Webデザイナーに必要なスキルは基本的なデザイン知識やツールの使い方に始まり、UI/UX、SEO、さらにマーケティングやマネジメントスキルまで多岐にわたります。
スキルマップとは、Webデザイナーに求められる技術と知識を体系的に整理し、ステージごとにどのような能力が必要なのかが一目でわかるようにしたものです。
本記事ではスキルを基本・中級・上級に分けて解説しています。Webデザイナーのスキル判断にぜひ活用ください。
Webデザイナーのスキルマップとは
Webデザイナーのスキルマップとは、採用や外注を検討する際に、必要なスキルや役割を整理するための一覧です。
基本的なデザインスキルから、実務で求められる応用スキル、上流工程に関わる視点までを整理することで、どのレベルの人材が必要かを把握しやすくなります。
スキルマップの重要性
Webデザイナーを採用するときは、スキルや資格の名称だけではなく、どこまで任せられる人材かを判断する必要があります。
スキルマップを活用することで、書類選考や面談時の確認ポイントを整理しやすくなり、自社が求めるデザイナー像を見極めやすくなります。
本記事では、採用や外注の判断に役立つ視点で、Webデザイナーに求められるスキルを段階別に整理しています。
レベル | スキル | 内容 |
基本 | Webデザインの基礎知識 | レイアウトや配色、色彩の知識 |
デザインツールの操作スキル | グラフィックツールを使いこなすスキル | |
コミュニケーションスキル | 相手に自分の意図を伝え、理解し合うスキル | |
中級 | 基本的なWebコーディング | 基本言語を使ってWebページを作成・修正できるスキル |
ユーザビリティの理解 | ユーザーが使いやすく直感的に操作できるデザイン | |
デザイントレンドの把握 | 最新のデザインを理解し、プロジェクトに適用できるスキル | |
上級 | 高度なWebコーディング・プログラミングスキル | 複雑な機能や動的なウェブアプリケーションを開発・最適化できるスキル |
レスポンシブデザインの知識とスキル | デバイスや画面サイズに応じてレイアウトやコンテンツを自動調整できるウェブデザインを構築するスキル | |
UI/UXデザインの知識とスキル | 使いやすく魅力的だけでなく、ユーザー体験を最適化するためのデザインと機能性を統合できるスキル | |
SEOの知識とスキル | 検索エンジンでの上位表示を目指し、Webサイトのコンテンツや構造を最適化するスキル | |
上流工程 | マーケティングの知識 | ターゲットユーザーのニーズや市場の動向の理解 |
マネジメントスキル | プロジェクト全体を計画・進行管理し、チームやリソースを効果的に活用するスキル | |
プレゼンテーションスキル | 自身のデザインやアイデアをクライアントやチームにわかりやすく魅力的に伝えるスキル |
採用担当者の立場では、スキルの有無よりも「どこまで任せられる人材か」を判断する場面で迷うことが多くあります。
こうしたスキルマップがあると、求めるレベル感を整理しやすくなり、書類選考や面談時の確認がしやすくなるでしょう。
とくに業務委託や即戦力人材を検討する場合、期待値のズレを防ぐ材料として活用するのもおすすめです。
関連記事:即戦力人材を採用するコツ|優秀な人材の見極め方や効率的な採用方法を解説
Webデザイナーの3つの基本スキル
基本スキルとは、Webデザインの業務に取り組むうえで土台となる知識やスキルを指します。デザインの考え方やツール操作など、実務を進めるための基礎となる要素について解説します。
1. Webデザインの基礎知識
Webデザイナーにとって、レイアウトや配色、色彩の知識は不可欠です。これにより、魅力的でビジュアルが整ったWebサイトを構築できます。また、常に変化するWebデザイントレンドを把握し、それをデザインに反映させることで、ユーザーに新鮮で使いやすいサイトを提供することができます。
2. デザインツールの操作スキル
IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックツールを使いこなすスキルが必須です。これらのツールを使って、画像の加工やレイアウトの作成、ロゴやアイコンのデザインを行い、魅力的かつユーザーにとって使いやすいWebサイトを制作します。
採用や外注を検討する際、ツール名だけでは実務対応力を判断しづらいと感じる担当者も少なくありません。
しかし、実際には修正対応やデータ共有を含めた一連の業務をスムーズに進められるかどうかを確認する必要があります。
そのため、どのツールを使えるかよりも、どの工程まで任せられるかを確認するケースが増えています。
関連記事:デザインツールの種類とは?最新トレンドや案件獲得におすすめのツールを紹介
3. コミュニケーションスキル
Webデザイナーは、クライアントやプロジェクトチームと密にコミュニケーションを取りながら、要望を的確に理解してデザインに反映させる必要があります。コミュニケーションを通じて、クライアントの意図を明確にし、Webサイトのクオリティ向上やプロジェクトを円滑に進めていくことが期待できます。
