バナー制作費用の相場とコストを抑える方法を解説【サイズ・種類別一覧表付き】 | フリーランスデザイナー・業務委託採用|クロスデザイナー

バナー制作費用の相場とコストを抑える方法を解説【サイズ・種類別一覧表付き】

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バナーはWebサイトや広告運用に欠かせない存在ですが、デザインや種類の違いによって制作費用に大きな幅があるため、見積もり時に戸惑った経験がある担当者も多いのではないでしょうか。

コストを効果的に抑えつつ、目的に合ったバナーをつくるためには料金相場の把握と工夫が重要です。

そこで今回は、バナー制作費用の相場とコストを抑える方法を、サイズ・種類別一覧表付きで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【バナーの種類別】制作費用の相場一覧

バナーの種類別、制作費用の相場をフリーランスと制作会社に分けて一覧表にしています。フリーランスに依頼するほうが安く抑えられることが多いものの、場合によってはバナーの1枚当たりの制作費用が安くなることがあるようです。

 

バナーの種類

費用の相場

静止画バナー

3,000円~10,000円程度

ボタンリンクバナー

1,500円~

動画広告バナー

30,000円~1000,000

GIFアニメーションバナー

7,000~20,000円程度

HTML5アニメーションバナー

20,000円~

静止画バナー

静止画バナーは、写真やイラスト、テキストなど静止した素材を用いたバナーです。最も一般的に使われています。

制作費用は、3,000円〜10,000円程度です。バナーのサイズが大きいほど、費用は高くなる傾向にあります。

ボタンリンクバナー

ボタンリンクバナーは、「こちらをクリック」などのテキストを表示したもので、ユーザーのアクションを誘導するためのバナーです。ユーザーがボタンリンクバナーをクリックすると、Webサイトやアプリへ遷移します。

制作費用は1,500円〜と比較的安価ですが、配色や大きさなど制作者のスキル次第でクオリティが大きく変わります。

動画広告バナー

動画広告バナーは、SNSへ広告を掲載する際に使われるもので、15〜30秒程度の動画が再生されることが多いです。

動画を組み込むため、その手間が掛かり、費用は30,000円〜と比較的高価な傾向にあります。

また、動画制作にかかる工数やクオリティ、演出などによって費用が大きく異なります。外注する際には事前に見積を確認しておきましょう。

GIFアニメーションバナー

アニメーションバナーには、GIF形式とHTML5形式の2種類があります。

GIFアニメーションバナーは、イラストやグラフィックなどの静止画をつなぎ合わせて、動きを伴ったアニメーションのように見せるものです。動きがあることで、ユーザーの目を引きやすいことから、小さなサイズでも存在感をアピールできます。さらに動きの中に多くの情報を伝えることができます。

制作費用の相場は、7,000円〜20,000円程度です。より複雑な動きになるほど、費用は高くなります。

HTML5バナー

HTML5バナーは、HTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語によって作成されます。プログラミングの知識が必要とされるため、費用は20,000円〜と比較的高くなります。

「FLASHアニメーションバナー」と言われていた形式は、Adobe FLASHを使ったもので2020年12月にサポートが終了したため、代替品として2021年からGoogle推奨の「HTML5バナー」などの普及が進んでいます。

その他のバナー

このほか、

・ランディングページ用バナー
・広告アフィリエイト用バナー
・メインビジュアル

などがあります。

ランディングページ用バナーは、LPに遷移させるためのバナーです。制作費用相場は、4,000円〜10,000円程度となっています。

広告アフィリエイト用バナーは、アフィリエイターが商品のアフィリエイトを行う際に広告用に使用する画像です。制作費用相場は、20,000円〜30,000円程度となっています。

メインビジュアルは、サイトやページ全体の印象を決定づけるイメージ画像のことです。制作費用相場は、11,000円〜となっています。

【バナーのサイズ別】制作費用の相場一覧

バナーには表示される場所によって、サイズが異なります。

 

サイズ

制作費用相場

極小サイズ(~300px)

1,000円~3,000円程度

小サイズ(~550px)

4,000円~5,000円程度

中サイズ(~900px)

5,000円~9,000円程度

大サイズ(~1500px)

6,000円~10,000円程度

極小サイズ(~300px)

300px以下の極小サイズのバナーは、スマートフォン用に使われるサイズのもので、120px×60pxや133px×55pxのサイズのバナーが該当します。制作費用は、1,000円〜3,000円程度が相場です。

小サイズ(~550px)

550px以下の小サイズのバナーは、主に横長の長方形(300px×250px)や正方形(200px×200px・250px×250px)のものがあります。制作費用は、4,000円〜5,000円程度が相場です。

中サイズ(~900px)

900px以下の中サイズのバナーは、主に横長の長方形(728px×90px)や縦長の長方形(120px×600px)のものがあります。制作費用は、5,000円〜9,000円が相場です。

