デザイナー業務委託の料金相場を徹底解説!採用方法や依頼方法についても紹介 | フリーランス・業務委託採用|クロスデザイナー

デザイナー業務委託の料金相場を徹底解説!採用方法や依頼方法についても紹介

INDEX

Webやアプリのデザイン需要が高まり、デザイナーに依頼したいと考えている企業が増えています。正社員ではなく、業務委託として依頼するほうが採用コストを抑えることが可能です。

しかし、デザイナーによってスキルやクオリティが大きく異なってくるのも事実。優秀なデザイナーを採用することが重要です。

成果に見合った働きをしてもらえるよう、適正な価格を知ったうえで報酬を提示することが必要になってきます。そこで本記事では、デザイナーを業務委託する際の料金相場をご紹介します。

優秀なフリーランスデザイナーを業務委託で依頼したいと考えている方はぜひご参考ください。

デザイナーに業務委託する場合の料金相場

デザイナーに業務委託する場合の費用相場は、弊社調べで次のようになっています。なお、デザインの業務としては、DTPを含めたグラフィックデザイン、主にアプリデザインにかかわるUI/UXデザイン、コーディングも必要となるWebサイトやLP制作などのWebデザイン、Webデザインも含めたWebディレクションに分けています。

 

デザイナースキル

費用相場

DTP(グラフィックデザイン)

40万円~/月

UI/UXデザイン

20万円~/月

Webデザイン

55万円~/月

Webディレクション

30万円~100万円/月

DTP(紙媒体のグラフィックデザイン)

DTPデザインは、IllustratorやPhotoshop、InDesignなどのソフトを用いた主に紙媒体のグラフィックデザインです。DTPは狭義では、印刷工程の中でも入稿用のデータに置き換える作業を指しますが、デザインから入稿に至るまでグラフィックデザイナーが携わることも多く、一貫したスキルを持っていることが多く求められています。

そのため、DTPデザインではIllustratorを用いたグラフィックデザインのスキルと入稿作業ができるデザイナーの需要があり、その費用相場は、36万円~/月となっています。

グラフィックデザインのスキルは、Webサイトのデザインやバナーなどにも広く求められており、Webデザインのスキルも求められることもあります。その場合は40万円~/月となっています。

案件によっては、~85万円/月や~75万円/月といったものもありますが、中心としては40万円~50万円前後が多くなっています(2023年6月時点クロスデザイナー調べ)。

UI/UXデザイン

UI/UXデザインは、主にアプリ開発の際に必要とされ、それぞれの仕事内容は次のようになっています。

UIデザイン:画面の見やすさ・使いやすさを追求する

UXデザイン:ユーザーの体験満足度を最適化する

UIデザインの業務委託費は、24万円~/月のものから、~70万円/月まで幅広く、週5日勤務で30万円~50万円を中心にさまざまな案件があります。企業によっては週4・3日と条件を変えて提示しており、予算や業務量に応じて募集することができます。

UXデザインは、UI/UXデザインとセットで求められることが多く、20万円~/月からあり、~100万円/月というものもあります。40万円/月を中心に多くなっており、週4日という条件での募集もあります。

Webデザイン

Webデザインは、LP制作やバナー広告制作、アイコンのデザインなどさまざまです。コーディングを必要とする案件もあれば、DTPを含めたグラフィックデザインが求められる業務もあります。

このため、費用も20万円~/月から~80万円/月など幅広く展開。Webデザインは、業務内容が多岐にわたることから、条件も週5・4・3・2日とさまざまです。

Webディレクション

Webの世界では、Webデザインやコーディングだけでなく、動画編集やサイト解析のスキルなども求められています。Webデザインも含めたWebにかかわる総合的なスキルや、Webディレクションの実務経験を持っている人を対象に、ディレクターの募集をしていることがあります。

ディレクターの場合は、30万円~100万円/月となっています。

デザイナーを探す際には、ミスマッチを避けるためにも依頼したい業務要件を記載した「ジョブディスクリプション」の作成が必要です。以下の資料では、テンプレート付きで作成のポイントを解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。