関連記事:デザイナーと円滑なコミュニケーションをとるコツは?工程別に解説
Webデザイナーの中級スキル
中級スキルとは、指示をもとに作業を進めるだけではなく、実装や改善を意識してデザインに取り組める段階を指します。具体的なスキルについて解説します。
1. 基本的なWebコーディング
HTMLやCSS、JavaScriptなどのコーディングスキルを持つことで、デザインをWeb上で実装できます。専門のコーダーが担当することもありますが、Webデザイナーがコーディングのスキルを持つことでデザインが実装可能かの判断ができるため、スムーズなサイト制作が可能になります。
関連記事:Webデザイナーはコーディングもできる?依頼できる具体的な業務内容を解説
2. ユーザビリティの理解
Webデザインは、ユーザーが使いやすいかどうかが重要です。ユーザビリティを理解し、目標達成されるデザインを作成することで、ユーザー体験を向上させることができます。使いやすさを追求するデザインは、ユーザーの満足度を高める重要な要素です。
採用の場面では、理論的な知識よりも、実際の制作物で使いやすさを意識した工夫ができているかが見られることが多いです。
過去の制作実績を通して、どのような点に配慮してきたかを確認すると、実務での対応力を判断しやすくなります。
関連記事:ユーザビリティとは?効果的な改善を行うための5つのポイントとサイト事例を紹介!
3. デザイントレンドの把握
デザインのトレンドは時代とともに変化します。Webデザイナーは、最新のトレンドを把握し、それをデザインに取り入れることで、競合と差別化でき、ユーザーに新鮮さと好印象を与えることができます。また、トレンドを反映することで、ブランドイメージの向上や売上増加に貢献できる可能性も上がるでしょう。
関連記事:Webデザインのトレンド17選を国内外の参考事例をもとに徹底解説
Webデザイナーの4つの上級スキル
上級スキルとは、デザイン業務をこなすだけでなく、設計や改善、他職種との連携まで視野に入れて取り組める段階を指します。より高度なスキルや実務で求められる視点について解説します。
1. 高度なWebコーディング・プログラミングスキル
HTMLやCSS、JavaScriptの基本を理解し実装できるだけでなく、より複雑で高度な技術を使いこなすことができるスキルです。たとえば、CSSプリプロセッサを活用した効率的なスタイリングや、JavaScriptフレームワーク(ReactやVue.jsなど)を駆使してインタラクティブな要素を実装する能力が求められます。
また、APIの連携や動的なデータ処理を行い、複雑なWebアプリケーションの設計にも対応できることで、デザインだけでなく機能性を備えた高品質なWebサイトを自ら構築できるようになります。
関連記事:【企業向け】Webデザイナーとフロントエンドエンジニアの違い3選
2. レスポンシブデザインの知識とスキル
レスポンシブデザインは、デバイスに応じた最適な表示を提供する技術です。スマートフォンやタブレットなど異なる画面サイズに対応するWebサイトの設計は、現代のWebデザインにおいて必須です。多様なデバイスに対応することで、ユーザー体験を向上させることができるでしょう。
関連記事:印象が変わる! 見やすいホームページを作るポイント8選
3. UI/UXデザインの知識とスキル
UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザー体験)のデザインスキルは、これからの時代のWebデザイナーにとって必須になっていくかもしれません。見た目の美しさだけでなく、ユーザーが直感的に操作しやすいWebサイトを設計することで、ユーザーの満足度を高め、Webサイトの効果を最大化することが期待できます。
UI/UXスキルについては、企業側が想定している業務範囲と、デザイナー側の認識がずれやすい傾向があります。
採用するときは、ワイヤーフレーム作成までなのか、改善提案まで対応できるのかといった点が判断の基準となるでしょう。
どこまでを任せたいのかを事前に整理しておくことで、ミスマッチを防ぎやすくなります。
関連記事:UIUXとは?両者の違いやデザインとの関連をわかりやすく解説
4. SEOの知識とスキル
検索エンジンでのランキングを向上させるためには、Webサイトの構造やコンテンツの最適化が求められます。SEO(検索エンジン最適化)に配慮したデザインを提案することで、ビジネスに貢献できるでしょう。
採用するときは、SEOを専門的に担うというより、制作時に基本的な配慮ができるかどうかを確認すると良いでしょう。デザインとコンテンツ設計の関係を理解しているかを確認することで、実務での連携イメージをもちやすくなります。
関連記事:SEOに強いWebデザインのポイント!無料ツールやおすすめの依頼先も紹介
上流工程に携わるスキル
上流工程に関する採用や外注では、デザイン以外の役割をどこまで期待するかで判断に迷うこともあります。スキルマップは、必要な工程を整理しながら検討を進めるための判断材料として活用しやすい指標です。
1. マーケティングの知識
