企業の成長や競争力の強化には、戦略とデザインを一貫して形づくるブランディングが欠かせません。
しかし、専門性が高く、社内だけで進めるのは難しく、多くの企業がブランディング会社への依頼を検討しています。
この記事では、ブランディングの効果を整理しつつ、会社の選び方や依頼時のポイント、ブランディング依頼に強い会社を11選紹介します。外部パートナーの活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ブランディングとは
ブランディングとは、企業やサービスが「どのように見られたいか」を明確にし、その価値を一貫した形で社内外へ伝えていく取り組みです。認知度を高めるだけではなく、企業の理念や個性を言語化・可視化することで、消費者から選ばれる理由をつくることを目的としています。
以下のような活動に影響を与えます。
- 採用活動
- 営業活動
- 顧客との関係構築
- 社内浸透・組織文化づくり
いずれも企業の成長に欠かせない領域であり、方向性が整理されているかどうかが成果を左右します。ブランディングを支援する会社は、企業の価値を整理し、伝え方まで設計することで、目指す姿をわかりやすく届けるパートナーとして伴走します。
関連記事:ブランディングとは?マーケティングとの違い、具体的な種類や手法を解説
CI(コーポレート・アイデンティティ)との違い
ブランディングと混同されやすい概念に、CI(コーポレート・アイデンティティ)があります。CIはロゴやカラー、フォントなどのルールを定め、企業の視覚的な統一を保つための仕組みで、「見た目の一貫性」を担っています。
一方ブランディングは、企業理念や価値観、文化など“目に見えない部分”を含めた、より広い領域を扱います。CIが表現のルールづくりだとすれば、ブランディングは企業全体のあり方を形づくり、社内外に伝えていく取り組みです。
CIで定めたルールを土台に、企業のらしさを一貫して発信していく点が大きく異なります。
ブランディングの主な効果
ブランディングは認知やイメージの形成にとどまらず、採用・営業・顧客関係・組織づくりなど、企業活動の幅広い場面に影響します。軸となる考え方が社内外で共有されることで、意思決定がぶれにくくなり、成果につながる行動が取りやすくなります。ここでは主な効果を4つ紹介します。
採用活動での企業の魅力向上
企業の理念や価値観が明確になると、「どのような会社なのか」が求職者に伝わりやすくなり、共感度の高い応募者を集めやすくなります。
働く環境や企業の考え方が言語化されていると、候補者は自分との相性を判断しやすく、入社後のミスマッチ防止にもつながるのです。採用競争が激しくなるなかで、いかに「企業らしさ」を伝えられるかどうかが採用成果を左右する大きなポイントです。
顧客からの信頼獲得とファン化
企業の姿勢や価値観が一貫して伝わると、顧客は単なる商品やサービス以上に「企業そのもの」へ好意や信頼を抱きやすくなります。
自社の想いを伝えることで共感が生まれ、長期的な利用やSNSでのシェアなど推奨につながります。企業のファンが増えていくことで競合が増えても、ブランドとしての独自性を認識してもらえるため、短期的な施策に頼らずとも継続的な支持を得やすくなります。
社員のエンゲージメント向上
ブランドの方向性が社内に浸透すると、社員は自分の業務が企業の目指す姿にどう貢献するのかを理解しやすくなります。仕事への意義や誇りが高まり、自主的な行動や主体性の向上につながるのです。
ブランディングに取り組むことで、離職率の低下や生産性の向上が期待でき、組織としての一体感も生まれやすくなるでしょう。社外だけではなく、社内にも大きな効果をもたらすことができます。
価格競争に巻き込まれない差別化
ブランドとしての独自性が確立されると、「価格」ではなく「価値」で選ばれる状態をつくれます。競合と似たようなサービスに見える場合でも、企業の思想や姿勢に共感する顧客が増えることで、価格以外の基準で選ばれるようになるのです。
これにより、不必要な値下げ競争から離れ、安定した利益構造を築きやすくなるメリットもあります。
関連記事:BtoBブランディングが企業の成長の鍵を握る!効果や進め方を解説!