大サイズ(~1500px)

1500px程度の大サイズの広告バナーの制作費用は、6,000円〜10,000円が相場となっています。サイドバー型の広告や、トップページへ表示する広告に使われるサイズのバナーです。

バナー制作費用の内訳

バナー制作費には次の項目が含まれています。

・制作管理費(ディレクション費)
・デザイン作成費
・素材・撮影費
・修正費

場合によっては、バナー制作の依頼後に素材・撮影費や修正費が別途追加で掛かることがあります。

1. 制作管理費

制作管理費は、バナー制作の枚数が多くなる場合に掛かることがあります。デザイン作成費に含まれていることもあります。

2. デザイン作成費

バナーのデザインを作成するための費用です。デザイン作成費に制作管理費や修正費が含まれていることがあります。

3. 素材・撮影費

バナー制作に必要な素材の購入費用や写真の撮影費用などが追加で必要になることがあります。プロのカメラマンを起用する場合、人件費や交通費が追加で掛かることがあります。事前に確認しておきましょう。

4. 修正費

修正費はデザイン作成費の中に含まれていることもありますが、デザイナーによっては追加で掛かることがあります。修正費が追加で掛かるかどうか、修正は何回までなら無料で対応してくれるのかなど、依頼する前に必ず確認しましょう。


下記の資料では、デザイン業務の外注とデザイナー採用について、コストを中心に比較し、双方のメリット・デメリットを解説します。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。


【お役立ち資料】
デザイン外注とデザイナー採用 コスト比較表

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バナー制作費用を抑える方法4つ

上記に挙げたバナー制作費は、あくまで一例であって外注先によって変わることがあります。有料素材の費用やカメラマンによる撮影料金、修正費などが追加で掛かり、当初の金額より費用が高くなることもあります。

しかし、次の4点によってバナー制作の費用を抑えることができます。

・必要な素材を用意する
・デザインをある程度考えておく
・納期に余裕を持たせる
・フリーランスに依頼する

1. 必要な素材を用意する

画像や写真などあらかじめ必要な素材を用意しておけば、追加で掛かる費用が抑えられます。

2. デザインをある程度考えておく

どんなバナーデザインにしたいのか、ある程度決めておいて、ラフ(どんなデザインにしたいのかがわかる簡単なイラスト程度のもの)を見せることで、デザインの方向性が決まるので、制作はより速く、費用もより抑えやすくなります。

3. 納期に余裕を持たせる

依頼する際には、納期に余裕を持っておきましょう。短納期であればあるほど、費用が高くなることがあります。

4. フリーランスに依頼する

フリーランスに依頼することも一つの選択肢になります。

制作会社に依頼するよりも納期を柔軟に対応してくれたり、直接やりとりしながら依頼を進めることで費用対効果の高いバナーを制作してもらえる可能性が高いです。

ただ、優秀なフリーランスでなければ、いくら費用を抑えることができてもクオリティの担保が難しくなります。知人などのつてがなくても、優秀なフリーランスを紹介してもらう方法を次の章で紹介します。


自社業務をはじめて外注する際は不安を感じる方も多いはず。そこで下記の資料では、外注の流れとポイントをステップ別に解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。


【お役立ち資料】
はじめての外注マニュアル

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バナー制作をフリーランスに依頼する方法

バナー制作をフリーランスに依頼する方法として、次の3つがあります。

・知人から紹介してもらう
・クラウドソーシングサイトを利用する
・エージェントサービスを利用する

1. 知人から紹介してもらう

もし、バナー制作が可能なデザイナーが知人から紹介してもらうことができれば、それに越したことはありません。事前に、どんなバナーを制作してもらいたいか、予算、制作の目的、納期を知人に伝えておきましょう。また、紹介するデザイナーの実績やスキルについても、知人から聞いておきます。

予算や制作期間、納期の承認をしたうえで依頼します。ただ、紹介の場合は、人材が限られてくるので必ずしも、求めているスキルや予算と合わないこともあるでしょう。

2. クラウドソーシングサイトを利用する

インターネット上では、さまざまな強みとスキルを持ったデザイナーが登録しています。

クラウドワークス」や「ランサーズ」などといったクラウドソーシングサイトでは、多くの人材を見つけることができます。

ただし、スキルや実績にバラツキがあって玉石混合となっており、依頼先の選定に時間がかかるおそれもあります。

3. エージェントサービスを利用する

デザイナーが登録するエージェントサイトなら、実績やスキルにおいて一定の期待できます。エージェントサービスには、「クラウドテック」や「レバテック」、デザイナーに特化した「クロスデザイナー」などがあります。


下記の資料では、業務委託に必要な4種類の契約書について、すぐに使えるテンプレート付きで解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。


