典:Hi! DesignHi! Designは、ブランディングを主軸とするデザイン会社です。グラフィックデザインを中心に、ビジョンやコンセプトの策定、商品企画、SNSでの発信など、ブランド価値を広く伝えるための多角的な提案を行っています。
クライアントと共にブランドを築き上げる姿勢を持ち、デザインの枠を超えた提案を積極的に行っています。 飲食店、アパレル、プロダクトなど多数の実績があり、パッケージデザインやサイン(看板)デザインなど、高いデザイン力を活かしたブランディングを展開しています。
13. 株式会社シフトブレイン
▲出典:株式会社シフトブレイン株式会社シフトブレインは、デジタル領域を中心にコミュニケーションプランニング、デザイン、テクノロジーを一貫して手がけるクリエイティブエージェンシーです。一貫して対応することで、クライアントの真ん中にある価値を見つけ出し、磨き、届けることを掲げています。
デジタルだけでなく、紙媒体や実写、アニメーション、デジタルサイネージの制作など幅広いメディアでの制作を手がけ、クライアントの多様なニーズに応えています。 過去事例、実績も豊富で、多数の業界に関わっています。
14. good design company
▲出典:good design companygood design companyは、幅広いデザイン領域で高い評価を受けているブランディング支援会社です。代表の水野学氏は、くまモンのデザインを手がけたことで知られ、グラフィック、プロダクト、空間、鉄道車両など多岐にわたる分野で実績があります。
クライアントと長期的なパートナー関係を築き、クライアントのニーズに合わせた柔軟なデザイン提案と、確かな実績に基づくブランディング支援を提供しています。
15. POROROCA
▲出典:POROROCAPOROROCAは代表の奥野正次郎氏が主導する、ブランドを共に成長させる共創型のブランディングパートナーです。独自に開発した評価基準「ブランディングデザインクオリティー(BDQ®)」を活用し、ブランド認知を改善しながら、企業や商品・サービスの価値を戦略的に最大化してきました。
また、持続的なブランド成長を促す「トータルブランディング思考(TBT)」フレームワークを活用し、丸紅、一橋大学、みずほグループなどのブランディングプロジェクトにおいて、経営視点と顧客視点により長期的な成功を実現してきました。
さらに、国際的なデザイン賞を多数受賞し、数々のデザイン関連メディアで紹介されるなど、そのクリエイティブ力と戦略的アプローチが国内外で高く評価されています
ブランディング会社の選び方3つのポイント
では、自社に合ったブランディング会社を選ぶには何を指標にすれば良いのでしょうか?
以下でポイントを紹介します。
- 実績と専門分野の確認
- コミュニケーション力と提案力
- 予算とスケジュールの柔軟性
実績と専門分野の確認
ブランディング会社を選ぶ際には、過去の実績や得意とする分野を確認することが重要です。企業によって強みとする業界やプロジェクトの規模が異なるため、自社のニーズに合った専門性を持つ会社を選びましょう。
たとえば、BtoBに特化したブランディングが得意な会社や、デジタル戦略に強い会社など、自社が求める成果に近い事例を持つ会社を選ぶことが重要です。
関連記事:BtoBブランディングが企業の成長の鍵を握る!効果や進め方を解説!
コミュニケーション力と提案力
プロジェクトがスムーズに進むかどうかは、コミュニケーションの相性も大切です。ヒアリングを丁寧に行ってくれるか、自社の課題や目標を正確に把握してくれるかを確認しましょう。
また、単に依頼内容を形にするだけでなく、プロの視点から新しい提案をしてくれる会社や、自社の業界に対して深い理解を示しているかも重要です。最初の打ち合わせや相談時に、相手の対応や提案の質をしっかり見極めましょう。
予算とスケジュールの柔軟性
予算やスケジュールが限られている場合でも、柔軟に対応してくれるかどうかも選定のポイントです。ブランディングは長期にわたる場合が多いため、無理のない範囲で進められるプランを提案してもらえる会社を選びましょう。
関連記事:ブランディングの費用相場は?内訳や費用を抑えるコツを解説
フリーランスのブランディングデザイナーへの依頼がおすすめ
ブランディングデザインはフリーランスに依頼する選択肢もあります。
以下でおすすめの理由を解説します。
- コストパフォーマンスが高い
- 幅広い経験によるクリエイティブな提案が期待できる
- スピーディでフレキシブルな対応が可能
コストパフォーマンスが高い
フリーランスに依頼する最大のメリットは、制作会社に比べてコストパフォーマンスが高い点です。フリーランスは個人で運営しているため、制作会社のような管理費などの間接コストがかかりません。同じ予算であっても、クリエイティブの質に直接投資できるため、より高品質なデザインが仕上がる可能性が高まります。
また、プロジェクトの規模や内容に応じた柔軟な料金設定が可能なため、一部のみを依頼するなど、予算に合わせた依頼も可能です。
フリーランスとは原則、業務委託契約を結びます。初めてだとわからないことも多いことでしょう。以下の資料で業務委託契約のメリットや注意点をまとめています。無料でダウンロードいただけますのでご覧ください。