ブランディング会社の選び方
ブランディングの成果は、依頼する会社の得意領域や担当者との相性によって大きく変わります。複数社の提案を比較する前に、どの部分を重視するべきか基準をもっておくことが大切です。
ここでは、企業が初めてブランディング会社を選ぶときに押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
1. 実績・事例の豊富さ
ブランディング会社を選ぶ際は、支援実績の幅と深さを確認しましょう。同じ業界や近い課題を扱った事例があるかどうかで、理解度や提案の精度が大きく変わります。
実績や事例では、クライアントが抱えている課題・アプローチ方法・成果まで公開している会社は信頼度が高い傾向にあります。表面的な制作物だけではなく、背景のプロセスまで確認するのがおすすめです。
2. 業界理解と対応力
自社が属する業界特有の構造や、商習慣を理解しているかも判断基準となります。とくに、市場の変化が早い業界や専門性が高い領域では、業界知識の有無がブランディングの方向性に大きく影響するためです。
事前のヒアリングで、課題点や競合環境に対してどれだけ的確に質問できるかをチェックしておくと、依頼後のコミュニケーションのズレを防げます。
3. コミュニケーションのしやすさ
ブランディングは数カ月〜半年以上の長期間で進むプロジェクトです。担当者との相性やコミュニケーションのしやすさは成果に直結します。
初回の打ち合わせ段階で、レスポンスの速さ、提案のていねいさ、こちらの意図を汲む姿勢などを確認しましょう。
担当者変更の柔軟性や、プロジェクト管理の方法を聞いておくと安心です。
4. 料金体系と契約形態
ブランディング会社の費用は、支援範囲や会社規模によって大きく変わります。戦略構築、デザイン開発、社内浸透支援など、どこまで任せるのかを明確にし、見積もりの根拠を確認しましょう。
料金体系には、プロジェクトごとの固定費、月額の伴走支援、成果物ベースなどがあります。追加費用が発生する条件や、契約期間の柔軟性も事前に把握しておくと、進行中のトラブルを避けやすくなります。
5. 長期的な支援体制
ブランディングは一度制作して終わりではありません。市場変化や組織の成長に合わせて調整が必要になるため、中長期で伴走してくれる体制があるかも選ぶときのポイントとなります。
施策実行後に振り返りを実施し、追加施策に対応してくれるかも確認しましょう。担当者が代わっても情報が引き継がれる仕組みが整っている会社だと安心して任せられます。
コーポレートブランディングを依頼する際のポイント
ブランディング会社へ依頼する前に、社内で整理しておくべき4つのポイントがあります。
- 自社の課題や目的の明確か
- 予定とスケジュールの確認
- 社内の意思統一と体制づくり
- 部分的な外注を検討する
ここでは、スムーズにプロジェクトを進めるために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
1. 自社の課題や目的の明確化
まず最初に、ブランディングで「何を解決したいのか」「どのようなことを実現したいのか」を言語化する必要があります。
採用力を高めたいのか、顧客との関係性を強化したいのか、組織文化を浸透させたいのかによって、取るべきアプローチが大きく変わるためです。目的があいまいなまま依頼すると、提案の方向性がぶれやすく、成果も出にくくなるため、社内での認識合わせをしておくことが大切です。
2. 予算とスケジュールの確認
ブランディングは、戦略構築から制作、社内浸透まで複数フェーズにわかれます。費用も期間もプロジェクト規模によって大きく変わるため、事前に予算と希望スケジュールを整理しておくことがポイントです。
依頼先と予算の上限や決済フローを共有しておくと、現実的な提案を受けやすくなります。あわせて納期の優先度や、社内の承認スケジュールも早めに確認しておきましょう。
3. 社内の意思統一と体制づくり
ブランディングは複数部署が関わるため、社内で意思統一ができているかが成功を左右します。プロジェクトの責任者を明確にし、意思決定のフローや必要なメンバーを早めに定義しておくと、進行が滞りにくくスムーズに進めることができるでしょう。
社内の関係者が多いほど、初期段階の情報共有が大切です。意思決定など承認プロセスを整えておくと外部パートナーとも連携しやすくなります。
4. 部分的な外注を検討する
ブランディングは、必ずしもすべてを1社に任せる必要はありません。戦略策定はブランディング会社に依頼し、ロゴやWebデザイン、コピー作成などの制作領域はフリーランスへ部分的に外注する方法もあります。
コストを抑えながら専門性の高いアウトプットを得られるため、とくにスタートアップや予算が限られる企業に有効です。依頼範囲を明確にわけることで、外部パートナーの強みを活かしやすくなります。
フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』では、ブランディングに強いフリーランスデザイナーのご提案が可能です。以下より登録デザイナーの一部をご覧いただけます。無料でダウンロード可能です。

ブランディングに強い会社11選
ここで、実績・評判ともに高く評価されているブランディングに強い会社について、特徴や得意分野を以下の表にまとめました。
会社名 | 特徴・強み |
GIG | ・デジタル領域に強いブランディング・Web制作会社。 ・ブランド構築からUX/UI設計、Web開発、マーケティング支援まで対応。 ・ナショナルクライアントからスタートアップまで、様々な規模の企業のブランディングを支援。 |
揚羽(AGEHA) | ・コーポレートブランディングを始め、インナーブランディング、採用ブランディング、サステナビリティブランディング、デジタルマーケティングも対応。 ・大手から中小・ベンチャー企業まで920社を超える企業のブランディングを支援。 |
フォアビスタ | ・中堅・中小企業向けに強み。 ・顧客のリピート率は75%以上。 ・企業合併や分社化、グループ経営、事業承継、海外展開など、転換期にある企業の舵取りを課題解決型の戦略的ブランディングでサポート。 |
トゥモローゲート | ・インナー・アウターブランディングを一貫支援。 ・理念に紐づく経営戦略や採用戦略からクリエイティブ制作まで、ビジョン実現を推進するブランディングサービスを行う。 ・自社開発のサーベイシステム「B-SCORE」で、企業のブランド力を可視化し、組織課題を把握・分析・効果測定まで実施可能。 |
ブランディングテクノロジー | ・「ブランドファースト」という独自の考え方で、企業の“らしさ”を軸に経営課題を解決。 ・インナー・アウター両面のブランディングを強化。 ・医療、建築、不動産、製造など業界別ノウハウが豊富。 |
パラドックス | ・「志」を軸にしたブランド構築。 ・3000社以上の制作実績があり、各広告賞受賞多数。 ・コーポレートブランディング、インナーブランディング、カスタマーブランディング、採用ブランディングの4領域のブランディングをグローバルに展開。 |
エイトブランディングデザイン | ・ブランディングを専門とするデザイン会社。 ・幅広いジャンルの企業や商品、店舗、サービスなど100以上のブランド開発の実績あり。 ・デザイン性と戦略性の両立し、ロゴやVI設計に強み。 |
セブンデックス | ・主軸となるブランド定義・戦略策定から、クリエイティブのアウトプットまで、一気通貫してブランドを支え育てる、長期的な支援を実施。 ・競合調査やユーザー調査による潜在ニーズの策定が強み |
グラムコ | ・コーポレートブランディングに特化した老舗企業。 ・経営戦略と連動したブランド構築を得意とし、理念策定からCI/VI開発、社内浸透施策まで一貫して支援。 |
イマジナ | ・コーポレートブランディング、コンサルティング、ブランディングセミナー事業を展開。 ・従業員エンゲージメントを高めるインナーブランディングに強み。 ・国内外2800社以上へのブランディング実績を誇る。 |
| ファングリー | ・BtoBの中堅・中小企業向けブランド戦略パッケージが特長 ・採用広報を含む、採用ブランディングの支援実績が豊富 ・企業出版(書籍)、YouTube、ポッドキャスト、 |
ブランディング会社に依頼する際は、各社の特徴や強みを把握したうえで、企業規模や業界、目的に応じて選ぶことが重要です。
ここからは、上記で挙げた11社について、さらに詳しく解説していきます。
1. GIG
株式会社GIGは、クライアントのビジョンの実現を支援するトータルソリューションを提供するブランディング・Web制作会社です。
とくにUI/UXデザインにおいて高い専門性を持ち、ユーザー視点に立脚した設計により、ビジネス成果の最大化に貢献します。
ユーザーの行動やニーズを徹底的に分析し、最先端のトレンドを取り入れた施策の実行が強みです。
ブランド戦略の立案からWebサイトやプロダクトのデザイン・開発まで一貫して対応し、企業の独自性を引き出すクリエイティブを提供します。
さまざまな業界・業種の多岐にわたるプロジェクトで成功を収め、多くのクライアントから信頼を獲得しており、競争力あるブランド構築を支援するパートナーとして高く評価されています。
企業情報 | |
社名 | 株式会社GIG |
URL | |
事例・実績 | |
2. 揚羽(AGEHA)
株式会社揚羽は、コーポレート・インナー・採用・サステナビリティの4領域において、企業の本質的な価値を引き出すブランディング支援を行う専門会社です。
「従業員こそがブランドの体現者」という思想のもと、社内外の一貫したブランド体験を設計。CI/VIの策定から、動画・Web・冊子など多様なクリエイティブ制作まで対応し、企業の理念や文化を可視化・浸透させます。