【テンプレート付き】
ジョブディスクリプション作成ガイド

xdesigner.jp

og_img

デザイナーに業務委託する際の契約方法2つ

デザイナーに業務委託する際の契約方法としては、次の2つがあります。

  1. 請負契約
  2. 準委任契約

「業務委託」という言葉は契約形態を示すものではなく、法律上では、業務を依頼する際の契約形態として、「請負契約」と「準委任契約」に分けられます。

請負契約と準委任契約の違いは、簡潔に言うと、前者が「成果物に対して支払う」ものであり、後者が「業務そのもの(労働)に対して支払う」というものです。

関連記事:デザイナー業務委託のメリットは? 採用や派遣との違いも解説

双方が合意すればどちらであっても問題ありません。ただし、必ずどちらで業務委託を行うのかを事前に決めておき、契約書を締結してから、業務を開始しましょう。

契約書の作成は義務ではありませんが、発注側が準備しておくことで後々発生するかもしれないトラブルやリスクを回避できます。

関連記事:デザイナーとの業務委託契約書で注意すべき点とは? 必須の記載事項も解説

1. 請負契約

請負契約は、成果物の完成によって報酬が発生する契約形態です。委託側(発注者)は業務における指揮命令権を持たないため、どのように業務を進めたか、何時間作業したかなどのプロセスは一切問いません。

請負契約を締結した場合、受注者には委託された業務を完成させる義務が生じます。そのため、定められた期日までに受注者が成果物を納品できない場合、発注側は契約解除や損害賠償請求をすることができます。

また、納品したものに不備・不具合があった場合、受注者側に修正の義務が生じます。

例えば、LP制作の場合、納品した後に報酬を支払います。

しかし決められた期日までに発注したデザイナーが納品しなかった場合、契約解除をすることもできます。

しかし、実際には契約解除や損害賠償請求をしたとしても、発注側にあまりメリットはないでしょう。そのため、請負契約で業務を依頼する際には納期に余裕を持っておくことをおすすめします。

業務の進め方やプロセスについて、発注側が定めることはできないまでも、デザインの進行確認やすり合わせをしておくことで、こうしたリスクを避けることができます。

関連記事: 【企業向け】請負契約とは? 準委任との違いやメリット・デメリットを解説

2. 準委任契約

準委任契約は、業務遂行に対して報酬を支払うものです。この場合、掛かった作業時間や工数で支払うことがほとんどで、時給などを定めておくことが必要となります。

請負契約と違うのは、受注側(請負人)が成果物の完成責任を負うことはなく、成果物の質を問われることもないということです。あくまで業務を対象としています。

準委任契約をした場合の契約内容としては、例えば「1ヶ月間Webサイトの制作業務を行うこと」や「6ヶ月間SNS運用広告制作のサポートをすること」などがあります。

関連記事: 準委任契約とは?請負契約との違いや注意点を解説

業務委託のメリット4つ

業務委託のメリットは次の4つがあります。

  1. 採用コストを抑えられる
  2. 必要に応じた業務量を発注できる
  3. コミュニケーションが取りやすい
  4. 優秀な人材を期待できる

1. 採用コストを抑えられる

業務委託のメリットとして大きいのは、採用コストを抑えられるということです。採用コストとは、人材を採用するにあたって、人材募集のために求人広告に掲載したり、人材紹介サービスを利用したり、あるいはこうした採用活動全般において社内で発生する人件費などのことです。

デザイナーを採用するに当たって、正社員の場合は、新卒・中途であっても求人広告への掲載や人材紹介サービスなどで大きく費用が掛かります。採用の過程においても、デザイナーの場合は専門知識やスキルを判断する必要があるため、人件費が発生し、一般的な採用と比べて費用・時間ともにコストが掛かることがあります。

関連記事:デザイナーの採用コストはどのくらい? 費用を削減する方法も4つ解説!