幅広い経験によるクリエイティブな提案が期待できる
フリーランスデザイナーの多くは、さまざまな業界やプロジェクトに携わってきた豊富な経験を持っています。そのため、業界の常識にとらわれない革新的なアイデアを期待することができます。特定の分野に特化した制作会社と異なり、ある案件では20代向けの商品のリブランディングを手掛け、別の案件ではテクノロジースタートアップのブランド構築といった経験を積んできているフリーランスもいます。
特に、固定観念にとらわれない自由な発想や、ターゲット顧客に響く独自性の高いデザインを求める場合、フリーランスの視点が大きな力を発揮するでしょう。ブランドに新しい価値を加え、他社と差別化したアイデアを求める企業には、フリーランスの多様な知見が活かせられます。
特定のスキルをもつ人材を活用する「ジョブ型」は少しずつ国内の企業でも導入されています。以下の資料でくわしく解説しています。無料でダウンロード可能です。

スピーディでフレキシブルな対応が可能
フリーランスとの仕事は、意思決定プロセスがシンプルなため、迅速な対応が可能です。制作会社では複数の人を介するため、コミュニケーションに時間がかかる場合がありますが、フリーランスでは直接やり取りができるため、進行スピードが速くなります。
また、急な修正や変更にも柔軟に対応できるため、タイトなスケジュールでプロジェクトを進めたい場合にも安心です。
さまざまな案件に柔軟に対応してもらいたいときは準委任契約が便利です。業務量の調整がしやすいため、予算にあわせた依頼もできます。以下の無料でダウンロードいただける資料のなかでくわしく解説していますので、ぜひお役立てください。

フリーランスにブランディングデザインを依頼した成功事例
ここでは、フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』をご利用いただいた企業事例をご紹介します。
株式会社MONOCO様
株式会社MONOCO様は、ライフスタイルブランドを展開する会社です。ECサイトの成長にあわせて、スピード感をもって対応できるデザイナーを求めてクロスデザイナーへご依頼いただきました。
ブランドをしっかりと理解したうえで、開発チームと連携し制作・改善に取り組んでもらえたことで、業務フローが大きく改善されたと喜ばれています。
案件にあわせたスキルをもつデザイナーを活用し、ブランディングを成功へ導いた好例です。
関連記事:経営改革の一環としてデザイナー採用も刷新。スピードと柔軟性を両立し、ブランディングを加速させたMONOCO様の事例
ライズネット株式会社
ライズネット株式会社は、社内のリソース不足をカバーするためにクロスデザイナーを活用してフリーランスデザイナー2名と契約を結んでいます。
フリーランスを選んだ理由は、変動する業務量に対応できるためです。最初に1か月間のお試し期間を設けてから正式に採用しています。スピード感をもったデザイン業務の遂行によりデザインの品質も大きく向上。デザイナーに負担をかけない環境をつくっている会社です。
関連記事:「契約の決め手は、課題の本質を見抜いた提案」クロスデザイナーを利用してはじめての業務委託採用を成功させたライズネット様の事例
ブランディングデザイナーへ依頼するならクロスデザイナーにおまかせください
ブランディングデザインのおすすめの制作会社について紹介してきました。会社によって得意分野が異なるため、自社の業界に近い実績を持つ会社を選びましょう。
また、コスト面や柔軟性からフリーランスデザイナーへの外注を考えているなどがあれば、ぜひ経験豊富な人材が揃っているクロスデザイナーにご相談ください。
クロスデザイナーは、国内最大規模のデザイナー登録者から、厳正したデザイナーを最適なタイミングでご提案するフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。現在、7,000人以上のデザイナーが在籍しています。
登録しているデザイナーとの合意があれば正社員採用も可能です。また、スカウトや人材紹介機能もあるため、採用難易度の高い、即戦力デザイナーの採用機会を最大限サポートしています。
以下では、クロスデザイナーのサービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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