920社以上の支援実績を持ち、BtoB企業や大手企業の変革を支えるパートナーとして高く評価されています。
企業情報 | |
社名 | 株式会社揚羽 |
URL | |
事例・実績 | |
3. フォアビスタ
フォアビスタ株式会社は、企業の「アダプタビリティ(適応力)」を高めることを軸に、ブランド戦略の立案からデザイン実装、社内浸透施策まで一貫して支援するブランディング会社です。
MVV(Mission, Vision, Values)の策定やCI/VI開発、Web制作などを通じて、企業の本質的な価値を引き出し、変化の激しい市場環境に対応できる体質づくりを支援します。
Envision(エンビジョン)、Evolution(エボリューション)、Creation(クリエイション)、Communication(コミュニケーション)という4領域のソリューションにより、企業の競争力を高める独自の施策が特徴です。
顧客のリピート率は75%以上と高く、成果が見えるブランディングを実現するパートナーとして、多くの企業から信頼を得ています。
企業情報 | |
社名 | フォアビスタ株式会社 |
URL | |
事例・実績 | |
4. トゥモローゲート
トゥモローゲート株式会社は、「世界一オモシロイ会社」を目指して2010年4月に大阪で創業したブランディング会社です。
経営理念設計を基軸に、企業ブランディング、採用ブランディング、SNSブランディング、商品・サービスブランディングなど、インナーブランディングとアウターブランディングを一貫して対応。
企業文化の可視化から採用力強化、SNSを活用した情報発信まで幅広く対応し、ビジョンの実現を目指した企業づくりをコンサルティングとデザインで多角的にサポートしています。
また、自社開発のサーベイシステム「B-SCORE」を活用することで、企業のブランド力を可視化し、組織課題を把握・分析・効果測定まで行うことが可能です。
企業情報 | |
社名 | トゥモローゲート株式会社 |
URL | |
事例・実績 | |
5. ブランディングテクノロジー
ブランディングテクノロジー株式会社は、「ブランドファースト」という独自の思想を掲げ、ブランドを軸に中堅・中小企業のデジタルシフトを担うマーケティング支援企業です。
ブランド事業とデジタルマーケティング事業を中心に展開し、予算規模に合わせて幅広いソリューションを提供。3,000社超の支援実績と業界別ノウハウを活かして、成果の再現性を高め、確度の高い実行を支援します。
中小企業ならではの課題に対し、目的や業界別に開催している無料オンラインセミナーも好評を博しています。
企業情報 | |
社名 | ブランディングテクノロジー株式会社 |
URL | |
事例・実績 | |
6. パラドックス
株式会社パラドックスは、「志の実現に貢献する。」をミッションに掲げるブランディング会社です。
ビジネスブランディングにおいては、コーポレートブランディング、インナーブランディング、カスタマーブランディング、採用ブランディングの4領域を支援。
具体的には、企業のDNAを踏まえた企業理念やロゴマーク、ビジュアル構築、理念浸透や周年企画、事業ビジョンやコンセプト、戦略の構築、商品・サービスの広報戦略にもとづいた販促計画及び広告制作、採用コンセプトの構築とそれらをもとにした戦略構築などを行います。
また、4領域のブランディングをグローバルに展開し、国内外の企業を問わず、志の実現に貢献しています。
企業情報 | |
社名 | 株式会社パラドックス |
URL | |
事例・実績 | |
7. エイトブランディングデザイン
エイトブランディングデザインは、「ブランディングデザインで日本を元気にする」というコンセプトを掲げており、企業や商品の独自性を視覚的に表現するブランディングデザインを専門とする会社です。
ブランドコンセプト、ロゴ、VI(ビジュアル・アイデンティティ)の設計おいては、戦略性とデザイン性を両立させたブランド構築を支援。企業の理念や価値を丁寧に掘り下げ、シンプルかつ印象的なデザインに落とし込むことで、ブランドの認知と共感を高めます。
中小企業から大手企業まで幅広い実績を持ち、受賞歴も多数。デザインを通じて企業の競争力を高めるパートナーとして高く評価されています。
企業情報 | |
社名 | 株式会社エイトブランディングデザイン |
URL | |
事例・実績 | |
8. セブンデックス
セブンデックス株式会社は、UI/UXデザインとブランド戦略を融合させたアプローチで、企業のデジタルブランディングを支援する専門会社です。
UXリサーチ・顧客調査を行い、ユーザー体験を起点とした設計思想に基づき、Webサイトやアプリのデザインから、ブランドの言語化・視覚化まで一貫して対応。戦略立案から実行までをワンストップで提供し、スタートアップから大手企業まで幅広い支援実績があります。