マーケティングの知識は、アートディレクターやクリエイティブディレクターなど、設計や方針策定に関わる役割で特に求められるスキルです。
Webデザイナーが上流工程に携わるためには、マーケティングの知識が欠かせません。単なる美しさではなく、ユーザーのニーズや行動を分析し、ビジネス目標に沿ったデザインを提供するためにはマーケティングの視点が大切です。
関連記事:Webデザインにおけるアートディレクターとは?デザイナーとの違いや仕事内容、必要なスキルを解説
2. マネジメントスキル
マネジメントスキルは、リードデザイナーやデザインマネージャーなど、チームをまとめる立場で重視されるスキルです。
とくに大規模なプロジェクトでは、デザインだけでなくチーム全体を管理し、スケジュールやクオリティを維持する役割も求められます。実務だけでなく、プロジェクトマネージャーやディレクターとしてリーダーシップを発揮できるマネジメントスキルを持つWebデザイナーは希少な存在です。
関連記事:リードデザイナーの仕事内容や優秀な人材の探し方を企業向けに解説
関連記事:デザインマネージャーの役割とは?採用するためのポイントも紹介
3. プレゼンテーションスキル
プレゼンテーションスキルは、アートディレクターやデザインディレクターなど、クライアントや関係者との合意形成を担う役割で求められます。
Webデザイナーがクライアントやチームメンバーに自分のアイデアやデザインを効果的に伝えるためには、プレゼンテーションスキルが欠かせません。デザインの意図を的確に伝え、クライアントの理解と納得を得られます。また、ビジネススキルとしても重要で、クライアントの課題を解決する提案力が、企業にさらなる価値をもたらすでしょう。
関連記事:クリエイティブディレクターとは?仕事内容・年収・採用のポイントをわかりやすく解説
Webデザインを外注するならフリーランスがおすすめの3つの理由
制作会社に外注する選択肢もありますが、ここではフリーランスがおすすめの理由を解説します。
- 高い専門性を持っている
- コスト効率と品質のバランスが良い
- 多種多様な業界と仕事をした知見を持っている
1. 高い専門性を持っている
フリーランスデザイナーの活用を検討する際は、専門性だけでなく、関わり方や契約形態を整理しておくと判断しやすくなります。以下の無料ダウンロード可能な資料のなかで、業務委託採用について解説していますのでご覧ください。

2. コスト効率と品質のバランスが良い
フリーランスは、正社員を雇用する際に発生する固定費(社会保険や福利厚生)を削減でき、プロジェクトベースや時間単位での契約が可能です。必要な分だけ依頼できるため、コストを抑えつつ、高い品質の成果物が期待できます。プロジェクトの予算に応じて、スキルに見合ったフリーランスを選ぶことで、コストパフォーマンスを最大化できるでしょう。
外注と採用にかかるコストについて、以下の資料にまとめました。無料でダウンロードできますので、ぜひお役立てください。

3. 多種多様な業界と仕事をした知見を持っている
フリーランスはさまざまな業界やプロジェクトを経験しており、その多様な知見と視点を活かして創造的な提案やデザインができます。多種多様なクライアントと仕事をしてきた経験から、幅広いニーズに対応できる柔軟性も持っています。
採用や外注の場面では、社内にない視点をもち込めるかどうかが評価されることもあります。過去に関わった業界や案件の経験をもとに、比較や改善の観点から提案できる点は、フリーランスならではの強みといえるでしょう。
関連記事:Webデザイナー採用におすすめのエージェント7選!選び方と活用法
高いスキルを持ったWebデザイナーに依頼したいのならクロスデザイナーがおすすめ
Webデザイナーのスキルマップと基本・中級・上級スキルについてお伝えしてきました。スキルマップを活用することで、Webデザイナーがどのような技術と知識を持っているのかが一目で分かり、効率的な採用活動に役立つでしょう。
また、自社でデザイナーを選びたいけれどもデザインの知識がないため困っている、コスト面や柔軟性からフリーランスデザイナーへの外注を考えているなどがあれば、ぜひ経験豊富な人材が揃っている『クロスデザイナー』にご相談ください。
『クロスデザイナー』は、国内最大規模のデザイナー登録者から、厳正したデザイナーを最適なタイミングでご提案するフリーランスデザイナー専門のエージェントサービスです。現在、7,000人以上のデザイナーが在籍しています。
登録しているデザイナーとの合意があれば正社員採用も可能です。また、スカウトや人材紹介機能もあるため、採用難易度の高い、即戦力デザイナーの採用機会を最大限サポートしています。
以下では、クロスデザイナーのサービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力デザイナーをお探しの方は、【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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