しかし、業務委託の場合は案件単位での発注ができるため、採用方針は会社に必要な人材を確保するという考え方から、業務に必要なスキルや知識を持つ人材という視点に変わります。そのため、求人広告の掲載や採用試験の実技課題の判断などがなくなり、デザイナー人材の選定には実績・スキルを判断するということだけになります。

例えば、「Webサイトを制作してもらいたい」「アプリのデザインをお願いしたい」という場合、その実績とスキルを持ったデザイナーを選定すればいいだけなので、判断は社員採用と比べれば、より明確です。デザイナーの見つけ方については後述します。

また、社員と違って福利厚生費や社会保険、育成のためのコストが掛からないため、業務委託のほうが人件費を抑えることもできます。もちろん、社内人材が必要なことはありますが、必要な業務量に応じて、業務委託を活用することは非常にメリットがあると言えるでしょう。

2. 必要に応じた業務量を発注できる

デザインの仕事が継続的ではなく、一時的という場合、必要に応じた業務量を発注できることも業務委託のメリットです。例えば、「ホームページの更新をしてもらいたい」という場合、Webデザイナーを採用するよりも業務委託で依頼するほうが効率的なのは言うまでもありません。

ただ、こうした場合には企業に外注するという方法が一般的かもしれませんが、企業に依頼すると、費用は高額になり、制作期間も長くなるという傾向があります。しかし、フリーランスデザイナーに業務委託すれば、外注費が膨らむこともなく、必要に応じた業務量を発注でき、制作期間についても発注側でコントロールがしやすくなります。

3. コミュニケーションが取りやすい

もし、制作会社に外注すれば、やり取りは会社間となり、依頼するデザイナーに直接連絡することが難しくなることがあります。同じ業務であっても、その可否の判断に社内検討が入り、対応が遅れることもあります。

その点、業務委託すれば、デザイナーと直接コミュニケーションをとることができ、業務依頼の相談がしやすくなります。直接やり取りでき、業務の相談についてもそのデザイナーから返事がもらえれば、社内検討や会議が必要ないため、決定のスピードが速くなり、結果として全体的な制作のスピードも速くなり、非常に効率的でしょう。

4. 優秀な人材を期待できる

業務委託するのはフリーランスのデザイナーとなるので、すでに経験や実績があり、優秀な人材を期待できます。こうした優秀な人材を社内の業務に取り込むことで、そのノウハウやスキルを参考にすることもできるでしょう。

一方で業務委託に頼りすぎると、社内に知見やノウハウが蓄積されず、優秀な人材が育ちにくくなるというデメリットもありますが、定期的にミーティングを開くなどして社外人材と協業する機会を持つことをおすすめします。成果物だけでは見えにくかった制作の過程や方法を共有してもらうことで、社内にもよい刺激が生まれていくでしょう。

優秀なデザイナーを業務委託で採用する方法3つ

では、優秀な人材を見つけ、獲得するにはどうしたらいいでしょうか。優秀なデザイナーを業務委託で採用する方法として、次の3つがあります。

  1. エージェントサービス
  2. リファラル(紹介)やSNSの活用
  3. クラウドソーシング

優秀なデザイナーとの接点をいかにつくるかが重要で、上記を複数組み合わせてその利点を生かしながら活用するという方法もありでしょう。

ただ、もしフリーランスデザイナーを初めて採用するという場合には、結論から言ってデザイナー専門のエージェントサービスがおすすめです。業務委託の場合には、契約書の作成から業務の依頼まで社外人材活用のノウハウが社内にまだ蓄積されていないため、すでにノウハウを持つサービスを活用するほうが、より効率的にデザイナーを採用することができます。順を追って詳しく解説していきます。

1. エージェントサービス

エージェントサービスは、企業ごとに担当者が付いて募集内容に見合った適切な人材を紹介するというものです。紹介される人材はエージェントに登録されている人たちで、デザイナーの場合は登録にあたって、そのスキルや実績などをエージェントが審査しています。

デザイナー専門のエージェントサービスとしては、

  • レバテック
  • クラウドテック
  • クロスデザイナー

などがあります。利用料は、人材を採用して案件を獲得した際に発生するケースが多いです。報酬をフリーランスに手渡すタイミングで、何割かをエージェントが受け取ります。

エージェントサービスのメリット・デメリットとしては次のような点が挙げられます。

 

メリット

デメリット

即戦力のある優秀な人材を見つけやすい

中間マージン(手数料)がかかる

採用工数を削減できる

候補者が少ない場合がある

人材採用のプロのサポートを受けられる

マルチな総合力を持つ人材の採用が難しい

契約書作成のサポートなどがある


双方の合意があれば正社員雇用につなげることも可能


メリットとしては、すでにエージェントの審査を経た専門的スキルを持つ人材が登録されているため、優秀な人材を見つけやすいこと、採用工数を削減できることが挙げられます。たとえ優秀な人材であっても自社の業務や目的に合っていないと意味がありません。こうしたマッチングにおいても、これまでさまざまな人材を紹介してきたノウハウを持つエージェントが対応するため、採用の精度はより高くなるでしょう。