デザインとマーケティングの両面に精通したチームが、企業の価値を最大限に引き出し、競争力あるブランド構築を実現します。
企業情報 | |
社名 | 株式会社セブンデックス |
URL | |
事例・実績 | |
9. グラムコ
グラムコ株式会社は、1987年の設立以来、Clとブランディングに特化してきた日本有数のブランディングファームです。
経営戦略と連動したブランド構築を得意とし、理念策定、CI/VI開発、社内浸透施策までを一貫して対応。企業の「存在意義」を明確にし、それを社内外に伝えるためのストーリー設計とデザインにより、経営戦略としてのブランディングの遂行を強力にサポートします。
大手企業から中堅企業、地方自治体まで幅広い支援実績があり、ブランドを経営資源として活用するための体系的なアプローチが高く評価されています。
企業情報 | |
社名 | グラムコ株式会社 |
URL | |
事例・実績 | |
10. イマジナ
イマジナ株式会社は、インナーブランディングに特化したブランディング支援会社です。
企業文化の可視化と浸透を目的に、理念や価値観を社員に深く理解・共感させるための施策を設計します。カルチャーブックやブランドムービーの制作、研修など多様な手法を用いて、組織の一体感を高め、社員の行動変容を促進。特に、企業の「らしさ」を言語化・ビジュアル化する力に定評があります。
人材定着や採用力強化にもつながるインナーブランディングの専門家として、多くの企業から信頼を得ています。
企業情報 | |
社名 | 株式会社イマジナ |
URL | |
事例・実績 | |
関連記事:ブランディングデザインに強い会社15選|構成要素や設計方法を解説
11. ファングリー
株式会社ファングリーは、「ブランド戦略×コンテンツ開発」
特にBtoBの中堅・
予算やリソースに制約がある場合や、
ブランディングとマーケティングを分断せず、コンテンツ施策(
| 企業情報 | |
| 社名 | 株式会社ファングリー |
| URL | https://fungry.co.jp/ |
| 事例・実績 | https://fungry.co.jp/lp/saiyo/ |
これらの支援会社は、ブランディングを包括的に支援してほしいときに有力な選択肢となります。しかし、すべてを支援してもらうのではなく、ロゴ制作やWebデザインなど、一部の領域をフリーランスへ依頼するのもおすすめです。
以下の無料でダウンロードいただける資料では、初めてでもスムーズに依頼するためのステップをご紹介しています。ぜひお役立てください。

ブランディングデザインをフリーランスへ依頼する場合の費用相場
フリーランスデザイナーには、ブランディングでも必要な箇所だけ依頼できます。ここでは依頼内容ごとの費用の目安をご紹介します。
ブランド戦略コンサルティング
ブランドの方向性を整理する戦略フェーズのみを依頼する方法です。
<費用目安>
5万〜30万円/月
契約期間は3カ月以上が一般的です。事前に成果物の検収基準を決めておいたり、定期的にミーティングを実施したりすることで、認識の齟齬を防ぎつつ進めることができます。社内にブランディング経験者がいないときは、こうしたコンサルティングから依頼すると良いでしょう。
関連記事:デザインコンサルティングとは?仕事内容やおすすめの依頼先7社と外注先の選び方も解説
ロゴ・VIデザイン
企業ブランドのイメージの核となるVI(ビジュアルアイデンティティ)の制作です。ロゴやカラー、タイポグラフィなどがあげられます。
<費用目安>
3万〜50万円
費用は提案数や修正回数に左右されるため、契約前に「提案数」「修正回数」「納品形式」の3点を明確にしておくことがポイントです。スピーディにブランドの方向性を形にしたい場合に適しています。
関連記事:企業ブランディングにおけるロゴの役割とは?役割や欠かせない要素を解説
キャッチコピー制作
企業の価値や強みを短い言葉で表現したのがキャッチコピーです。
<費用目安>
5万〜30万円
ブランドストーリーの整理やメッセージ開発を含む場合は値段が上がることがあります。方向性のすり合わせで時間がかかることがあるため、依頼前に「解決したい課題」「伝えたい価値」を共有しておくと、制作にスムーズに入れます。
Webサイト制作(簡易)
ページ数が多くないコーポレートサイトや採用ページ制作を依頼する場合の費用は以下のとおりです。
<費用目安>
30万〜100万円
『WordPress』や『STUDIO』などのCMSで構築する場合、制作期間も比較的短く済む傾向にあります。撮影などを追加する場合は費用が変動するため、必要な作業範囲を最初に整理しておくと安心です。
関連記事:ホームページ制作をフリーランスに依頼する際の相場は?地域別の傾向も解説!