【お役立ち資料】
【ポイント解説付き】業務委託に必要な4つの契約書テンプレート

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バナー制作を依頼する手順と失敗しないポイント3つ

以下では、バナー制作を依頼する手順と失敗しないポイント3つを解説します。

1.要件定義を明確にして具体的なイメージを伝える

バナー制作を依頼する際は、目的やターゲット、訴求ポイント、希望するデザインのイメージを明確に言語化し、依頼先に正確に伝えることが最重要です。

例えば、「誰に向けて」「何を訴求したいか」「クリック後にどんな行動を期待するか」を整理します。さらに、キャッチコピーやロゴデータ、参考バナーのURL、カラーパターンといった具体的な素材や参考例もあわせて共有すると、イメージのズレや修正回数の減少につながります。

また、バナーのサイズや掲載媒体、希望納期も事前にまとめて伝えましょう。

 2.制作フローの確認と修正のタイミングを決めておく

バナー制作は「初稿(たたき台)提出→修正指示→再提出→最終確認(FIX)」という流れが一般的です。初稿でしっかり方向性を確認し、修正依頼は具体的かつ目的ベースで伝えることがポイントです。

複数回の修正が発生する場合は「最大○回まで」など回数上限やスケジュールに余裕を持たせると、納品遅延や品質低下を防げるでしょう。

また事前に納品日・中間確認日を明確に設定し、途中経過で認識をすり合わせることで、仕上がりの精度と満足度が向上します。

 3.信頼できる業務委託先を見極める

業務委託先を決める際は、実績・ポートフォリオの充実度や、過去の案件でのコミュニケーション力、見積もり・納期の明確さを必ずチェックしましょう。

初回連絡時の対応の丁寧さや、実際の提案資料・ヒアリングシートの精度も判断材料になります。

見積もり時には、修正回数の上限や著作権・データ納品範囲、契約条件について確認し、不明点は必ず事前に質問を行いましょう。

複数社への相見積もり・打診で比較すると、より信頼できるパートナーを選ぶ精度が高まります。


業務委託はコスト面や柔軟性など、企業にとってもメリットも多くある一方で、経験がないとメリットがわかりにくく、不安を感じる企業も少なくありません。下記の資料では、業務委託のメリットと注意点を網羅的に解説しますので、ぜひご参照ください。


【お役立ち資料】
業務委託のメリットと注意点

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バナー制作費用に関するよくある質問Q&A5選

最後に、バナー制作費用に関するよくある質問をQ&A形式で5つ紹介します。

1.バナー制作費用の基本的な相場はいくらですか?

バナー制作費用はデザインの内容や依頼先によって異なりますが、一般的には1枚3,000円~30,000円程度が多いです。シンプルなバナーは低価格ですが、オリジナルイラストやアニメーションを含む場合はさらに高額になる場合があります。

2.サイズや内容によって追加料金は発生しますか?

基本的に多くの制作会社では、同一料金で制作している場合もありますが、大幅なカスタマイズや特殊な仕様、大きなサイズを希望する際は追加料金が発生することもあります。依頼内容を事前に確認し、見積もりをとることが大切です。

3.修正対応は何回まで無料ですか?

修正は制作会社ごとに回数が設定されていることが多く、よくあるのは1~2回まで無料、それ以降は1回ごとに追加費用が発生するケースです。納品前に回数や条件を必ず確認し、事前に修正内容を明確に伝えることで追加費用を防げるでしょう。

4.最短でどれくらいの納期で対応してもらえますか?

納期は依頼内容や混雑状況によって異なりますが、早ければ即日〜3営業日程度で初稿提出が可能な場合もあります。修正が発生すると追加で日数がかかるため、スケジュールには余裕を持って依頼すると安心です。

5.納品データの形式や制作データの受け取りは可能ですか?

一般的な納品データはJPG・PNG・GIFなど画像データが中心です。元データ(psdやai等)の受け取りは基本的に追加費用が必要となることが多いので、必要な場合は依頼時に確認し、別途相談しておくと安心です。

バナー制作を依頼するならクロスデザイナーがおすすめ

本記事では、バナー制作を外注した際の費用の相場を紹介するとともに、費用をより安く抑える方法についても解説してきました。

バナー制作費をより安く外注するなら、フリーランスがおすすめです。優秀なフリーランスデザイナーに依頼すれば、費用を抑えながら、より速く、クオリティの高い納付物を期待できます。

しかし、優秀なデザイナーを見つけることはそう簡単ではありません。知人からの紹介では人材も限られていますし、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトには逆に人材が多くいすぎて、選定が難しくなります。

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梅澤 杏祐実
記事を書いた人
梅澤 杏祐実

インタビューライター/SEOディレクター。新聞記者を経て、フリーランスのライターとして経済・文化・地域活性など1,000人以上に取材を行う。Webクリエイター能力認定試験エキスパート。HTML、CSSやWebデザインの知見を深めながら、地元福井を中心にさまざまなWebサイトの運用にも携わっている。

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