採用後の契約書作成や締結などにおいても、サポートを受けられることがあり、デザイナーの業務委託が初めてという企業にとってはおすすめです。

また、業務を依頼していくなかで「今後も継続的にお願いしたい」「社内人材として活用したい」という場合には、双方の合意があれば正社員雇用につなげることも可能です。「デザイナーを採用したいものの、社員としてはなかなか採用に至らない」「業務を一緒にやらないとスキルがわからない」という場合にも雇用のステップアップの一つとしても活用できます。

ただ、デメリットとしては、当然ですが利用料が発生すること、企業と人材側のタイミングが合わず、候補者が少ない、専門的なスキルを持つものの、マルチな総合力に乏しいという場合もあります。

相場に見合った報酬単価であるかどうかや、利用料率が適正であるかどうか(高すぎないか)を確認しましょう。エージェントサービスのサイトではこうした利用料をあまり明確にしておりませんが、それはサービス各社によって異なること、案件によっても異なるためです。

2. リファラル(紹介)やSNSの活用

デザイナーと接点がないものの、デザイナーがほしいという企業にとって人材を紹介してもらうというのは非常にありがたい話ですから、活用しない手はありません。具体的な方法としては知人のつて、経営者同士のつながり、あるいは商工会などです。また、社内にデザイナーがいる場合には、デザイナー同士の横のつながりを活用して紹介してもらう方法もあります。

メリット・デメリットは次のことが挙げられます。

 

メリット

デメリット

料金が発生しにくい

人材が限られる

お互いを知っているうえで紹介してもらうため、マッチングの精度が高いことがある

紹介してくれる相手への考慮が重要

紹介者を通じて直接やり取りができる

紹介してくれる人が業界に精通しているとは限らない

紹介の大きなメリットとしては、紹介してくれる人が発注側もデザイナーのこともある程度わかったうえでつなげてくれるため、マッチングの精度に対してある程度の期待ができることです。

ただし、紹介を活用するには、

  • どんなデザイナーがほしいのか
  • どんなスキルが必要なのか
  • どの程度のコミットメントを必要としているか(週2・3日など)
  • どんな業務なのか
  • 報酬の費用概算をある程度伝えておく

を可能な限り、相手に明確に伝えておくことが重要です。紹介してくれる人は必ずしもその業界のプロとは限りません。デザインの知識やスキル、費用相場について知らないことも多いでしょう。ミスマッチが起こらないことも重要ですが、せっかく紹介してくれた後で要件を追加して断るなどすると、紹介してくれた人の心証を害することになりかねません。

紹介の場合には、無償で行ってくれる場合もあるため、紹介相手との今後の関係性も考慮しておく必要があります。人間関係がこじれないように配慮することが求められ、低コストとはいえ、総合的に考えれば紹介が最も難しい方法ともなり得るでしょう。

すでに会費を支払って会員となっている地域の商工会・経営者のつながりなどがあれば、どんどん活用したいものですが、人材が限られる地域もあり、ほしい人材を紹介してくれるかどうかは懸念材料としてあります。

また、自社のホームページ・Webサイト、SNSでも積極的に活用することで、人材が応募してくれることもあります。この場合も、どんな人材を求めているのか、上記に挙げた点を明確に発信していくことで、マッチングの精度が高まっていくことでしょう。

ただ、自社のWebサイトやSNSに応募者が集まるかどうかは、どれだけ流入があるか、WebサイトやSNS上の影響力が強いかどうかに左右されます。人材紹介のサービスも利用しながら、積極的に行っていくことが優秀な人材確保につながります。

3. クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトとは、募集案件と人材とをマッチングする場所を提供するWebページです。代表的なものに「クラウドワークス」や「ココナラ」、「ランサーズ」といったサービスが挙げられます。

エージェントサービスと似ているようでいて、違いは、サービス内容です。クラウドソーシングサイトでは、各社のWebページに企業の募集案件を決められた期間内に掲載することができ、その間に応募者が集まってきたなかで企業側が採用する人を決めます。

メリット・デメリットとしては次のことがあります。

 