SNS運用・コンテンツ支援
SNS投稿の制作や運用代行の費用目安は以下のとおりです。
<費用目安>
5万〜20万円/月
投稿案の作成や分析レポートまでセットで依頼できるケースもあります。運用は継続性が重要なため、「どこまで任せるか」「ペルソナ設定は誰が行うか」など、役割分担を明確にしておくことが成果につながります。
関連記事:SNSのクリエイティブのポイントとは?媒体ごとの特徴も解説
フリーランスはスキル差があるため、事前にどのような人材に依頼するのか人物像を描いてから探すのがおすすめです。以下の資料では、採用ペルソナの作成方法についてまとめています。無料でダウンロードできますので、ぜひお役立てください。

ブランドガイドライン作成
ロゴの使用方法やトーン&マナーなどのルールを定めたものがブランドガイドラインです。
<費用目安>
10万〜30万円
複数のフリーランスへ分業で依頼した場合でも、ガイドラインを整備しておくことでブランド表現の統一がたもちやすくなります。制作領域を外注するときはとくに重要な工程です。
関連記事:ブランディングデザインの考え方と構成要素|事例から学ぶ制作の進め方
フリーランスへ依頼するときは原則、業務委託契約を結びます。初めてだと不明点も多いことでしょう。以下の資料では、業務委託のメリットと注意点を網羅的に解説しています。
無料でダウンロードできますので、フリーランスとの契約を検討している企業の方はもちろん、すでにフリーランスと連携している企業の方もぜひご覧ください。

ブランディング支援の成功事例
検索エンジンもSNSも教えてくれない「魅力的な商品」に出逢えるショッピングサイト『MONOCO』。「本当に良いものだけを厳選し、ストーリーとともに届ける」 という独自のブランディング戦略で、多くのファンを獲得しています。
運営会社の株式会社MONOCOは、事業成長に伴い、ブランディングにおける表現力の強化とデザイン業務の課題を解決するため、フリーランスデザイナーとの連携を強化しました。
その際、フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』 を活用して、ブランドの世界観を理解しつつ、UI/UXに優れた人材を迅速に確保。
柔軟かつ高品質なデザインの制作が可能になり、ブランド価値の向上と業務効率化を同時に実現しました。
この事例に関する背景や、デザイナーの採用に至った経緯などについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:経営改革の一環としてデザイナー採用も刷新。スピードと柔軟性を両立し、ブランディングを加速させたMONOCO様の事例
以下の記事でも、実際の企業がどのようにブランディングを成功させたか、具体的な事例をもとに紹介しています。あわせてご覧ください。
関連記事:企業ブランディング事例7選|成功のポイントと注意点も解説
また、以下の資料ではクロスデザイナーを通してデザイナーを採用した事例をご紹介しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

ブランディングをフリーランスに依頼するならクロスデザイナーがおすすめ
ブランディングは、戦略からデザインまで幅広い領域が必要となり、外部パートナーの活用が効果的です。すべてをブランディング会社に任せる方法もありますが、ロゴやWebデザインなど一部の工程だけを外注したいケースでは、専門性の高いフリーランスを起用するほうが柔軟でコストも抑えられます。
株式会社MONOCOのように優秀なフリーランスと連携することで、ブランディング会社より低コストで完成度の高いデザインが提供されるうえ、進行中は直接コミュニケーションを取れるため、迅速で柔軟な対応が期待できます。
フリーランスへの依頼に慣れていない企業は、デザインの知識やスキル、費用相場について熟知した、実績と信頼のあるデザイナー専門のエージェントサービスを活用すれば、業界に詳しく安心して任せられるでしょう。
デザイナー専門の国内最大級エージェントサービス『クロスデザイナー』なら、厳正な審査を通過した即戦力デザイナーが7,000人以上在籍。採用コンサルタントが、自社に必要なデザイナーのスキルや要件をヒアリングして最適な人材を紹介します。
- クロスデザイナーの特徴
- クロスデザイナーに登録しているデザイナー参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
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