メリット

デメリット

登録者が非常に多い

専門的な人材が集まるとは限らない

応募フォームなどが付いており、人材募集を呼びかけやすい

企業とフリーランスのタイミングに左右される

クラウドソーシングサイトでは、登録者が非常に多く、応募の際にはフォームが自動で付いているため、人材募集を呼びかけやすいという利点があります。

その一方で掲載期間が決まっているため、人材がマッチするかどうかは、募集元の企業とフリーランスのタイミングによって変わってしまうため、採用の精度をコントロールしにくいという特性があります。

また、クラウドソーシングサイトでは、登録者に一定の審査を設けていないことも多く、登録者は非常に多いものの専門的な人材が集まってくれるかどうかは不安材料としてあります。そのため、サイト内ではデザイナーをある程度ランク分けしていることもありますが、それはあくまでそのサイト内での受注状況を示しているため、サイト外で実績を持つデザイナーが埋もれている可能性も大いにあります。

デザイナーを業務委託で採用した場合の働き方

デザイナーを業務委託で採用する場合、次のようなかたちで働いてもらうことができます。

  1. フルタイム出社で採用
  2. フルリモート週2・3~フルタイム
  3. 出社に数に応じて報酬の幅を持たせる
  4. 成果物に応じて報酬を支払う

準委任契約により決められた日数や時間で働いてもらう方法、もしくは成果物に応じて報酬を支払うという方法があります。いずれにおいても業務の量や内容に応じて条件を提示し、双方合意の上で決めましょう。

1. フルタイム出社で採用

社員と同じようにフルタイム出社で採用するという方法です。業務遂行に当たって、出社が必要となる場合には、出社してもらうようにするといいでしょう。

ただ、注意しなければならないのが、業務委託の場合は社員と違って、仕事の指示をしたり、業務上に必要な道具の指定をしたりすることができません。

2. フルリモート週3~フルタイム

WebデザインやDTPデザインなどにおいて、よく見られるパターンがこちらです。デザインデータを納品してもらうことで完結できるため、リモートで業務を依頼することもできます。

稼働日数は、週2日〜5日と条件に幅を持たせて募集している企業もあります。条件を広く提示することで、応募者の間口が広くなり、さまざまなスキルを持つデザイナーが応募しやすくなるでしょう。

3. 出社日数に応じて報酬の幅を持たせる

出社日数に応じて、報酬の幅を持たせることも可能です。必ずしも週2日や週5日などと定めなくても、月の稼働日数や時間を決めておき、その中で業務を依頼するということもできます。可能な限り、条件を広く提示し、さまざまな人が応募しやすいようにしておくことで、優秀な人材が集まりやすくなるでしょう。

4. 成果物に応じて報酬を支払う

業務を部分的に依頼したい場合や、限定的に依頼したいという場合は、成果物に応じて報酬を支払うという方法がおすすめです。この場合は、請負契約となります。

デザイナーを業務委託で依頼する際の注意点3つ

デザイナーを業務委託で依頼する際、次の3点に注意しましょう。

  1. 依頼業務を明確にする
  2. 契約書を作成する
  3. スケジュールに余裕を持つ

1. 依頼業務を明確にする

業務委託の場合、デザイナーに依頼したい業務を明確にしておきましょう。社内にはどんなデザイン業務があり、社外人材に依頼したいのはどんな業務なのかを明確にしていくことで、業務に必要なスキルを持った応募者が集まりやすくなります。

2. 契約書を作成する

契約書を作成し、デザイナーから合意を得たうえで締結してから業務を開始しましょう。契約書の作成義務はありませんが、契約書があることでさまざまなトラブルやリスクを回避できます。

以下の資料では、業務委託に必要な4つの契約書のテンプレートをご覧いただけます。
無料でダウンロード可能ですので、ぜひご利用ください。


【ポイント解説付き】
業務委託に必要な4つの契約書テンプレート

xdesigner.jp

og_img

3. スケジュールに余裕を持つ

スケジュールに余裕をもって業務を依頼しましょう。業務委託したデザイナーに万が一、事故や病気などがあっても個人の場合には代わりがないため、業務遅延や廃業のリスクがあります。

先述したように、請負契約においては納品の期日が遅れたり、欠陥があったりする場合に委託側が受注したデザイナーに対して損害賠償請求をすることもできます。しかし、納期に余裕をもって依頼するほうが無難でしょう。

優秀なデザイナーを選ぶポイント3つ

優秀なデザイナーを選ぶポイントは、次の3点です。

  1. 実績
  2. 依頼したい業務に必要なスキルがあるか
  3. コミュニケーションが取れるか

1. 実績

まず、デザイナーの実績を確認しましょう。実績を見れば、それまで携わってきた業務、経験がある程度把握できます。そのうえで、何ができるか、何が得意なのかがある程度見えてきます。

社内のデザイナーがいる場合には、同業者であれば実績を見るとだいたいのスキルがわかるので必要に応じて相談しましょう。

2. 依頼したい業務に必要なスキルがあるか

実績を見てある程度目星を付けたら、そのデザイナーが依頼したい業務ができるか、必要なスキルを持っているのか、確認しましょう。直接やり取りして相談するか、テスト課題などを提示してみることで、スキルを把握します。

3. コミュニケーションが取れるか

実際にデザイナーとやり取りしたうえで、コミュニケーションが取りやすいかどうか、専門的な知識を持っているか、また人間的にもある程度信用できる相手かどうかを確認しましょう。業務を依頼するうえで、必要なスキルはもちろんですが、何よりもコミュニケーションは重要です。

優秀なデザイナーに業務委託するならクロスデザイナーがおすすめ

本記事では、デザイナーを業務委託する場合の費用相場について、DTPデザインやWebデザインなどデザインのスキル別に紹介してきました。準委任契約で依頼する場合、ひと月あたりの費用としては30万~50万円が多くなっています。

業務委託する際の契約方法としては、請負契約と準委任契約の2種類があり、成果物で納品してもらうことで報酬を支払うか、業務時間・工数に応じて報酬を支払うかです。必要な業務の量や内容に応じて選択し、いずれの場合であっても契約書を作成してから業務を開始しましょう。

業務委託のメリットとして、案件単位で業務を依頼することができるため、より人材を確保しやすく、採用コストを抑えることもできます。すでに実績を持つフリーランスに依頼すれば、優秀な人材を期待でき、社内のノウハウにも活かせるでしょう。

こうした優秀な人材を獲得するための採用方法としては、デザイナー専用のエージェントサービスが効率的です。リファラルやSNSを活用することも一つの選択肢ですが、優秀なデザイナーとつながることは非常に難しいこともあるでしょう。そんな時はフリーランスデザイナーの紹介に特化したエージェントサービス「クロスデザイナー」がおすすめです。

クロスデザイナーは厳正な審査を通過した専門的なスキルを持つデザイナー7,000人以上が在籍する国内最大級のデザイナー専用エージェントサイトなので、求める人材に出会える確率が高くなります。すでに多くの企業からさまざまな募集案件が掲載されております。

下記より無料でサービス資料をダウンロードできます。
即戦力デザイナーをすぐ採用したい方は【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。

専属のエージェントより、即戦力デザイナーを最短即日でご提案します
日本最大級のフリーランスデザイナー専門エージェントサービス「クロスデザイナー」
UI/UXデザイン、アプリデザイン、グラフィックデザイン、そしてアートディレクションなど、多様化するデザイナー職。 7,000人以上ものフリーランスデザイナーが登録するクロスデザイナーなら、ヒアリングさせていただいた最短即日中に複数名の即戦力デザイナーをご提案。さらに条件が合えば最短3日でアサイン可能です。 さらに、採用コンサルタントがお客様の案件内容をヒアリングの上、稼働日数やスキル条件など、求められる採用要件をアドバイスさせていただくため、採用のミスマッチを最小限に抑えます。 事業成長を加速させるデザインを実現いたします。
サービス資料でわかること
  • クロスデザイナーの特徴
  • クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
  • 各サービスプラン概要
  • 支援実績・お客様の声
梅澤 杏祐実
記事を書いた人
梅澤 杏祐実

インタビューライター/SEOディレクター。新聞記者を経て、フリーランスのライターとして経済・文化・地域活性など1,000人以上に取材を行う。Webクリエイター能力認定試験エキスパート。HTML、CSSやWebデザインの知見を深めながら、地元福井を中心にさまざまなWebサイトの運用にも携わっている。